ちくわは魚の加工品として身近な食材で、食卓でもよく登場する食材ですよね。
タンパク質の食材がない時にでもさっと使える便利な食材ですが、塩分も気になりますし、赤ちゃんは食べても良いのでしょうか?
いつから食べられるのか、アレルギーなども心配だと思いますので、初めて食べさせる前には一度確認しておくと安心ですよ!
赤ちゃんの離乳食 ちくわはいつから?アレルギーの心配は?
赤ちゃんの離乳食でちくわはいつから?
赤ちゃんは離乳食後期の生後9か月頃からちくわを食べることができます。
しかし、離乳食期にはあえて使わなくても良い食材だと言われています。
その理由は、
・かみちぎりにくい
・塩分が多い
・添加物が含まれている
という理由があげられます。
なので、離乳食にちくわの使用するときは塩分をできるだけ抜いてから少量使うと良いでしょう。そのままでは味が濃く、赤ちゃんの体に負担をかけることがあります。
ちくわを使用する時には他の味付けをすると味が濃くなってしまうので、ちくわの風味のみにして味付けはしない方が良いでしょう。
濃い味を覚えてしまうと、素材を生かした薄味を食べなくなってしまう恐れもあります。
歯ごたえもあり噛み切れないこともあるので、できれば離乳食完了期の1歳から与える方が良いでしょう。
ちくわの栄養は?赤ちゃんに嬉しいタンパク質がたっぷり!
ちくわは何種類かの白身魚を練って、調味料を加えて加熱して作られたものです。
原料の白身魚には良質なタンパク質が豊富に含まれており、血や筋肉、皮膚、臓器を作るのに欠かせない栄養素です。
ちくわの元となる魚肉には「EPA」という不飽和脂肪酸が多く含まれています。不飽和脂肪酸は頭の働きをよくしてくれると言われていますよ!
ちくわで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
ちくわには様々なアレルギーになりやすい食材を含んでいるので、アレルギーになる可能性があります。
ちくわの原料になっているのは何種類かの白身魚です。小麦や卵白などが使われているのものもあるので購入する時には必ずパッケージの裏面を見るようにしてください。
小麦や卵白はアレルギーになりやすい食材の一つなので、初めて与える時には注意が必要です。
離乳食後期までに、いろんな食べ物を食べてきて何を食べるとアレルギー反応が出るのかわかってきていると思いますので、アレルギーの心配がある場合は食べさせない方が安心です。
市販のちくわは、製造過程のなかでエビやカニの成分が混入している可能性があります。
その場合には、パッケージなどに「エビやカニを使用する工場で製造されています」などの注意書きがされているはずです。初めて食べさせる場合には、少量にして食べた後にも異変がないか様子を見てあげてください。
症状は、どの食材に反応するかわからないので断定はできませんか、口の周りや唇がかゆくなる、腫れる、嘔吐、下痢、腹痛、発疹、アナフィラキシーショックなどが考えられます。
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離乳食ちくわの調理法&冷凍方法
離乳食のちくわの下ごしらえは?
ちくわを離乳食に使うときは、一度お湯で茹でてから使うことで余分な塩分を取り除くことができます。そのあとは、赤ちゃんが食べやすいように小さく切ってから調理するようにしてください。
ちくわの焼いている部分が固くて飲み込みづらそうな場合は、その部分を取り除いて白い部分だけ使用するようにした方が良いと思います。
風味づけ程度に少量を離乳食に取り入れてくださいね。
味がしっかり付いているので、ちくわをそのまま食べさせることはやめましょう。離乳食作りの食材の一つとして使うようにしてください。
ちくわを使った離乳食は冷凍できる?
画像引用:https://cookpad.com/recipe/854898
ちくわは冷凍することができます。
ですから、ちくわを使って作った離乳食も冷凍保存することが可能です。冷凍する時には、1食分ずつタッパーや小分けの容器などに入れて冷凍してください。
解凍は電子レンジでしっかり再加熱してくださいね。温め過ぎるとちくわが縮んで固くなることがあるので気をつけてください。
ちくわはパッケージに入ったままでも冷凍できます!ちくわ同士がくっつかないのでそのまま冷凍庫に入れてもOKです。ただし、1回開封すると傷みだしてくるので、開封後は1本ずつラップに包んで冷凍してください。
使いやすい大きさにカットして冷凍保存用の袋に入れて冷凍することも可能です!保存期間は3週間~1か月と長く保存できますよ。
解凍するときは、自然解凍か、凍ったまま料理に入れても大丈夫です。
離乳食用にちくわを買う時に気をつけることは?
市販のちくわを離乳食用に買う時に気をつけないといけないことは、添加物が含まれていることです。
ちくわにもいろんな種類があるので、買う時にはパッケージの裏面の原材料をチェックして、赤ちゃんには添加物が入っていないものを与える方が安心です。パッケージに「保存料無添加」と表記されていても、保存料以外の他の添加物が入っていることが多いです。
添加物のない安全なちくわを購入したいのであれば、安全な食材を扱っているお店を探して購入するほうが良いです。赤ちゃんが口にするものなので、できるだけ安心・安全なものを選んで食べさせてあげてくださいね。
ちくわを使った離乳食レシピ&手作りちくわの作り方
赤ちゃんに安心・安全なちくわを食べさせてあげたいという方は、自宅で手作りちくわを作ってみるのはいかがでしょうか?
手作りちくわレシピ
卵白不使用・添加物一切なしの手作りちくわのレシピです!卵アレルギーでも食べられるので、手間はかかりますが一度作ってみてはいかがでしょうか?
材料
たら(切り身) 100g
もずく(生) 5g
塩 ほんの少し
作り方
写真付きのわかりやすい作り方がのっていますので作ってみたい方はこちらをご覧ください。
離乳食後期:ひじきご飯
大人の料理の途中で取り分けてつくれますよ!
材料
ひじき 適量
にんじん 適量
大豆の水煮 適量
ちくわ 適量
※おとなの取り分けからなのですべて適量
作り方
1、全て炒めるところまでは大人と一緒です。炒めたところで子供の分を小さなお鍋に取り分けます。
2、水を適量入れて落し蓋をして、やわらかくなるまで煮ます。
3、この時、大人用の味付けしたものを少量だけ加えます。
4、やわらかくなったら全て細かく刻みます。
5、一食分をおかゆに混ぜて出来上がり。残りは一食分ずつフリージング♪
離乳食完了期:ちくわブロッコリー
手づかみ食べの練習にも良さそうな離乳食!
材料
ちくわ 1/2本(お子さんに合わせて)
ブロッコリー 適量(お子さんに合わせて)
かつお節 1~2つまみ
醤油 数滴
作り方
1、ちくわ・ブロッコリーを、ひとくちサイズに切る。(切ったものは、ひとつの器に入れる)
2、①に、かつお節をかけ醤油を垂らす。軽く混ぜたら出来上がり
まとめ
- ちくわは離乳食後期から少量ならOK(あえて与えなくて良い)
- アレルギゲンが含まれているので、初めて食べさせる時には慎重に!
- 市販のものを買う時には、原材料・添加物をチェック!
- 調理の際には、できるだけ塩分を取り除いてから小さく切って使いましょう
- 冷凍保存もできるので、手作りちくわを作って冷凍しておくのも◎
離乳食にちくわを使う時には塩分や添加物に注意して、赤ちゃんに負担がないように少量を食べさせてあげてくださいね。
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