魚の加工食品の一つの『魚肉ソーセージ』
タンパク質の食材がないって時に、手軽に使える食材ですが、離乳食にはいつから使って良いのでしょうか?
気になるのは塩分や添加物だと思います。
気をつけるポイントを知っておくと離乳食にも使えるので、参考にしてみてくださいね!
赤ちゃんの離乳食で魚肉ソーセージはいつから?
赤ちゃんの離乳食 魚肉ソーセージはいつから?
赤ちゃんは離乳食完了期の1歳頃から魚肉ソーセージを食べることができます。
しかし、離乳食期にはあえて使わなくても良い食材だと言われています。
その理由は、
・弾力が合って食べづらい
・塩分が多い
・添加物が含まれている
という理由が挙げられます。
なので、離乳食に魚肉ソーセージを使用するときは塩分をできるだけ抜いてから少量だけ使うと良いと思います。
そのままでは味が濃く、赤ちゃんに負担をかけることがあります。
魚肉ソーセージ離乳食に使用する時には他の味付けをすると味が濃くなってしまうので味付けはしない方が良いでしょう。濃い味を覚えてしまうと、素材を生かした薄味を食べなくなってしまう恐れもあります。
魚肉ソーセージの栄養は?
魚肉ソーセージには、魚のうまみと栄養がぎゅっとつまっています。主な原料になっている魚にはタンパク質がたくさん含まれています。タンパク質は、健康な臓器や筋肉を作るうえで欠かせない栄養です。
★魚肉ソーセージには、主に「スケソウダラ」という白身魚が使われています。他にもいろんな種類の魚が使われているそうです。
魚にはDHAやEPAも多く含まれており、これは主に魚介類に含まれている不飽和脂肪酸の一種です。どちらも血液をサラサラにしてくれ、記憶力や物を考える能力をが向上します。両方一緒に摂ることで相乗効果が出て、精神の安定の効果もあるそうですよ!
魚肉ソーセージで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
魚肉ソーセージには様々なアレルギーになりやすい食材を含んでいるので、アレルギーになる可能性があります。
主に様々な魚が原料になっており、ひめじやほっけ、すけそうだら、いとよりなど。鮭やマグロ類もよく使われているそうです。
他には、植物性の原料がはいっていることも多く、アレルギーを起こしやすい、小麦、大豆、かになども含まれていることがあります。
離乳食完了期までに、いろんな食べ物を食べてきて何を食べるとアレルギー反応が出るのかわかってきていると思いますので、アレルギーの心配がある場合は食べさせない方が安心です。
アレルギーの症状は、どの食材に反応するかわからないので断定はできませんか、口の周りや唇がかゆくなる、腫れる、嘔吐、下痢、腹痛、発疹、アナフィラキシーショックなどが考えられます。
関連記事
離乳食で赤ちゃんの口元が真っ赤に!アレルギーの心配は?どのように対応すれば良い?
離乳食に魚肉ソーセージを使うときの下ごしらえや調理法は?
離乳食の魚肉ソーセージの下ごしらえ
魚肉ソーセージを離乳食に使うときは、一度お湯で煮てから使うことで余分な塩分や添加物を取り除くことができます。
そのあとは、赤ちゃんが食べやすいように小さく切ってから調理するようにしてください。
弾力があって食べづらい時に細かく切って他の食べやすい食材と混ぜてあげるのもよいでしょう。
味がしっかりあるので、魚肉ソーセージを使う時はできるだけ他の味付けはしない方が良いでしょう。風味づけ程度に少量を離乳食に取り入れてくださいね!
魚肉ソーセージの保存方法、冷凍保存はOK?
魚肉ソーセージは冷凍保存には向かない食材です。
冷凍すると、解凍した時にスカスカになってしまい、触感や風味が損なわれてしまいます。
常温で販売されているものは賞味期限が、製造後90日程度で、冷蔵庫を使わなくても長く保存することができます。包装フィルムを開けなければ、直射日光の当たらない冷暗所で保存してください。
要冷蔵のものは冷蔵庫で保存してくださいね!
使いかけのものは、ラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存してください。できるだけ早くたべてくださいね。
離乳食用に魚肉ソーセージを買う時に気をつけることは?
添加物が少ないものを選ぼう!
市販の魚肉ソーセージを離乳食用に買う時に気をつけないといけないことは、添加物が含まれていることです。
買う時にはパッケージの裏面の原材料をチェックして、赤ちゃんには添加物が入っていないものを与える方が安心です。
パッケージに「保存料無添加」と表記されていても、「保存料」は入っていないけど他の添加物が入っていることが多いです。
スーパーで売られている魚肉ソーセージには何らかの添加物が含まれているものが多く、無添加のものは少ないです。
添加物のない安全な魚肉ソーセージを購入したいのであれば、安全な食材を扱っているお店を探して購入するか、おうちで手作りしてあげるのが良いでしょう。
赤ちゃんが口にするものなので、できるだけ安心・安全なものを選んで食べさせてあげてくださいね。
手づくり無添加の魚肉ソーセージレシピ
自宅で添加物の入っていない魚肉ソーセージを作りたいという方は参考につくってみてください。
簡単手作り魚肉ソーセージ
少ない材料で簡単に作れます。加熱は電子レンジなので簡単ですよ!
材料
皮と骨を除いた生鮭(無塩) 100g
絹ごし豆腐 30g
焼き麩 5g
塩 少々
作り方
1、材料全てをブレンダ―で滑らかにして大さじ2位取り横長に置いたラップの
真ん中に乗せる。
2、手前側のラップをタネにかぶせ上から両手で軽く掴み、ラップにタネを
密着させる感じで手前に引きつつ細長く横に伸ばす。
3、両端のラップをかぶせ、奧側にコロコロ転がして包む。
4、巻き終わりを下にして耐熱皿に並べ、レンジ(500w)で1分30秒くらいチンして
出来上がり♪
※冷凍保存する場合はレンチンした後冷ましてからラップのまま冷凍し、食べる時はそのままチンして下さい。
離乳食後期 お魚のソーセージ
野菜がはいっているので、栄養満点のソーセージが作れますよ!
材料
おさかな(何でもOK) 10g
人参 10g
白菜 10g
卵白 大さじ2
作り方
1、おさかなに火を通す。ツナを使う場合は湯どうしして、油抜きをする。
2、人参、白菜を細かく切ってやわらかく茹でる。
3、おさかな、人参、白菜を混ぜる。
4、3.に卵白を入れる。この卵白はフードプロセッサーなどで白身を切ると、
出来上がったときに白身だけが固まるのを防げます!
5、ラップにのせて、600Wのレンジで30秒チンする。
魚肉ソーセージを使った離乳食レシピ
1歳以降のお子さん(離乳食完了期)のお子さんに作ってあげてください。どれも、一度下茹でして塩抜きしていただくのがおすすめです。
トマトポトフ
野菜もたっぷり食べられるレシピですよ。
材料 (1食分)
魚肉ソーセージ 15g
じゃがいも、にんじん 各10g
キャベツ 10g
ブロッコリー 10g
水 100cc
トマトピューレ 大さじ1
顆粒コンソメ(BF) 1包
作り方
1、野菜は食べやすい大きさに切って茹でます。
私は根野菜はレンジでチンしました
2、魚肉ソーセージも食べやすい大きさに切ります。
3、鍋に水を入れて沸騰したらコンソメ、野菜(ブロッコリー以外)、魚肉ソーセージを入れて、弱火で根野菜が柔らかくなるまで煮ます
4、根野菜が柔らかくなったらトマトピューレ、ブロッコリーを入れて約2分煮たら出来上がり
ナポリタン焼きそば
取り分けて作れるので、ママと二人のランチなどにおすすめですよ。
材料(ママとこどもの2人分)
焼きそば(蒸し) 1袋(1人前)
玉ねぎ 1/2個
ピーマン 1個
おさかなソーセージ 1/2本
水 130cc
コンソメ 1/2個
ケチャップ 大さじ3
塩コショウ お好み
作り方
1、玉ねぎ、ピーマン、おさかなソーセージを切ります。大きさや薄さは、お子さんに合わせてね。
2、焼きそばの袋をちょっと開けて、レンジで1分チン。ほぐれやすくなります。
3、水にコンソメを崩して入れて、溶かしておきます。しっかり溶けなくても大丈夫。
4、フライパンに油(分量外)を熱し、玉ねぎとピーマンを炒めます。玉ねぎがしんなりしたら、おさかなソーセージも入れて炒めます。
5、4に、コンソメを溶かした水を加え1〜2分煮たあと、焼きそばを入れて麺をほぐしながら炒めます。
6、水気が少なくなったら、ケチャップを入れて混ぜます。これでこどもの分は完成!器に取り分け、必要に応じて麺を短く切ります。
魚肉ソーセージとじゃがいもの煮物
野菜がたっぷり食べられます。たくさん作って常備菜にしても良さそうですね。
材 料(2人分)
じゃがいも 1個
新玉葱 1/4個
魚肉ソーセージ 1/4本
人参 4グラム
ブロッコリー 3グラム
カツオ出し汁 200cc
砂糖 小さじ半分
醤油 小さじ半分
みりん 小さじ半分
作り方
1、具材を食べやすい大きさに切っておきます。ブロッコリーを下ゆでしておきます
2、鍋にカツオ出し汁、人参、じゃがいもを入れてから火にかけていきます
3、2に、新玉葱、魚肉ソーセージを加えてから、砂糖、醤油、みりんで味付けし、ブロッコリーを入れて煮込んで完成です
まとめ
- 魚肉ソーセージは離乳食完了期の1歳以降から少量なら食べても良い
- 食べさせてあげる時には、下茹でして塩分を取り除いてから調理する
- 初めてたべる種類のものはアレルギーに注意する
- スーパーで買う時には添加物が含まれていないものを購入しましょう
家にタンパク質のものが無い時など、いざって時に役に立つ食材ですが、塩分や添加物には注意して少量食べさせてあげるようにしてくださいね。
関連記事
離乳食でちくわはいつから?アレルギーや冷凍保存は?オススメのレシピをご紹介!
離乳食ではんぺんはいつから?アレルギーや気を付けることは?レシピも紹介!