果物 離乳食初期から使える食材

赤ちゃんの離乳食でさくらんぼはいつから?皮むきの方法は?そのままはいつから食べられる?

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甘酸っぱくておいしい『さくらんぼ』

見た目も可愛く、旬の季節には食べる方も多いのではないでしょうか?

 

さくらんぼはいつから赤ちゃんに与えてよいのでしょうか?薄皮があるので食べさせ方が分からない、という方もいると思います。

今回は、さくらんぼを離乳食に取り入れるときに参考になる皮むき方法や、役立つ情報をまとめました。

 

赤ちゃんの離乳食でさくらんぼはいつから?

 

離乳食でさくらんぼはいつから?

 

赤ちゃんは、離乳食初期の生後5~6ヶ月ころからさくらんぼを食べることができます。

アメリカンチェリーも同様に離乳食初期から食べられるようです。

 

 

さくらんぼは種があるので、離乳食の間は必ず種を取り除いてから、切って与えるようにします。

薄皮は消化しづらいので離乳食初期、中期頃の間は取り除いてあげた方が飲み込みやすくなるので、すこし面倒ですが取り除いてあげてください。

 

さくらんぼの薄皮はそれほど厚くないので離乳食後期以降であれば、刻んで一緒に食べても問題ないでしょう。(皮の厚いものは取り除くのがベター)

 

 

初めて与えるときには?

薄皮と種を取り除いたものをすりつぶし、加熱して与えます(量が少ないので電子レンジでの加熱でOK)

味が濃い場合は、白湯などを混ぜて薄めてあげると食べやすくなると思います。

 

初めての時には、アメリカンチェリーよりも国産のさくらんぼの方が実が柔らかいので食べやすい種類を選んでください。

 

 

 

さくらんぼをそのまま食べられるのはいつから?

 

さくらんぼをそのまま(丸のまま)食べるのは、いつ頃からなのか明確な決まりはありません。

 

2歳でもそのままだと種も一緒に飲み込んでしまう可能性は高いので3歳頃までは、必ず種は取り除いておいた方が良いと思います。

 

サクランボは大きさにもよりますが、丸のまま食べるとスポっと喉に詰まってしまい窒息の可能性もあるので、3歳ころまでは半分にカットしたものを食べさせた方が安心だと思います。

 

1歳半ころから種を取った、丸いまま与えている方もいるようですので、お子さんの様子に合わせてさくらんぼをそのまま食べさせてみてください。

 

 

 

さくらんぼの栄養は?

 

さくらんぼの主成分になっているのは、ブドウ糖です。ブドウ糖はすばやくエネルギーになります。

 

その他にも、カリウム、ビタミンC、葉酸、鉄分などのミネラルも含まれており、疲労回復効果も期待できると言われています。

 

小さい果物ですが、その一粒に栄養がギュッとつまっているのでミネラル不足には良いと思いますよ。

 

 

 

離乳食でさくらんぼを与えるときの注意点は?

 

さくらんぼで赤ちゃんのアレルギーの心配は?

 

さくらんぼは、アレルギーは起こりやすい特定の食材には含まれていません。

しかし、食べ物である以上はアレルギー症状が起こる可能性もありますので、初めて与えるときには少量にしておきましょう。

 

 

さくらんぼでは、「口腔アレルギー症候群」でアレルギーのような症状がでる可能性があります。

口腔アレルギー症候群は、果物や野菜など特定の食物の摂取時に口腔・咽頭粘膜の過敏症状をきたすもので、食物アレルギーの一種です。

原因となる食べ物はリンゴ、モモ、サクランボ、キウイフルーツ、パイナップル、メロン、バナナ、スイカ、イチゴ、ブドウなどの果物が多く、そのほかにナス、ニンジン、トマト、セロリなどの野菜やエビ、カニなどの甲殻類でも起こります。

引用:口腔アレルギー症候群のお話

 

症状としては、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口や喉がかゆくなる
  • かゆみ、蕁麻疹
  • 目のかゆみ、腫れ
  • 腹痛、下痢、嘔吐

などが起こることが多いようです。

 

 

生で果物や野菜を食べると起こることは多いので、心配な方は必ず加熱してから食べさせてください。

 

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さくらんぼの食べ過ぎは下痢になる?

 

 

さくらんぼは食べ過ぎると下痢になりやすいと言われているようです。

その理由を調べてみると、さくらんぼの中には「ソルビトール」という成分が含まれています。

 

「ソルビトール」とは糖アルコールの一種で、キシリトールなどと同じ種類の糖分です。(体に毒というわけではありません)

ソルビトールは、腸管を刺激して腸のぜん動運動を促すので便秘解消になると言われています。(医療でもソルビトールは緩下剤の成分で使われているとか)

 

 

適量であれば便秘解消になりますが、食べ過ぎるとうんちが緩くなり下痢になってしまうようです。

 

何個まで食べられる?

食べられる個数については特に決まりはありません。

食べ過ぎても下痢にならない場合もありますし、少量でも下痢になることもあります。赤ちゃんの便の様子を見ながら、個数を考えて食べさせてあげてください。

 

 

 

離乳食のさくらんぼの下ごしらえや皮むき方法は?

 

離乳食のさくらんぼを選ぶポイント

 

さくらんぼの旬は、5月~7月頃です。初夏になると美味しいさくらんぼはスーパーなどにでまわりますので、生のフレッシュなものを選んでください。

 

  • 実の粒が大きいもの
  • 実にツヤがあり、色の濃いもの
  • 枝が太く枯れていないもの(緑色のものが鮮度◎)

 

こういったさくらんぼを選びましょう!

 

 

 

さくらんぼの薄皮をむく方法は?

 

さくらんぼの薄皮は消化によくないので、離乳食初期・中期ころは取り除いてあげた方が良いでしょう。後期以降も赤ちゃんが嫌がる場合は取ってあげてください。

 

薄皮のむき方は、以下の方法がおすすめです。

  • 一度冷凍して解凍する
  • 湯向きをする

 

冷凍してから、解凍するだけで手で簡単に薄皮がむけるようになります。(半解凍状態になった時にむけます)

離乳食用で加熱するのであれば、冷凍して食感がわるくなってしまっても大丈夫です。

 

 

もう一つは、プチトマトのように湯向きをする方法。

フォークなどで薄皮に穴を開けておき、沸騰したお湯に30秒ほど入れるだけで皮が裂けます。その後冷水に入れるとつるんと皮をむくことができます。

 

 

 

離乳食のさくらんぼの下ごしらえ

 

さくらんぼは残留農薬がついている可能性があるので、しっかりと洗ってから下ごしらえをおこなってください。

 

薄皮を向いたさくらんぼの種は必ず取り除きましょう。その後は、月齢に合った大きさに刻んで食べさせてください。

 

加熱は必ず必要ではありませんが、加熱をした方がアレルギー症状が起こりづらいです。加熱することで殺菌効果もあり、果肉の甘みも増すのでおすすめですよ。

初期の間は加熱した方が良いと思います。

 

アレルギーの心配がなければ、中期以降に少しずつ生のまま食べさせてみてください。

 

 

そのままでは味が濃い場合や、酸っぱい場合はプレーンヨーグルトに混ぜたり、リンゴなどと混ぜて食べさせてあげると良いと思います。

 

 

 

保存方法や、冷凍方法は?

 

さくらんぼは長期保存が難しい果物で、冷蔵保存の場合は3日くらいで食べた方がおいしいです。

乾燥と結露に弱いので、パックに入っているものはそのまま野菜室で保存すると良いそうです。

 

さくらんぼは冷凍保存することもできます。

洗ったものをジップロックなどの冷凍保存用の袋に入れて冷凍するだけで長く保存することができます。赤ちゃんに食べさせる場合はしっかり加熱してから与えると安心です。

大人は半解凍でシャーベットのように食べるのがおすすめです。

 

 

まとめ

 

さくらんぼは、離乳食初期から食べることができる果物ですが、薄皮や種は取り除いてあげる方がよいでしょう。

食べすぎやアレルギー症状に注意して離乳食に取り入れてみてください。

 

初夏限定のおいしい果物なので、旬のものをぜひ赤ちゃんにも食べさせてあげてください。

 

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