野菜 離乳食初期から使える食材

赤ちゃんの離乳食でれんこんはいつから?アレルギーはある?調理法や冷凍方法、レシピご紹介!

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れんこんは和食に使われることが多く、あのシャキシャキした食感がとても美味しいですよね。

かたくて赤ちゃんは食べられないような感じがしますが、すりおろして調理すると赤ちゃんも食べることはできますよ!

 

今回は、赤ちゃんはれんこんいつから食べられるのか、与える時の注意点や離乳食の調理の方法などをまとめました。

離乳食でれんこんを使う前に参考にしてください。




 

赤ちゃんの離乳食レンコンはいつから?

 

 

 

赤ちゃんは離乳食後期の生後9か月以降かられんこんを食べることができます。

れんこんは食物繊維が多く、アクも強いので離乳食初期や中期には控えて、9か月以降の離乳食後期から与えるようにしましょう。

 

ご存知の通りれんこんはかたくて赤ちゃんが噛むのは難しいので、初めはすりおろしたものを料理の中に入れてあげましょう。

おやきやハンバーグなどにいれるとふんわり美味しく食べられると思います!

 

1歳以降の完了期になれば、煮たりしてしっかり加熱するとすりおろさなくても食べられるようになりますよ。

レンコンは皮に近い部分の方がかたいので、離乳食で使う時は真ん中の方をつかうようにしてください。

 

 

れんこんの栄養は?赤ちゃんの風邪予防に!

れんこんの主な栄養はデンプンで、体内のエネルギーになって体を温めます。

食物繊維を多く含んでいるので、便秘の解消に効果的ですよ。

 

ビタミンCがとても豊富で100g中55mgも含まれています。

ビタミンCは加熱に弱いのですが、レンコンはデンプンが多いので、加熱をしてもビタミンが逃げにくくてビタミンを摂取できますよ。疲労回復、風邪の予防などが期待できますよ!

 

他には、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラルもふくまれています。

 

れんこんを切ると糸を引きますが、あの粘り気のもとが「ムチン」です。

ムチンは複合タンパク質で納豆のネバネバと同じ成分です。ムチンには粘膜を保護する働きがあるといわれており、体内へのウイルスの侵入を防ぐことができるので、風邪の予防に食べさせると良さそうですね。

 

 

赤ちゃんのれんこんアレルギーは?

れんこんは根菜類の中でもアレルギーが出にくい食品です。

さらに、加熱調理することでアレルギーの発生も極力抑えられるという研究報告もあります。

 

しかし、どんな食べ物にもアレルギーは存在するので、初めて食べさせる時には注意が必要です。

 

 

症状としては、『口腔アレルギー症候群』といって、次のような症状が出ることがあります。

  • 口の中や周りが赤くなる
  • のどがイガイガする
  • 口の周りがかゆくなる
  • 下痢・嘔吐
  • 発疹、じんましん

など

 

まれにアナフィラキシーショックが起きて重篤な症状が起きることもあります。

 

れんこんでアレルギーなんて聞いたことないから大丈夫と思いそうですが、初めての時には少量にしておいた方が、万が一アレルギー症状が出た時には重篤化を防ぐことができます。

はじめはスプーン1杯からスタートさせてくださいね。

 



 

離乳食のれんこんの下ごしらえ・調理法・冷凍保存方法は?

 

離乳食に使いたいおいしいレンコンの選び方

れんこんの旬は11月~2月頃です。

お正月などにもよく使われる食材ですが、旬のれんこんには栄養が豊富に含まれていますよ!

 

【おいしいレンコンの選び方】

・表面に傷や黒ずみがない
・全体的に丸みがあって重みがあるもの
・切り口が白色で瑞々しいもの(カットしたもの)
・中が黒ずんでいないもの(カットしたもの)

また、両端に節がついているものを選ぶと良いでしょう。

 

 

離乳食のれんこんの下ごしらえ方法は?

 

れんこんはアクが強いので離乳食ではしっかりアク抜きをしてから調理しましょう。

このアクは旨味成分でもあるので、大人が食べる時にはあまり抜かない方が良いらしいのですが、赤ちゃんの離乳食にはしっかりアクを抜きましょう。

アクが強い食べ物を食べると体で処理しきれずに体に発疹ができたり、かゆみが起こることもあるそうです。

 


画像引用:https://rassic.jp/content/5122

 

アクの抜き方・下ごしらえ方法

1、皮をむいて輪切りにしてから、水を張ったボールに浸けておきます。
(何回か水を替えて10分は浸けましょう。)

2、そのあと、沸騰したお湯でしっかり茹でるか、出汁などで煮てください。

 

繊維が多いので、時間はかかりますが柔らかくないと赤ちゃんは食べられません。

柔らかくなったら、潰したり、小さく切ったりして調理しましょう。

 

 

れんこんの保存方法!冷凍もOK

れんこんを保存する時には、土の中にあったような状態にするのが1番です。

まだ調理していないものは、新聞で包んでからポリ袋にいれて立てて冷蔵庫で保存します。

1週間ほど保存できますよ。

 

切ったものは放っておくと黒ずんできてしまうので、切ってから塩水に5分ほどつけてから水気を拭き取り、同様に保存します。(5日ほど保存できます)

 

 

レンコンは冷凍保存もすることができます。すぐに使わないのであえば冷凍するのも良いでしょう。


画像引用:https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/23808/

 

冷凍保存する方法

1、アクをしっかりぬき、茹でる(少しかためでも大丈夫)

2、冷まして、水気をとってから冷凍保存用の袋に入れて冷凍する

離乳食用に冷凍するのであれば、すりおろしたものや小さく切ったものを製氷皿に入れて冷凍すると良いですよ。

電子レンジで解凍するか、出汁などにそのまま入れて加熱しても良いです。

★1週間を目安に使うようにしてください。

 

 

赤ちゃんにおすすめれんこん離乳食レシピ

後期:レンコン餅

Cpicon ふわふわ蓮根もち♪手づかみ食べ離乳食後期

■材料(赤ちゃん(一歳頃)一食分)
蓮根 30g
豆腐(絹でも木綿でも) 30g
片栗粉 10g
塩 ほんの少し

■作り方
1、蓮根をすりおろし、片栗粉と豆腐、塩を入れて混ぜる。
全体に均一になればOKです
2、油(分量外)をほんの少しひいたフライパンで
一口大ずつ焼きます
片栗粉に火が通って、全体に透明感が出てきたら完成

 

 

後期:油不使用きんぴられんこん

Cpicon 離乳食後期~☆油不使用きんぴられんこん 

■材料 (2食分)

れんこん水煮 大さじ1
にんじん   大さじ1
豚ひき肉   小さじ1
☆だし汁    大さじ5
☆砂糖    小さじ1/2
☆醤油    小さじ1/2

■作り方

1、れんこん・にんじんを粗いみじん切りにします。
2、①と☆を入れ火にかけます。
3、沸騰したら豚ひき肉を入れて軽くかき混ぜ弱火にし、汁気がなくなるまで煮ます。
4、お子さまの食べやすい固さになれば完成です。
※まだ固い場合は、だし汁を足してもう少し煮てくたさい。

 

 

後期:豆腐と鶏ひき肉の麻婆風

Cpicon 【離乳後期】豆腐と鶏ひき肉の麻婆風

■材料(約3回分)
豆腐 15g
鶏ひき肉 15g
なす 40g
にんじん 40g
れんこん 20g
A.だし汁 50ml
A.ざらめ 2.5g
A.味噌 3g
ごま油 2g

■作り方
1、なすは皮をむいて5mm角に切り、水にさらす。
2、人参、豆腐も同じ大きさに切り、レンコンはすりおろしておく。
3、水気が少なくなってきたられんこんのすりおろしを加え、弱火で2分煮炒める。

 

 

完了期:鶏レンコンバーグ

Cpicon 手づかみ離乳食☆鶏れんこんバーグ

■材料(4個分)
鶏胸挽肉 50g
蓮根 50g
片栗粉 小さじ1
塩 ほんの少し
粉チーズ、青のり、鰹節など お好みで
サラダ油 適宜

■作り方
1、蓮根は皮を剥いて擦り下ろす。
2、サラダ油以外の材料をよく混ぜる。(私はナイロン袋に入れてモミモミしています☆)
3、4等分して形を整える。
4、フライパンにサラダ油を熱し、両面焼いて中まで火を通せばできあがり

 

 

完了期:レンコン入りチキンナゲット

Cpicon れんこん入りチキンナゲット★幼児

■材料(一回分(2個))
鶏ひき肉(むね) 20g
れんこん 15g
たまねぎなどの野菜 10~15g
パン粉 小さじ1
片栗粉 小さじ1/2
塩 少々

■作り方
1、れんこんはすりおろし、たまねぎはみじん切りにする。
(今回はフリージングしておいた茹でたにんじん、たまねぎを使いました)
2、ボウルに1の材料と鶏ひき肉、パン粉、片栗粉、塩を入れてよく混ぜる。
3、フライパンにたねが1/3くらい浸かるくらいまで油(分量外)を入れてあたためる。
4、箸を入れて泡が出るくらいになったら、2を中サイズのスプーン1杯くらいの大きさで小判型にして入れる。
5、裏返しながら両面薄い焼き色がつくまで揚げる。
6、完全に加熱したいのでレンジで一食分2個あたり500W40秒加熱し、お好みでケチャップ(分量外)をかけたら完成

 

 

完了期:牛肉と根菜煮

Cpicon 離乳食完了期 牛肉と根菜煮

■材料

牛肉   15g
にんじん、大根(合わせて)30g
れんこん 10g
かつお昆布だし 300ml
しょう油    0.5ml

■作り方

1、にんじん、大根は1cmの角切りに。れんこんはすりおろす。
牛肉は脂身を取ってみじん切り
2、かつお昆布だしで大根とにんじんを煮る。
3、軟らかくなったら牛肉を入れ火が通ったられんこんを入れて弱火で煮込む。
4、しょう油で風味づけ

 

まとめ

 

  • れんこんは離乳食後期(9か月~)食べてもOK
  • 初めて食べる時はアレルギーに注意する
  • 1歳まではすりおろしたものを食べさせましょう
  • 調理の時にはアクをしっかり抜いてから!
  • 冷凍保存も可能なので、下ごしらえをして離乳食用に冷凍しましょう。

 

風邪予防にも効果的な食材ですので、すりおろして赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね。

 

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