甘酸っぱくておいしいキウイ。キウイはそのまま食べたり、ヨーグルトと合わせたりして生のまま食べる事が多いと思います。
赤ちゃんの離乳食でも使える果物ですが、心配なのがアレルギーだと思います。
赤ちゃんに初めて食べさせるときには種や加熱はどのようにすれば良いのか、生のままはいつから食べても良いのかなどについてまとめました。
キウイを食べさせてあげる前に確認してくださいね。
赤ちゃんの離乳食でキウイはいつから?
離乳食でキウイはいつから?
赤ちゃんは、離乳食中期の生後7~8ヶ月頃からキウイを食べることができます。
離乳食の本やサイトなどには中期から与えて良いとされるものもありますが、食べ始めにおすすめなのは9ヶ月以降が良いと思います。
離乳食後期が良いとされる理由は、
- アレルギーになりやすい
- 食物繊維が多い
が考えられます。
キウイには食物繊維が多いので、未熟な赤ちゃんの胃に負担をかけてしまう事があります。また、果物の中でもアレルギーになりやすいので、早い時期から与えるとアレルギー反応が出やすかったりします。
こういった理由から離乳食後期から与え始める方も多いようですよ。キウイは酸味があるので、嫌がる赤ちゃんには無理に食べさせる必要はありません。他にも離乳食に向いている果物はたくさんありますしね。
食べさせてあげるときには、黄色のゴールドキウイの方が甘みがあって赤ちゃんは食べやすいと思いますよ。
離乳食のキウイの大きさの目安
- 7、8ヶ月頃 ・・・種を取って、細かく切る
- 9〜11ヶ月頃 ・・・小さく切る(1、2㎝角くらい)
- 12~18ヶ月頃 ・・・赤ちゃんの食べやすい大きさ(一口大)
赤ちゃんはいつからキウイを生でそのまま食べられる?
キウイはアレルギーが起こりやすい果物です。
また、キウイにはたんぱく質分解酵素が含まれ、生のキウイを食べて舌がピリピリしたりする事がありのはそのせいです。
加熱をすることでキウイに含まれるたんぱく質や酵素が分解されてアレルギーが起こりづらくなるので、離乳食の間は加熱をした方が良いでしょう。
息子の場合は、加熱したキウイでも少し口の周りが赤くなってしまったので、それ以来キウイは与えていません。2歳になってやっと生のキウイを少し食べました。
アレルギーが起こると子供がかわいそうなので、生をそのまま与えるは離乳食が完了してからが良いと思います。
キウイの栄養は?
キウイにはビタミンC・ビタミンE・カリウム・食物繊維・クエン酸・リンゴ酸などの栄養素を豊富に含みます。
特にビタミンCの含有量はフルーツ類の中でトップクラスに入るほどたくさん入っています!
クエン酸・リンゴ酸という乳酸などのエネルギー転換を促進する成分や、免疫力をアップさせるビタミンCが豊富なことから、キウイは疲労回復効果や風邪などの感染症の予防・回復に効果があると言われています。
赤ちゃんの風邪予防にも良い食材ですね。
赤ちゃんにキウイを与える時の注意点!
初めて赤ちゃんにキウイを食べさせるときにはアレルギーに注意!
キウイは果物の中でもアレルギーを起こしやすい食品です。
キウイの中に含まれている化学物質が原因によって起こるといわれています。
キウイのアレルギー症状は『口腔アレルギー症候群』というもので、症状は食べてすぐに出る事が多いようです。
症状としては、唇・口の中、喉などが赤くなったり、かゆくなったりする事が多く、下痢・嘔吐、じんましんなどが起こる場合もあるようです。
稀にショック症状を起こることもあるので、あなどれない果物です。
アレルゲンは加熱する減少する事がありますが、キウイの場合は加熱してもアレルゲンとなる化学物質が消えにくいようです。それでも、生のまま与えるよりは少なくなるので心配な場合は必ず加熱をしてください。
緑色のキウイより、黄色のキウイの方が含まれている化学物質が少ないと言われているので、離乳食期間中は黄色いキウイを与えるのがオススメです!
赤ちゃんが1日に食べても良いキウイの量は?
赤ちゃんが野菜や果物を1回の食事で摂取する目安があるので、それを参考に他の野菜や果物などとの組み合わせを考えて与えてください。
野菜・果物1回の食事での摂取量目安
- 7、8ヶ月頃 ・・・20〜30g
- 9〜11ヶ月頃 ・・・30〜40g
- 12~18ヶ月頃 ・・・40〜50g
※ただし、果物は果糖が含まれているので与えすぎには注意してください。
赤ちゃんがキウイが好きだからといって与えすぎには注意してください。
たくさん食べすぎると消化不良で下痢になったりします。また、キウイには食物繊維が多いので、たくさん食べると腸を刺激しすぎるのも下痢になる要因だと考えられます。
離乳食のキウイの加熱方法や冷凍方法
離乳食でキウイは種はどうする?
キウイの真ん中あたりにびっしりとついている黒い種。
大人はそのまま食べますが、赤ちゃんには取り除いた方が良いのでしょうか?
実は、キウイの種は大人でも消化するのが難しいので、赤ちゃんが食べた場合も消化できずにウンチと一緒に出てしまうようです。ウンチと一緒に出てきても特に問題はありませんので心配はしなくても大丈夫です。
離乳食中期でキウイを与える場合は、真ん中の芯の部分と種の部分は取り除いてあげてください。
離乳食後期以降は種も一緒に食べても良いですが、消化されないので取ってあげた方が赤ちゃんは食べやすいと思います。
離乳食のキウイの加熱方法
また、生のままキウイを食べるとアレルギー反応が出る事がありますので、加熱してあげるのが良いでしょう。加熱すると酸味も少なくなり甘みが増しますよ。
加熱方法は、少量であれば電子レンジが早くて簡単なのでおすすめです。
電子レンジでの加熱方法
- 皮をむいて、フォークなどで粗くつぶしたり、刻んだりしたものを耐熱容器に入れる
- そのまま電子レンジで500wで30秒ほど加熱
キウイの量によって加熱時間は調節してください。
★小鍋に入れて少量の水と煮込んでも良いでしょう。
キウイは冷凍保存できる!
キウイは冷凍保存ができる食品です。たくさん買って食べきれないときなどは熟れすぎる前に冷凍すると良いでしょう。
冷凍方法は簡単です!
外の皮をむいて食べやすい大きさに切ってラップをして冷凍保存用の袋に入れて冷凍するだけです。
離乳食用に冷凍するなら、冷凍する前に種や芯の部分を取って細くしてから冷凍すると解凍してからすぐに食べる事ができますよ。解凍は電子レンジでチンするだけで大丈夫ですよ。
キウイを使った離乳食レシピ
離乳食中期:キウイパン粥
パンと一緒に食べるので、キウイの酸味も緩和されて食べやすくなりますよ。
材 料(1人分)
冷凍キウイペースト 大さじ1
冷凍パン粥 大さじ3
作り方
1、冷凍パン粥とキウイペーストを耐熱皿にもる。
2、ふんわりラップをして、レンジで1回沸騰させる。
離乳食後期:フルーツサンドイッチ
手づかみ食べに良さそうなレシピです。こちらは生のキウイを使われていますが、心配な方は加熱したキウイをサンドしましょう。
材 料(1人分)
食パン8枚切り 1/2枚
ヨーグルト 大さじ1
バナナ 1㎝分程
キウイ 小さじ2程度
作り方
1、食パンの耳は落としておく。1/2枚の食パンを縦にさらに半分に切っておく。
2、1の食パンにヨーグルトを塗っておく。
3、バナナとキウイを切る。(キウイは少し小さめに切る)
4、3で切ったフルーツをヨーグルトを塗った食パン1枚の上に乗せて挟む。
5、食べやすい大きさにカットして完成。
離乳食完了期:キウイ蒸しパン
ホットケーキミックスを使って作るので簡単です。キウイの酸味もなくなるのでおいしく食べてくれそうですね。おやつにもおすすめです!
材料 (直径10cm丸型耐熱容器1個分)
ホットケーキミックス(砂糖不使用) 大3
牛乳(豆乳でも水でも 大2
キウイ 1/4個分
砂糖(普通のホットケーキミックス使用のときは不要) 小1/2~1
作り方
1、キウイは小さく刻んで、耐熱容器に入れる。そこにホットケーキミックス、砂糖を加え、牛乳を入れてぐるぐる混ぜる。
2、粉っぽさがなくなったら、容器に蓋をちょっとずらしてのせてレンジ(600W)で2分チン。
3、爪楊枝などを生地に刺してみて、生地がついてこなければオッケー。ついてくるようなら数十秒ずつ追加加熱する。
4、うちのレンジでは合計2分40秒くらい。食べさせるときは冷まして、つかみやすい大きさにしてあげてください
離乳食のキウイのまとめ
キウイは離乳食中期から食べられる果物ですが、アレルギーの心配もあるので離乳食後期以降の開始がおすすめです。
他にも離乳食に向いている果物はたくさんありますので、もし食べさせるのであれば、ゴールドキウイを加熱して食べさせてあげると良いと思います。
離乳食期間中には必ず加熱して食べ過ぎなどにも注意して与えていくと良いですね。
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