マッシュルームは海外でよく食べられている食品ですが、日本でも洋食などで使われているキノコです。
うまみが多いのでスープやシチューなどに使われることも多く、生のもの以外にもスライスされたパックや缶詰のものも売られています。
あまり馴染みがなく普段は使わないかもしれないですが、大人の取り分けで赤ちゃんも食べることもあるかもしれませんよね。
そんな時には、いつ頃であれば赤ちゃんは食べさせることができるのでしょうか?今回は、離乳食のマッシュルームについてまとめました。
赤ちゃんの離乳食でマッシュルームはいつから?
赤ちゃんはマッシュルームをいつから食べられる?
赤ちゃんは、離乳食後期の生後9カ月以降からマッシュルームを食べることができます。
しめじやしいたけなどの馴染みのあるきのこに比べると少し弾力があり、食べづらいので後期以降に与えましょう。赤ちゃんがしっかりカミカミできるようなってから少しずつ与えてみてください。
サイトによっては生後7カ月頃から、1歳以降、2歳以降がよいなど様々な意見がありますが、あまり与えるのが早いと消化器官が発達しておらずそのままうんちに出てしまうことが多いです。食べる時期は遅い方がしっかり噛むこともでき、消化もしっかりできるので赤ちゃんへの負担は少ないといえます。
赤ちゃんの咀嚼力には個人差があるので、様子を見ながら与えてください。
マッシュルームは軸よりかさの部分の方がやわらかいので、赤ちゃんに与える時には軸の部分は取り除くようにしましょう。
マッシュルームの栄養は?
マッシュルームにはビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB2は脂質の代謝を高めエネルギーに変えてくれる成分です。
ビタミンB群の一種の「パントテン酸」も多く含まれています。パントテン酸は脂質、糖質、たんぱく質とエネルギーを産生する栄養素全ての代謝に関わるビタミンです。体の抵抗力を高める効果もあり、疲れている時や風邪のひき始めなどに良いですよ。
また便秘解消や予防に効果のある食物繊維や、余分なナトリウムを排出してくれるナトリウムも多く含まれていますよ。
さらに、うまみ成分である「グルタミン酸」が多いので、料理に使うと美味しいだしが出ますよ。
マッシュルームのアレルギーはある?
マッシュルームは比較的アレルギーになりにくい食品と言われていますが、食べ物である限りその可能性は0ではありません。初めて与える時には万が一アレルギーが出ても重症にならないように、少量にして慎重に与えるようにしましょう。
アレルギーの症状は
- 口が赤くなる
- 口の中が腫れる
- じんましん、発疹
- 下痢、嘔吐
- 目の充血、かゆみ
- 喉の痛み
- アナフィラキシーショック
などがあります。
初めて食べる時は、平日の午前中などすぐに病院にいけるような時間にしておきましょう。
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缶詰やパックのものは?
出典:https://toshomart.pro/product.php?id=11973
スーパーに行くと、スライスしたマッシュルームが加熱してパックや缶詰にして売られています。こういったものは下ごしらえもいらないのでそのまま料理に使えてとても便利ですよね。
パックや缶詰のものも赤ちゃんに与えて大丈夫です。
しかし、そのままのかたさでは赤ちゃんにとって柔らかくないものもあります。一度ママが試食してみて食べられるかたさかどうか確認して、かたい場合は再度お湯で茹でるようにしてください。
多くは味付けが無い物ですが、中には塩分が含まれているものもあるので赤ちゃんには塩分や味付けのないものを使ってくださいね。
離乳食のマッシュルームの下ごしらえ、冷凍方法は?
マッシュルームの選び方は?
マッシュルームの本来の旬の時期は10月~12月頃です。
日本で売られているものは栽培ものがほとんどなので1年中スーパーで買うことが出来ます。
あまりなじみがないので生のマッシュルームを買うことは少ないかもしれませんが、買う時には新鮮でおいしいものを選びたいですよね。
【新鮮でおいしいマッシュルーム】
・表面がすべすべしているもの
・大きくて太いもの
・切り口が変色していないもの
・かさが開いていないもの
・かたくて締りのあるもの
色が悪くなっていたり、水分がにじんで柔らかくなっているものは鮮度が落ちているので避けましょう。白すぎるものは漂白されていることがあるので、なるべく自然な色合いを選ぶようにしてください。
離乳食のマッシュルームの下ごしらえ
赤ちゃんにマッシュルームを与える時の下ごしらえの方法をまとめました。きのこは風味が損なわれるので大人の料理では洗いませんが、赤ちゃんに与える時にはさっと水洗いする方が安心です。
【下ごしらえ】
1、マッシュルームをさっと水で洗う
2、軸の部分を切り取りスライスする
3、沸騰したお湯でやわらかくなるまで煮る
4、赤ちゃんの食べやすい大きさに刻む
マッシュルームからはおいしいうま味が出るので、茹でた汁は料理に使うと良いですよ。スープやシチューなどがオススメです。
マッシュルームの冷凍方法は?
マッシュルームはあまり日持ちしないので、買ってきたら冷蔵庫でラップを包んで保管しましょう。使いきれない時には冷凍保存することをオススメします。
生のまま冷凍する場合
生のまま冷凍する時には、使いやすいようにスライスして冷凍保存用の袋に入れましょう。解凍はそのまま炒めたり、スープなどに入れて加熱してください。
加熱してから冷凍する場合
離乳食用に冷凍する場合は、茹でて柔らかくなったものを刻んだり、調理したものを製氷皿などに小分けに冷凍すると便利ですよ。1週間を目安に使いきりましょう。
解凍する時は電子レンジで加熱するか、汁ものにそのまま入れて加熱してください。
赤ちゃんにおすすめのマッシュルームの離乳食レシピ
離乳食後期:すき焼き風丼
材料
軟飯 適量
牛ひき肉 30g
人参 3cm
玉ねぎ 1/10玉
マッシュルーム 1個
プチトマト 2個
砂糖 2つまみ
醤油 小さじ半分
作り方
1、野菜を小さく刻む。
2、小さいフライパンにひき肉を入れ炒め、色が変わったらトマト以外の野菜を入れて炒める。
3、野菜がしんなりしたらトマトも入れて炒める。
4、野菜が柔らかくなったら、砂糖を入れ、砂糖が透明になるまで炒める。
5、しょうゆを入れて、水気がとんだらできあがり
離乳食後期:ミニ鶏だんごトマトスープ
材料
玉ねぎ 小1個
完熟トマト 大1個
人参 3cm
マッシュルーム 2個
鳥挽肉 50g
作り方
1、玉ねぎは1cm角にマッシュルームとは細かいみじん切りにする。
2、人参はみじん切りにして1分ほど電子レンジで温める。
3、トマトは皮をむき種を抜いて1cm角に切る。
4、鍋に玉ねぎとトマトを入れて水200cc加えて10分ほど煮る。
5、鳥挽肉にマッシュルームと人参を加えて混ぜ、直径1.5cmほどに丸めながら4の鍋に入れていく。鶏団子は25個前後できます。
6、鶏肉にしっかり火が通ったら出来上がり。
まとめ
- マッシュルームは離乳食後期の生後9カ月以降から食べられる
- アレルギーにはなりにくいが初めての時には少量に
- パックや缶詰のものも離乳食にOK
- おいしいうま味が出るので汁も使った料理がおすすめ
家庭で食べる機会があれば、赤ちゃんにもこんなキノコもあると食べさせてあげてみてください。
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