そら豆の旬は春から夏にかけて短いですが、茹でたてはほっくり美味しいので旬のおいしいものは赤ちゃんにも食べさせてあげたいですね。
鮮やかな緑色がきれいなだけでなく、美味しくて栄養価も高いので離乳食にもおすすめの食材なんですよ!
離乳食の下ごしらえや気になるアレルギーなど、赤ちゃんにそら豆を与える時に役立つ情報をまとめました。
赤ちゃんの離乳食でそら豆はいつから?
離乳食でそら豆はいつから?
赤ちゃんは、離乳食初期の生後5~6か月頃からそら豆を食べることができます。
そら豆はゆでるとやわらかくなり、ペーストにもしやすいのでごっくん期の離乳食初期でも食べやすい野菜の一つです。
緑色がきれいなので、離乳食の彩りを良くしてくれますよ!
茹でて薄皮を取り除いてから、月齢に合った大きさに調理して食べさせてあげてください。離乳食初期などは、おかゆに混ぜたり、粉ミルクと合わせてスープのようにして食べさせてあげるのがおすすめです。
離乳食のそら豆の形状や大きさの目安
だいたいの大きさの目安をまとめましたので、参考にしてみてください。
※成長には個人差があるので、あくまでも目安に。
かたさや大きさの目安
- 生後5~6か月頃 :茹でてペースト状にする
- 生後7~8か月頃 :茹でて細かく刻む
- 生後9~11か月頃 :茹でて小さく刻む、粗くつぶす
- 生後12~18ヶ月頃 :茹でて豆1㎝ほどに切る
(丸のままは喉に詰まる可能性があるので注意!)
そら豆の栄養は?赤ちゃんにもおすすめ?
そら豆には植物性のたんぱく質を多く含まれています。たんぱく質は、血や筋肉、臓器などに欠かせない栄養素ですよ!
他には、ビタミンB1、B2、C、カリウムが多く含まれています。それぞれ以下のような働きがありますよ!
ビタミンB1:消化液の分泌を促す
ビタミンB2:粘膜や皮膚を健康に保つ効果
ビタミンC :風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果がある
カリウム :余分な塩分を排出してくれます
鉄、銅などのミネラル、炭水化物や葉酸なども含まれています。そら豆を食べると、疲労回復、貧血予防、整腸作用などが期待できると言われていますよ!
赤ちゃんはそら豆でアレルギーになる?
赤ちゃんはそら豆を食べてもアレルギーになりにくいと言われています。
厚生労働省が定める「アレルギー品目」(アレルギーを引き起こしやすいとされる特定の食品)にも入っておりませんので消化器官が未熟な離乳食初期からでも食べてもよいとされています。
しかし、食べ物である以上はアレルギーになる可能性は0ではありません。
また大豆など他の豆類にアレルギー反応があった場合は、豆類である『そら豆』も注意した方がよいでしょう。
赤ちゃんの食物アレルギーの主な症状は、
・口の周りの赤みやかゆみ
・発疹、じんましん
・下痢、嘔吐
・目の充血、かゆみ
などが起こりやすいといいます。
症状にも個人差があるので、重症な場合は全身症状(アナフィラキシーショック)が起こることもありますので、初めて与えるものは慎重に!重症化を防ぐためにも、はじめは小さじ1杯だけにしておくほうが良いですよ。
初めて与える時には、病院の開いている平日の午前中にしてくださいね。
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離乳食のそら豆の下ごしらえ(茹で方)と冷凍方法
おいしいそら豆の選び方
離乳食でそら豆を使う時には、できるだけ新鮮なものを購入した方が栄養価も高いですよ!
美味しいそら豆の選び方
さやから出した状態で売られているものは鮮度が落ちやすく、味も悪くなってしまうので、なるべくさや付きのものを買ってください。
- さやがきれいな緑色
- 表面の産毛がたくさんついているもの
を選ぶと新鮮です。
逆に、茶色くなっているものは鮮度が落ちているので避けましょう。
離乳食のそら豆の茹で方
まずは、基本的なそら豆の茹で方についてご紹介します。
豆はさやに包まれて甘みを守られているので、調理の直前にさやから取り出しましょう!また、赤ちゃん用なので茹でる時には塩を入れない方が良いです。
そら豆の茹で方
1、そら豆のさやを筋のところから二つに割って開き、中から豆を取り出す
2、下ごしらえとして、さやから取り出したそら豆に切り込みを入れる
(黒い筋とは反対側の部分に浅く1~2センチほど)
3、ゆで時間は2分半~3分ほどでOK!
(一つ食べてみて、固さなど大丈夫であればざるにあげましょう)
★面倒でも切り目を入れておくと、中の豆がキレイに取り出しやすくなります。また火の通りが早くなり、ゆでた時に皮が破裂するのを防ぐことも出来ます。
★冷ます時に水につけないでくださいね。水につけると水っぽくなりおいしくなくなります
切り目の入れ方はこんな感じです▼
画像引用:http://netacore.jp/boiled-how-broad-beans/
そら豆を電子レンジで加熱する方法
鍋で茹でるのが面倒な方は電子レンジでも加熱はできます!
しかし、加熱具合によっては青臭さが残ってしまう可能性があるので、加熱後に味見をしてください。
青臭いものは赤ちゃんが嫌がるかもしれません。
【電子レンジでの加熱方法】
- そら豆をさやから出して、豆に浅く切り込みを入れる。
- 豆をお皿に乗せて、ラップをかけレンジ(700w)で2分ほど温める。
- 余熱が取れたら皮をむく
しっかりと柔らかく茹でる方が良いので、離乳食には茹でるのがおすすめです。
離乳食のそら豆の冷凍方法は?
画像引用:https://cookpad.com/recipe/2216649
そら豆は鮮度が落ちやすいので、3日を目安に使い切りましょう。
そら豆の黒い部分は、お歯黒と言われていますが、このお歯黒が黒いほど鮮度が落ちている目安になります。
鮮度が落ちやすいので、食べきれない場合には鮮度の良い時に冷凍してしまう方が良いですよ!
冷凍する方法は以下の2つです
- さやに入ったまま冷凍保存用の袋に入れる
- さやを取って生のまま薄皮に切り目を入れて冷凍保存用の袋に入れる
冷凍しておくと使う時にそのまま茹でると良いですよ。
【下ごしらえしたそら豆は?】
赤ちゃんの離乳食用に皮を取り、ペーストにしたものや、細かく切ったものなどは、製氷皿などに小分けにして入れて冷凍するようにしてください。こちらは、赤ちゃんに食べさせるものですので、1週間を目安に使い切るようにしてください。
そら豆を使った離乳食レシピ
そら豆を離乳食に取り入れたい時に参考に作ってみてください。
離乳食初期:そら豆粥
材料 (1人分)
10倍粥 20g
そら豆 適量
水 適量
作り方
1、10倍粥を作る。
2、そら豆を茹でる→白湯を加えてブレンダーでペーストにする。
3、お粥の上にペースとしたそら豆を乗せる。
離乳食中期:おいもとそら豆の和え物
材 料(1人分)
さつまいも 20g
そら豆 3粒
粉ミルク 少々
作り方
1、さつまいもは茹でてつぶす。
2、そら豆は茹でて刻む。
3、2つを容器に入れ、溶いた粉ミルクを入れ混ぜたら出来上り
離乳食後期:そら豆とツナのおにぎり
材 料(1人分)
軟飯 80g
そら豆 3個
ツナ 15g
作り方
1、そら豆はさやから出し、黒い部分に切り込みを入れて2分ゆでる。
2、皮からだし、細かく刻む。
3、軟飯にツナと一緒に混ぜ、3つに丸める。
離乳食完了期:手づかみ食べピカタ
材料 (一人分)
枝豆又はそら豆 10~15粒
卵 半分
小麦粉 適宜
牛乳又は粉ミルク 適宜
作り方
1、枝豆又はそら豆をゆでる。豆の薄皮は取り除く
2、ボールに卵を割り半分使う。混ぜておく
3、小麦粉と牛乳又は粉ミルクの場合お水を少量入れて、卵が入ってるボールに入れて混ぜる。牛乳又はお水で硬さの調整をして下さい
4、枝豆又はそら豆を加えて混ぜる
5、大きめのカレースプーン位ですくってフライパンに落として焼いていきます 両面焼ければ出来上がり♪
離乳食完了期:そら豆のポタージュ
材料 (3~4人分)
冷凍そらまめ (生の場合さやと皮をのぞいて)200g
たまねぎ 100g
バター 20g
水 200cc
牛乳 200cc
塩・こしょう 少々
作り方
1、そら豆は、生の場合塩ゆでし、皮を取ってください。玉ねぎはうすくスライスする。
2、フライパンを熱しバターを溶かし中~弱火くらいでじっくりと、透き通るくらいに玉ねぎを炒める。
3、2に、水とそら豆を入れて塩・こしょうを少々加え軽く煮込む。
4、牛乳を入れておいたミキサーに3を加えなめらかになるまでミキシングする。
5、4をフライパンに戻し、沸騰しないように注意し再度、塩・こしょうで味を調える。
まとめ
- 赤ちゃんは離乳食初期の生後5~6ヶ月頃からそら豆を食べられる
- アレルギーにはなりにくいが、初めて与える時には慎重に!
- 買う時にはさや付きのものを!茹でる直前にさやから出して調理しましょう
- 鮮度が落ちやすいので冷凍保存がおすすめ
旬のものは栄養価が高くおいしいので、ぜひ赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね!
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