しめじは、家庭でもよく使われる馴染みのあるきのこの一つですね。和食、洋食、中華などいろんな料理に入っています。
赤ちゃんも食べらるようになるのはいつ頃で、アレルギーなどの心配はないのでしょうか?
冷凍方法やレシピなど離乳食作りに役立つ情報についてまとめました。
赤ちゃんの離乳食でしめじはいつから?
赤ちゃんの離乳食でしめじをいつから?
赤ちゃんは、離乳食中期の生後7,8ヶ月頃からしめじを食べることができます。
しめじなどのきのこは歯ごたえがあり、いくら煮込んでもクタクタにしてすりつぶすのが難しいので、離乳食中期までは与えないようにしましょう。
しめじの石づきの部分以外は食べられますが白っぽい軸の部分は繊維が多いので離乳食後期になってからの方が良いようです。
かさの部分の方が繊維が少なく柔らかくて食べやすいので、7,8ヶ月頃に与えるのはかさの部分のみにしましょう。
しめじだけでは飲み込みづらい場合は、片栗粉などでとろみをつけたり、お粥に混ぜたりして食べると良いです。
また、しめじのビタミンは水溶性で煮汁に溶けてしまいやすいので、スープなどにして煮汁も一緒に食べると栄養を逃さず食べられますよ!
しめじの栄養は?
しめじには食物繊維がたっぷりなので便秘解消に効果的!
βグルカン、リジンという成分が含まれていて、βグルカンは、しいたけなどのきのこ類や酵母に多く含まれる多糖類の一種で、食物繊維の仲間です。
免疫力を高める効果があり、風邪の予防やガンを抑制する働きもあります!
リジンは必須アミノ酸の一種でたんぱく質やカルシウムの吸収を促進したり、疲労回復の効果があります。
他に歯や骨の形成に必要なビタミンD・マグネシウムも含まれているので、赤ちゃんの体づくりにはとても良い食材ですね!
しめじで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
しめじは比較的アレルギーになることは少ないですが、アレルギーがでることがあるようです。
初めて食べさせる時には注意が必要です。
症状としては、『口腔アレルギー症候群』といって食べた後に口の周りや舌や唇が腫れたり、じんましん、呼吸困難などが起こることがあります。
食べさせた後にいつもと違う様子があればアレルギーの可能性もあるので、心配は場合は病院を受診した方が安心ですよ。
重篤化しないように、初めて与える時にはスプーン1杯ほどの少量にしておきましょう。
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離乳食のしめじの下ごしらえや冷凍保存方法
しめじの選び方
できるだけ栄養価の高いおいしいしめじはどのようなものでしょうか?購入するときに参考にしてください。
しめじを選ぶポイント
- 軸が太くて短いもの
- 袋に水滴の溜まっていないもの
- かさが小さくて色の濃いもの
できるだけ新しいものを選びましょう。
離乳食のしめじの下ごしらえ
離乳食中期のころは、かさの比較的やわらかい部分のみにしましょう!
離乳食しめじの下ごしらえ
1、石づき(根のところ)を包丁などで切り取ります
2、しめじを水でさっと洗います
3、かさと軸の部分を細かく切ります
4、出汁や汁と一緒に茹でます
※茹でてから細かく切っても良いです
※大人の料理では基本的にきのこは洗いませんが、赤ちゃんが食べるものなので水洗いして汚れを洗い流した方が良いですよ
離乳食のしめじの調理のポイント
- 栄養が煮汁に溶けるので、汁も一緒に食べられるようなメニューがおすすめです
- 飲み込みづらい時には、片栗粉などでとろみをつけたり、お粥など柔らかいものと混ぜたりする
しめじの保存方法、冷凍方法は?
使い残したしめじは、ラップに包んで冷蔵庫で3〜4日ほど保存できます。水気がついていると傷みやすいので、水分がついていればペーパーなどで拭き取ってからラップをしてください。
しめじは、生のままでも、加熱してからでも冷凍保存することができます。
生のまま冷凍する場合
石づきを取り除き、そのまま冷凍保存用の袋に入れて冷凍してください。
解凍は、自然解凍か、凍ったまま料理に入れても大丈夫です1ヶ月ほど保存できますよ。
加熱してから冷凍する場合
離乳食用に茹でて小さく刻んでから冷凍することができますよ。まとめて冷凍すると忙しい時にすぐに使えて便利ですよ!
茹でて刻んだものは、製氷皿などに入れて1回分ずつ冷凍します。その時に茹で汁も一緒に冷凍することがオススメです。茹で汁には、しめじの栄養やおいしい出汁が入っているので捨てるのはもったいないですよ。
解凍する時は、電子レンジでチンしても良いですし、汁物などにそのまま入れて加熱してください。
こちらは1週間ほどで使いきるようにしましょう。
しめじを使った離乳食レシピ
しめじを離乳食に取り入れたい時に参考にして作ってみてください。
離乳食中期:しめじと鶏ひき肉のおじや
野菜たっぷり、栄養たっぷりのおじやです。赤ちゃんもパクパク食べてくれそう!
材料
ご飯 茶碗1杯
鶏挽肉 大さじ3
人参 2㎝
シメジ 1/3~1/2株
さつま芋 5㎝
キャベツ 1枚
和風だし 適量
水 400cc
かつおぶし
作り方
1、さつま芋は1㎝角、あとの野菜はあらmじん切り。
2、鍋に材料をすべて入れてかき混ぜながら火にかけます。
3、あくが出るようなら、丁寧に取ります。水分がほとんどなくなってとろりとしたら出来上がり。(余ったら冷凍します)
離乳食後期:きのこと魚のおかか煮
トロトロで赤ちゃんが食べやすい和風味の離乳食です。
材料
魚 10g
えのき 10g
しめじ 10g
にんじん 5g
削り節 少々
だし汁 1/4カップ
水溶き片栗粉 適量
作り方
1、魚は解凍加熱し細かくほぐす。
2、きのこ類は食べやすく刻む。人参は皮を剥ききのこ同様食べやすく刻み耐熱容器に水を少量いれラップをしレンジで加熱しておく。
3、小鍋にだし汁、きのこ類を加え火を通し、魚、人参、けずりぶしを加え柔らかく煮る。
4、最後に水溶き片栗粉でトロミをつけて完成。
離乳食完了期:白菜と鮭のクリーム煮
カルシウムたっぷりで身近な食材で作れますよ!
材料
白菜 4枚〜5枚(250g)
生鮭 120g
しめじ、えのき 合わせて100g
にんじん 50g
水 大さじ2
薄力粉 大さじ2 1/2
牛乳 250CC
ベビーフードの和風だし 大さじ1
作り方
1、野菜類をカットする。
2、生鮭は、皮を取り除き、カットする。
3、お鍋に、野菜、水(大さじ2)を入れ蒸し煮にする。半分くらい煮えたら生鮭も加え、柔らかくなるまで煮る。
4、煮えたら、薄力粉を振り入れ、ダマにならないように、よく混ぜる。
5、牛乳を加えて、煮たら出来上がり
牛乳を加えたら、ダマにならないように軽く混ぜながら煮て下さいね。
まとめ
- しめじは離乳食中期からOK(軸の部分は離乳食後期から)
- 初めて食べる時にはアレルギーに注意!
- しめじは生でも、加熱してからでも冷凍保存できる
- そのままで食べづらい時はとろみをつけて、煮汁も一緒に食べるように
しめじが食べられるようになると、いろんな料理に使えるようになりますよ。
離乳食のレパートリーを増やして赤ちゃんにいろんな料理を食べさせてあげてくださいね。
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