甘くておいしいはちみつ。砂糖よりも体によい甘みで大人はヨーグルトやパンケーキにかけたりして楽しんでいると思います。ケーキやパンの材料にもはいっていることが多いのですが、赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけないということを聞いたことがあるでしょうか?
その理由や、いつから食べられるのかなど知っておくと良いとですよ(^^)
今回は、
・どうして赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないの?乳児ボツリヌス症とは?
・赤ちゃんにはちみつを与えられるのはいつから?
・アレルギーや、食べる時に注意すること
などについてまとめました。
どうして赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないの?
赤ちゃんにはちみつを食べさせてはいけないということは、小さい赤ちゃんがいる方は一度は聞いたことがあると思います。はちみつが原因で赤ちゃんが死亡する事故も起こっているようです。なぜ、はちみつは赤ちゃんにはダメなのかまとめました。
はちみつの中には『ボツリヌス菌』という細菌がいることがあります。この細菌は1歳未満の赤ちゃんにとってはとても恐ろしいものです。
この菌に感染すると、『乳児ボツリヌス症』という感染症になる可能性があり、最悪の場合死亡することもあります。
乳児ボツリヌス症とは?
乳児特有の感染症で、死に至る危険性もある恐ろしいものです。
日本国内の製品のはちみつでも約5%がボツリヌス菌に汚染されているそうで、20回はちみつを買えば1本はボツリヌス菌が入っているものに当たる確率になっています。
本来、はちみつに含まれている程度のものであれば平気なのですが、赤ちゃんは免疫力が弱く、大人にとっては平気なものでも、赤ちゃんにとったら危険なものになっています。
1歳を超えると腸内の抵抗力が高まるので、ボツリヌス菌が含まれているはちみつを食べても、体内で勝手に死滅してくれるようです。
ボツリヌス菌は、80℃で30分(100℃なら数分以上)の加熱で失活すると言われていおり、市販のはちみつの中には加熱殺菌したものには「1歳未満に与えないでください」という注意書きがないものもあります。注意書きがなくても、1歳未満の赤ちゃんには食べさせないようにしてください。
乳児ボツリヌス菌の症状
はちみつを食べてから症状が出るまでの期間は、3日〜30日ほど幅があります。致死率は1〜3%と低いですが、完全に治るまでは数ヶ月かかるようです。
症状
- 便秘
- 赤ちゃんの元気がない
- 哺乳力が弱い
- 首すわりが悪くなった
- 泣き声が弱い
- 眼球運動の麻痺
- 無呼吸
などの症状を起こします。
稀に死亡するケースもありますので十分注意が必要です。
赤ちゃんにはちみつはいつから与えて良いの?
赤ちゃんは1歳以降ならはちみつを食べることができます。恐れられている『乳児ボツリヌス症』は1歳を過ぎてからはちみつによるものは発症例はありません。
しかし、はちみつは自然な甘みが味わえるものですが、そのまま食べると甘みが強いので、そのまま与えることは控えた方が良いでしょう。ヨーグルトにいれたり、のみものに混ぜたり、パンケーキにかけたり使い方はいろいろですね(^^)
赤ちゃんのはちみつアレルギーの心配は?
はちみつは、アレルギーになる可能性があります。初めてはちみつを与えるときには、アレルギー症状がでることがあるので注意が必要です。
症状としては、喉や口の中イガイガしたり、かゆくなったりします。ほかにも、じんましんやめまいなどが起き、ひどい時はアナフィラキシーショックを起こすこともあるので、気をつけてください。
初めて食べる時には少量にしておき、様子をみるように!
赤ちゃんにはちみつを食べさせる時に気をつけることは?
はちみつはよくお菓子やパンの材料として使われることがあります。
ボツリヌス菌は耐熱性で、120℃で4分ほどかねつしないと死滅しません。こ加熱もは、物体の中心温度が達してからになりますので、物理的にはかなり難しいです。
商品を買う際には、裏についている成分表を確認してはちみつが入っていないことを確かめてから買うように気をつけてください。
万が一、はちみつ入りのものを食べてしまった場合は、その後の赤ちゃんの様子を観察しておいてくださいね。
まとめ
・赤ちゃんがはちみつを食べても良いのは1歳以降!
・1歳未満の赤ちゃんはボツリヌス菌に感染しやすいので食べさせない
・はちみつアレルギーが存在するので、初めての時には注意を!
・お菓子やパンに入っているはちみつにも注意
1歳以降は食べることができるので、それまでは絶対に口にしないように気をつけてくださいね!