ねぎは薬味や料理の仕上げに入れたり、食卓でも大活躍する食材です。
ねぎ独特の味が苦手な人もいますが、料理にいれると彩りも良くなりますよね。一見、ねぎなんて離乳食に使えないように思いますが、ちゃんと下ごしらえしてあげると赤ちゃんだって食べることができますよ!
今回は、離乳食のねぎについて役立つ情報をまとめました。
赤ちゃんの離乳食でねぎはいつから?
赤ちゃんの離乳食でねぎはいつから?
赤ちゃんは、離乳食中期の生後7~8ヶ月頃からねぎを食べることができます。
ねぎは辛味があり、嫌がる赤ちゃんもいるかもしれないので、積極的に使う食材ではありません。
家に野菜があまりない!と言う時にはねぎを離乳食に入れることでビタミン類が補えますよ。
離乳食に使う場合は、比較的辛味の少ないものを使うのがおすすめです。
- アサツキ
- 万能ねぎ
- 長ねぎの白い部分 など
これらの種類が比較的臭みも少なく使いやすいですよ。
小口切りやみじん切りなどで細かく刻んでから、しっかり加熱して料理にいれて食べさせてあげてください。加熱をすることで辛味成分を減らすことができ、甘みが出るので赤ちゃんでも食べられると思いますよ。
離乳食のねぎのかたさや大きさの目安
- 7~8か月頃:茹でてペースト状にするか、細かく刻む
- 9~11ヶ月頃:茹でて細かく刻む
- 1歳~1歳半頃:茹でて小口切りにする
ねぎの栄養は?赤ちゃんの免疫力アップに!
ねぎに含まれている主な栄養素は、ビタミンA・ビタミンC・βカロテンなどです。
粘膜を強くして、体の抵抗力をあげて風邪予防に効果的な食べ物です。疲労回復効果もあるようです。
カルシウムも多く含まれているので、骨や歯を丈夫にしてくれますよ。
においのもととなる「アリシン」という物質が含まれているのが特徴で、このアリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれるものです。
ビタミンB1は、不足すると糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなったり、疲れやすい、だるいなど夏バテのような症状になりますので、赤ちゃんの元気のためにも必要な栄養ですね。
また、辛味成分でもあり血行を促進し、殺菌効果が強い物質です。
白ネギと、青ネギがありますが、栄養的には青ネギの方が優れています。
離乳食でねぎを与える時に気を付けること
赤ちゃんが生のねぎ食べられるのは3歳以降
ねぎには「アリシン」という成分が含まれていると少しお話しましたが、この成分は刺激が強くたくさん食べると胃が荒れてしまうことがあるようです。
特に生のまま食べるとより刺激が強いようです。加熱するとアリシンは弱くなるので、刺激もなくなります。
赤ちゃんに与える時は必ず加熱をしてから、量を考えて与えてください。
ねぎを生で食べられるようになるのは、3,4歳頃からみたいですよ(本人が嫌がらなければ)
ただし、ねぎは大人でも苦手な人がいるので、無理に食べさせる必要はないと思います。料理の仕上げやお好み焼きなどに入れる程度で良いと思いますよ。
口腔アレルギー症候群に注意!
ねぎを食べてアレルギー反応がでることはほとんどありませんが、まれに『口腔アレルギー症候群』の症状がでることがあるようで。
口のまわりが赤く、かゆくなったり、じんましん、下痢・嘔吐、鼻水、目のかゆみなどの症状が出た場合はその可能性があります。
ねぎくらい大丈夫でしょ!
と思わず、初めて食べる時は少量を与えて様子を見るようにしてください。
初めて食べさせる時には、病院に行ける平日の午前中などに時間に与えてくださいね。
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離乳食のねぎの下ごしらえ、冷凍方法は?
離乳食では必ずねぎをしっかり加熱をしましょう
大人ならネギを料理の仕上げや薬味として生のまま食べたりしますが、赤ちゃんに生のまま与えることはしないでください。
赤ちゃんはもともと辛味や苦みは苦手です。ねぎは加熱をすることで甘みがでて食べやすくなりますので、しっかり火を通して調理してください。
大人と同じように、小さくみじん切りなどに切ってから調理入れて加熱してくださいね。赤ちゃんが食べる分は少量なので、使う分だけキッチンばさみで切るのもオススメです。
おかゆや汁物にいれると食べやすくて良いと思います。
おすすめ調理法は、
- お好み焼き
- お焼
- うどん、そうめん
- チャーハン
- スープ
などが使いやすいですよ!
離乳食では冷凍したねぎも使用OK!冷凍方法は?
市販の冷凍食品の中には、『冷凍ねぎ』というものが販売されています。
ねぎは水分の蒸発が早く、しなびたり、傷んだりするのが早いので冷凍されているものは使いたい分だけすぐに使えるのが便利ですよ。冷凍されているので、解凍したときはすでに柔らかくなっており、辛味もあまり強くないので離乳食にも使えます。
市販の冷凍ねぎを購入するときには、「国産」のねぎを使用しているものが安心ですよ。
自宅でねぎを冷凍する場合は生のままでも、加熱してからでも冷凍保存することができます。
生のまま冷凍する場合
小口切りなどで細かく使いやすくねぎを切り、キッチンペーパーなどで水気をきってから冷凍保存用の袋に入れるか、ラップに包みます。
水気をきってから冷凍することで、次に使う時にかたまりにならずパラパラしていて使いやすいですよ。
加熱してから冷凍する場合
ネギをやわらかく茹でてから、赤ちゃんの月齢に合わせた大きさに切ったり、ペーストにしてから製氷皿などにいれて冷凍してください。
事前に加熱しておくと調理の時にすぐに使えて便利ですね。
凍ったまま料理に入れてもすぐに溶けるので、汁物、炒め物などにいれて加熱してから食べさせてあげてください。
赤ちゃんにおすすめのねぎを使った離乳食レシピ
離乳食中期:麻婆豆腐
材料(1人分)
鶏むね挽き肉 20g
豆腐 30g
ねぎ 10g
水 大さじ2
ベビー用だし 小さじ1弱
作り方
1、鶏むね挽き肉はレンジ500wで1分加熱する。※しっかりと熱が通ったのを確認する
2、豆腐は軽く湯通ししてから1cm程度に角切りする。(適当に包丁を入れる感じで大丈夫です)
3、ねぎは軽く湯通ししてから細かく(適当に)刻む。
4、軟飯に鶏むね挽き肉・切った具材・水大さじ2・ベビー用だし小さじ1弱を入れて軽く混ぜて出来上がり。
離乳食後期:豆腐ハンバーグ
材料(1週間分)
鶏むねひき肉 200g
豆腐 400g
長ネギ 1/2本
乾燥ひじき 大さじ1
片栗粉 大さじ4
塩 少々
作り方
1、ひじきを水に浸けて戻しておく。
2、お豆腐を水切り。キッチンペーパーにくるんで、レンジで2分チン。粗熱をとっておく。
3、長ネギと戻したひじきをみじん切りにする。
4、鶏むねひき肉、②、③、片栗粉、塩をきれいな袋に全部入れちゃう!
5、あとは袋の上から全体が馴染むまでもみもみ。
6、馴染んだら袋の端をハサミでチョキチョキ!
フライパンに絞り出す。
7、いい感じに焼き色がついたら、ひっくり返す。
蓋をして弱火で3分。
離乳食完了期:簡単ポークライス
材料(2食分)
豚ひき肉 適量(20g位
にんじん 適量(20g位
キャベツ 適量(20g位
玉ねぎ 適量
長葱 5㎝分位
ケチャップ 適量(大さじ1〜1.5位
ベビー用コンソメ 少々
粉チーズ 適量
ごはん 200g
作り方
1、豚ひき肉はあらかじめボイルしておきます。他は小分けにして冷凍しておくと楽です。
2、にんじんは皮を剥いて使いたい分だけザクっと切り電子レンジのゆで野菜機能でチン。(もしくは茹でて)食べやすい大きさに刻む
3、ねぎ、玉ねぎ、キャベツも使いたい分だけ細かく切りフライパンでしんなりするまでウォーターソテー(少量の水でソテー)する。
4、出来たら少量のバターを入れごはん、にんじん、豚ひき肉を入れ弱火で炒めながら混ぜ合わせる。
5、ここからは目分量ですが月齢に合わせた味付けでケチャップ、お湯で溶かしたベビーコンソメ、粉チーズを入れ混ぜ合わせる。
*離乳食完了期はまだ薄味がいいと思うのでケチャップも入れすぎず全体にほんのり色が付く位がいいと思います。
まとめ
- ねぎは離乳食中期の生後7~8ヶ月頃から
- 生のままは胃が荒れてしまうので、生は3歳以降から!
- 冷凍ねぎも使用OK!家庭での冷凍保存もおすすめ
- 初めて食べる時には、「口腔アレルギー」に注意!
野菜がない時には使いやすいですが、あえて食べさせるような食材ではないので、使う量や使い方を考えて離乳食に取り入れてみてください!
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