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赤ちゃんの離乳食で鯛はいつから?食べない時の工夫やおすすめの食べさせ方、レシピを紹介!

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鯛は、縁起が良くお祝いの席には欠かせない魚ですね。

淡白な味わいで脂肪分が少なく、消化にも良いので、赤ちゃんの離乳食に使いやすい魚の一つです。

 

比較的食べやすそうな魚ですが、赤ちゃんにも好みがあるので食べてくれない場合も…。そんな時にはどうすれば良いかおすすめの与え方もまとめました。

 

今回は、離乳食の鯛について役立つ情報をまとめましたので離乳食作りの参考にしてください!

 




 

赤ちゃんの離乳食で鯛はいつから?

 

赤ちゃんは、離乳食初期の生後6ヶ月頃から鯛を食べることができます。

まずは、お粥や野菜のペーストに慣れるのが先なので、離乳食開始から1ヶ月経った生後6ヶ月頃から鯛などの白身魚を食べさせるようにしましょう。

 

白身魚の中でも、鯛は身がふっくらしていて食べやすいのでおすすめです。低脂肪で臭みも少なく、消化にも良いので離乳食にぴったりの魚ですよ。

 

赤ちゃんの離乳食に使える魚は魚の身の色によって食べるられる時期が異なります。

白身魚・・・生後6ヶ月頃
赤身魚・・・生後7~8ヶ月頃
青魚 ・・・生後9~10ヶ月頃

 

 

食べさせる順番があるのには3つの理由があります。

①加熱時の身の食感
②脂質と塩分の量
③アレルギー・食中毒への注意

 

この理由により、最初はやわらかく淡泊な味わいの白身魚からがオススメなのです!

 

鯛を離乳食に使う時には必ずしっかりと火を通して、つぶしてペーストにしたり、食べやすい大きさにしてから与えます。

 

そのままでは食べづらい時には、水分を加えて加熱して片栗粉でとろみをつけて与えると良いと思います。

 

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鯛の栄養は?赤ちゃんに欠かせない栄養がたっぷり!

 

鯛には良質なたんぱく質がたっぷり含まれています。

たんぱく質は健康な臓器や筋肉を作るうえで欠かせない栄養で鯛には免疫力を高める機能もあります。

 

他にはビタミンA、ビタミンDも多く含まれています。

ビタミンAは、強い抗酸化作用があり健康は皮膚や粘膜を作り、視力や目の健康にも良いです。ビタミンDは、体内でカルシウムの吸収を助ける働きがあり、丈夫な骨づくりには欠かせない栄養素!

また、鯛には良質な脂質があり、脂にはDHAEPAがたくさん含まれています。DHAは脳の機能や記憶力の向上をし、EPAは血管の柔軟性を高め血液をサラサラにしてくれます。

 

 



 

赤ちゃんの鯛アレルギーの心配は?与えるときの注意点

 

赤ちゃんの鯛アレルギーはある?

 

 

鯛は比較的アレルギーになりにくい食材ですが、まれにアレルギー反応が出ることがあります。初めて食べる時には魚介類のアレルギーに注意が必要です。

 

よく起こる食物アレルギーの症状としては、以下のようなものがあります。

  • 口のまわりの赤み、腫れ、かゆみ
  • 湿疹、じんましん
  • 目のかゆみ、充血
  • 鼻水
  • 下痢、嘔吐
  • 喉の腫れ

 

食後にいつもと違う様子があればアレルギーの可能性があるので、赤ちゃんの様子をしっかりみてあげて、心配な場合にはすぐに病院に行くようにしてください。

 

初めて食べる時には、アレルギー反応によって重篤な症状が起こらないように少量与えるようにしましょう。 

 

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赤ちゃんに鯛を与えるときの注意点は?

 

鯛を与えるときには、鮮度の良いものを調理するようにしてください。

鮮度が落ちているものは加熱しても生臭くなってしまうので、できれば生で食べられえるお刺身の切り身を使うのがおすすめです。

 

お刺身は骨を取らなくても良くて少量で、なにより新鮮です!

【新鮮な鯛の選び方】

・血合いの赤色がきれいなもの
・切り口に張りがある
・白身に透明感があるもの

逆に、血合いが茶色になっているもの、白身がにごっているものは鮮度が落ちているので避けましょう。

 

 

調理の際には加熱もしっかりとおこないましょう。

半生のものは消化に良くありませんし、下痢をしてしまうこともあります。

 

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赤ちゃんが鯛を食べてくれない原因や与え方はどうする?

 

鯛をタンパク源として赤ちゃんに与えたいけど、食べてくれない、口から出してしまうと悩んでいる方がけっこういらっしゃるようです。

 

赤ちゃんが食べない理由として、

  • パサパサして食べづらい
  • 魚が臭い

などが考えられます。

 

それを解消してあげることで食べられるようになるかもしれませんよ!

 

 

鯛のパサパサ感を解消する方法

離乳食で魚などの生ものは特にしっかり火を通して与えないといけません。

 

しかし、魚を加熱すると身が締まって硬くてパサパサになってしまうことがよくあります。赤ちゃんにとってこのパサパサ感はとても飲み込みにくいので、解消してあげることで食べてくれるようになるかもしれません。

 

①片栗粉を付けてから加熱する

魚を茹でる時に、魚の切り身に片栗粉をまぶしてから茹でると、しっとりと茹であがります。冷めてからもかたくなりづらいです。

 

②とろみをつける

茹でた魚に出汁など水分を加え、片栗粉などでとろみをつけると飲み込みやすくなります。

片栗粉以外にも、生のじゃがいもや高野豆腐、麩などをすりおろしたものを一緒に煮るとほどよいとろみがつきますよ。

 

③やわらかい食材と混ぜる

お粥やつぶした豆腐、じゃがいもなど食べやすい食材に混ぜて食べさせてあげるのも良いと思います。

 

 

魚の臭みを解消する方法

離乳食が始まったばかりの赤ちゃんは食べる経験が少なく、今まで優しい味のものしか食べていません。また赤ちゃんの舌は、大人よりも敏感で少しの苦味や臭みも感じやすくなっています。

少しでも魚の臭みがあると嫌がって食べてくれない場合がありますよ。

 

 

以下の方法を試してみてください。

 

①水洗いしてから加熱する

魚の切り身を茹でる前に一度さっと水洗いしてからキッチンペーパーで水気を取ります。その後は沸騰したお湯で茹でます。一度水洗いすることで、臭みの元となるものを落とすことができます。

 

②ミルク風味に調理する

魚のペーストや、ほぐしたものに赤ちゃんの大好きなミルクの味付けをすると良いでしょう。赤ちゃん用の粉ミルクをかけて混ぜてあげると、臭みも気にならなくなります。

ミルク以外にも、出汁で煮たり、離乳食が進んできたらほんのり味噌や醤油で味をつけると食べてくれると思います。

 



離乳食の鯛の下ごしらえ方法や、保存方法は?

 

離乳食用の鯛の下ごしらえや調理法は?

 

 

臭み取りのためにも、一度下茹でするのがおすすめです。

鯛の離乳食の下ごしらえ

1、鍋にお湯を沸騰させる
2、鯛の切り身をお湯の中に入れて茹でる
3、しっかりと火が通れば、あげて水気を切る
4、赤ちゃんが食べやすいように、すりつぶすか小さく切る

 

 

お湯を沸かすのが面倒、という方は電子レンジでも加熱ができますよ!

電子レンジで加熱する方法

1、耐熱容器に鯛と水を少量(大さじ1程)入れる
2、ラップをして500wで30秒ほど加熱
3、しっかり火が通っていればOK
(火が通っていなければもう少し加熱してください)

 

 

〈下ごしらえのポイント〉

・臭みが気になるときには、茹でる前にさっと水で洗ってキッチンペーパーで水気を吸い取ってから茹でると少しは臭みがとれます。

・長く茹でると栄養が流れてしまったり、身がパサパサして食べにくくなってしまうので気をつけてください。片栗粉をつけてから茹でるとパサパサし過ぎるのを防げますよ。

 

 

鯛の冷蔵保存方法

 

 

生の鯛は、買って来たら当日に調理して食べるのが1番です。冷蔵庫のチルド室なで保存しても翌日には食べるようにしましょう。

 

生の魚は傷みやすく、刺身から出てきた汁によって傷んでしまい美味しくなくなってしまいます。もしすぐに食べない場合には、キッチンペーパーで包んでからラップをしてチルド室で保存するのが良いでしょう。

 

鯛の冷凍保存方法

 

鯛は冷凍できますが、冷凍すると味が落ちてしまい身もパサパサになってしまいます。

1番は生のまま調理して食べることですが、やむをえない場合は傷んでしまう前に冷凍してください。

 

冷凍方法

鯛の切り身をしっかりとラップで包む(ぴったりと)その後に、冷凍保存用の袋に入れ、冷凍します。

 

離乳食用に下ごしらえした鯛は冷凍することができます。煮汁などがあれば一緒に冷凍すると解凍したあとにパサパサすることを防げますよ。

 

製氷皿などにいれて1回分ずつ冷凍するのがオススメです。

 

解凍は電子レンジでしっかり熱を通すようにするか、鍋で温めるようにしましょう。1週間を目安に食べきりましょう。

 

 

赤ちゃんにおすすめの鯛を使った離乳食レシピ

 

離乳食初期:ジャガイモと鯛のとろとろ

Cpicon 【離乳食 初期】ジャガイモと鯛のとろとろ 

材料 (約1人分)

じゃがいも(中) 1/4個
鯛(刺身用)  1/2切
湯       大さじ2(各大さじ1)

作り方

1、ジャガイモは皮をむいて柔らかく茹でてつぶして裏ごしし、湯(大1)でのばす
2、鯛は茹でてすり鉢でつぶし、湯(大1)でのばす
3、器にジャガイモ、上に鯛をのせる

 

 

離乳食初期:鯛のミルク煮

Cpicon ★離乳食★【初期】鯛のミルク煮(白身魚)

材料 (1回分)

鯛刺身  1切れ(小1)
粉ミルク(湯で溶いたもの)大2

作り方

1、鯛は、茹でる。
2、お箸で、ほぐす。
3、鯛小1・湯で溶いた粉ミルクを耐熱容器に入れる。
レンジで20~30秒チン、ひと煮立ちさせる。
4、よく混ぜ、ほぐして、出来上がり!

 

 

離乳食中期:鯛とひじきの炊き込みご飯

Cpicon 鯛とひじきの炊き込みご飯 離乳食中期~

材料 (冷凍保存用分量 )

お米 0.5合
鯛の切り身or刺身 1本
★乾燥ひじき   小さじ1
★にんじん 1cm
★しいたけ 1個
★たまねぎ 1/8個
★大根   0.5cm
☆昆布   5cm程度
☆醤油   小さじ1弱
☆味噌   小指の先程

作り方

1、お米0.5合を洗って炊飯器のお釜のお粥(全粥)のラインまでお水を入れる。
2、乾燥ひじきを水で戻して好みの大きさに刻んでおく。
3、★印の具材を赤ちゃんの好みの大きさ
(0.5~1cm)に切る。
4、2と3の具材と☆印の調味料を全て1のお釜に入れる。
5、最後に鯛の切り身をお釜の中心に沈めて炊飯器のお粥モードで炊く。
6、炊き上がったら昆布を取り出す。
7、鯛も取り出して、ほぐしながら骨を全て取り除く。
お釜に戻して出来上がり♪

 

 

離乳食後期:手掴みいももち 鯛&小松菜

Cpicon 離乳食後期手掴みいももち 鯛&小松菜

材料 (小25個分位)

じゃが芋 5個
鯛    1切れ
小松菜  8枚(葉のみ)
片栗粉   適量

作り方

1、じゃが芋は1cm角に切り10分程水にさらす。
小松菜は細かく切る(葉のみを使用します)。
2、じゃが芋、小松菜、鯛を鍋に入れる。ひたひたの水をいれ、蓋をして15分程弱火で煮る。
3、鯛を取り出し、皮と骨を取り除き身をほぐす。
4、お湯をきり、全ての材料をボールに入れ、片栗粉を加える。耳たぶ位の柔らかさになったら、小さ目の小判形に成形する。
5、弱火でほんのりと焼き目が付くまで焼く。

 

 

離乳食完了期:すり身の野菜ぞうすい

すり身の野菜ぞうすい

材料

玉ねぎ    25g
人参     20g
白身魚すり身 15g
ごはん    80g
片栗粉    小さじ1/2
しょうゆ   小さじ1/4
ごま油(好みで) 小さじ1/2

作り方

1、玉ねぎと人参は粗みじんに切る。小鍋に水(3/4カップ)とごはんといっしょに入れ、煮立ったら弱めの中火で5~6分煮る。
2、解凍したすり身に片栗粉、水(小さじ1/4)を加え混ぜ、小さく5つに丸める。
3、2.を1.に入れて2~3分煮て、しょうゆで味を調える。好みでごま油を混ぜても。

 

 

まとめ

 

鯛は離乳食のタンパク源としておすすめの魚なので、ぜひ食べさせてあげてくださいね。

嫌がる場合には、何らかの原因があると思いますので紹介した方法を試してみてくださいね!

 

 

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