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赤ちゃんの離乳食でだしはいつから?おすすめだし、おいしいだしの取り方を紹介!

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赤ちゃんの離乳食は薄味が基本ですよね。

離乳食は、色々な食材の味を知ったり、食材そのもののおいしさを教えてあげることを大切にする時期ですので、醤油や砂糖、塩などの調味料を使っての味付けは最低限におさえたいところです。

大人には物足りない味ですが、調味料は入れずだしをうまく使用することで赤ちゃんが喜ぶ風味豊かなおいしい離乳食を作ることができますよ!

 

 

いつ頃からだしを使って離乳食を作れば良いのか迷っている方もいると思いますので、使い始める目安おいしいだしの取り方などをご紹介します。

参考にして離乳食に取り入れてくださいね。

 



赤ちゃんの離乳食でだしは必要?いつから取り入れる?

 

離乳食でだしはいつから使えるの?

 

 

いつ頃から離乳食にだしを使用できるのでしょうか?

だしの種類にもよりますが、昆布だしやかつおだしは離乳食初期から使用することができます。

 

ただし、赤ちゃんは素材の味をそのままおいしく感じられる時期ですので必ずだしが必要というわけではありません。

 

離乳食初期では、食材そのものの味を教えてあげるのも大切です。素材そのままの食事があまり進まない時や少し気分を変えてあげたい時に風味付け程度に使用することから始めましょう。

 

本格的にだしを使用する目安は、中期以降の、食べむらの始まる頃から「味のアクセント」として使用すると良いでしょう。

風味がよくなるとぐっとおいしさもアップしますので、赤ちゃんも食欲が増すかもしれませんね。

 

 

私は離乳食中期の生後7か月頃から、かつおだし、野菜スープなどを取り入れて離乳食を作っていました。

野菜を一通り試してから始めましたよ。離乳食初期では食べる量も少なく、だしをつかわなくても何でも食べてくれていましたので使用しませんでした。

 

 

 

離乳食でだしを使うメリット

 

赤ちゃんは味覚が非常に敏感です。

 

味覚は、甘味、塩味、酸味、苦味、そしてうま味の5つの味がありますが、うま味は他の4つの味に比べ穏やかな味で持ちが長いのが特徴です。

そしてコクが出て食材の風味を増やすことができます。

 

そのためだしを使用すれば、うま味を感じることができ薄味でも赤ちゃんは素材の味を十分においしく感じることができます。

 

 

離乳食後期頃になると少しずつ味噌や醤油などで味付けを始める方もいると思いますが、だしを使って離乳食を作ればほんの少しの調味料でもおいしい離乳食を作ることができます。

 

 

 

赤ちゃんの離乳食に使えるだしの種類や特徴は?

 

「だし」と一言でいっても種類は様々です。離乳食で使えるだしにはどんな種類があるのでしょう?

使い始める目安時期もまとめました。

 

 

野菜だし

離乳食初期から

ニンジンや玉ネギなどの香味野菜、白菜や大根などを煮込んだ野菜スープの汁をそのままだしとして使用します。

離乳食初期から使用できますし、おうちにある、あまり野菜で簡単に作ることができます。野菜のビタミンも豊富に含んでいますので離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにはこちらから始めてみると良いでしょう。

 

 

昆布だし

離乳食初期から

アレルギーのリスクが少なく、離乳食初期から使用することができます。

昆布だしの特徴といえばうまみ成分の「グルタミン酸」。脳の活性化や免疫力アップなど、体にも良い物です。

 

かつおだし

離乳食中期頃から

かつおだしは和食の基本のだしで馴染み深い味ですよね。

イノシン酸といううまみ成分でだしが味付けの主役になりますので、調味料の味付けは無しかほんの少しで大丈夫です。

 

 

 

煮干しだし

離乳食中期頃から

かつおだしと同様、イノシン酸のうまみが強いだしです。イノシン酸は細胞を活性化してくれ新陳代謝が良くなることで、免疫力向上の効果が期待できます。

赤ちゃんは生後6か月頃からお母さんのお腹から受け継いだ免疫がだんだん弱くなってくることですので、日々の食事から免疫力をアップできるものを意識して摂り入れてみましょう。

風邪などに負けない強いからだを作ってあげたいですね。

 

 

干し椎茸だし

離乳食中期頃から

独特な香りをもつ干し椎茸のだし。

椎茸には骨を強くするビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくする働きがありますので、強いからだ作りには欠かせない栄養素です。

 

また食物繊維も豊富ですので、腸内環境を整えてくれます。

出し汁は離乳食中期から使用可能ですが、シイタケをそのまま与えるのは噛み切りにくく、つぶしにくいという観点から中期の後半、または後期頃、赤ちゃんの噛む様子を見ながら始めてみましょう。

 

 

あさりだし(貝のだし)

離乳食後期頃から

大人の取り分け料理が食べられるようになったら、風味豊かなあさりだしを使用した料理もおすすめです。

大人用にあさりのお味噌汁を作るついでにスープを別鍋に分けておけば離乳食用のだしスープになりますし、お味噌を薄く溶かした段階で分けておくとそのまま赤ちゃん用あさりの味噌汁となります。

アレルギーのことも考えて離乳食後期以降に始めてください。

 

 

さまざまな種類があるだしですが、煮干しやかつおだしのようなたんぱく質を含むものはアレルギーの可能性も考えられます。

また、しいたけも稀にアレルギーを引き起こす可能性があるようですので、初めて与える際にはごく少量からチャレンジしてください。

 



 

離乳食で使いたい!簡単で美味しいだしの取り方

 

 

 

昆布だし

  • 昆布の表面を軽く濡れた布巾やキッチンペーパーでふきとる
  • 20~30分水につけておく
  • 弱火で沸騰してきたら昆布を取り出す

これだけでじわじわとおいしいだしが出ておいしい出し汁になります。

 

 

 

かつおだし

  • 沸騰したお湯を一度火を止めかつおぶしを入れる
  • 数分おいてざるでこして、完成。

離乳食が進み噛むのが上手になったらざるでこさずにかつおだしを細かく切ってそのままお料理に入れて食べると栄養価も上がります。

 

 

 

煮干しだし

  • 頭と腹は苦いので取り除く
  • お鍋に水を入れ、30分程そのままにしておく
  • 軽く煮立たせ、6~7分で煮干しを取り除く

煮干しも良い出汁がでますよ!残ったら大人のお味噌汁によく使っていました。

 

 

 

干ししいたけだし

  • 干しシイタケを軽く水で洗う
  • 水に1日浸けておく

非常に簡単ですね。お湯で戻すと苦みがでてしまいますので、お水でじっくりうまみを出しましょう。

 

 

 

野菜だし

  • 家にある野菜を煮込み、ざるでこして完成

ニンジンや玉ネギなど香味野菜が香りが良くなります。白菜や大根などクセがなく甘みのある野菜もおすすめです。

大人でいうコンソメスープのようなイメージですので、様々な食材との相性が良く、簡単に風味豊かな離乳食を作ることができます。

 

 

 

手作りだしの賞味期限や保存方法は?

 

一度にたくさん作るとなかなかすぐに使いきることは難しいですよね。

それでは作っただしの賞味期限や保存方法はどれくらいでしょうか。

 

冷蔵保存では菌の繁殖の可能性があるため2~3日以内に使い切ることが目安と言われています。

そこで製氷皿を使用した冷凍保存がおすすめです。

 

冷凍保存の方法

  • 製氷皿に熱湯をかけて消毒する
  • だしは沸騰したあと冷まし、製氷皿に入れ凍らせる
  • キューブ型になっただしをジプロックなどに入れ冷凍保存する

 

使用する際はお皿にのせ電子レンジ加熱するか、お鍋でそのまま加熱解凍しても大丈夫です。冷凍していても1~2週間で使いきるようにしましょう。

 



 

赤ちゃんの離乳食作りに市販のだし粉末やだしパックは使える?

 

 

だしを一から手作りするのは少し面倒なため、市販の粉末だしだしパックを使用しても良いのか気になる方もいますよね。

 

市販のだしを使用するときには、塩分の入っていない無添加のだしパックであれば使用しても大丈夫です。

 

スーパーで手に入る市販の粉末だしやだしパックには、塩や砂糖、添加物が多く含まれているものもとても多く、使用には注意が必要です。

 

特に粉末だしの場合は、うまみを感じやすくする「化学調味料」が使われているものが多いです。塩分も多いのが特徴です。

化学調味料では、本当のだしの味を知ることができませんし、食塩が多いものは赤ちゃんの体に負担をかけます。大人が使っているような味の濃いだし粉末は使用しないほうが良いでしょう。

 

 

 

市販のだしパックやだし粉末を選ぶポイント

 

「塩分の入っていない無添加のだし」を選べば離乳食にも使えますが、どうやって選べばよいのでしょうか?

 

 

そこで商品のパッケージ裏面の成分表示を見るクセをつけることをお勧めします。

 

 

例えば色んな商品でよく見る表示「調味料(アミノ酸等)」ですが、アミノ酸というといかにも体に良さそうなイメージを持ってしまいますよね。

 

しかしこの「アミノ酸」というのは人工的に作られた化学調味料のことです。脳神経や味覚障害、発がん性までもが指摘されている添加物ですので日常的に赤ちゃんに与えることはぜひ避けたいものです。

 

市販のだしには大きく分けてこのような添加物を含んだ粉末だしの他に、素材のみで作られているパックに入っただしがあります。

そういった商品は「無添加」と書かれていますが、念のために成分表示を確認してください。

 

 

 

無添加・食塩不使用のだし粉末やだしパック

 

無添加で食塩を使用していないだし粉末や出汁パックをご紹介します。

近くで買えない、という方は参考にしてみてください。

 

 

天然だしパック

 

価格:1780円

完全無添加、材料はすべて国産品です。

だしを取った後、パックの中のでがらしで大人用のふりかけなどを作る事ができるそうです。これなら余すことなく使用できお得感がありますね。

だしパック 無添加 国産 天然だしパック 10g×50パック

 

 

 

茅乃舎 減塩 野菜だし

 

 

価格:2299円

茅乃舎のだしといえば人気商品であるため、ご存知の方も多いかもしれません。こちらは茅乃舎のだしの定番商品ではなく、野菜からうま味をとった野菜だしです。

化学調味料無添加ですが、少し食塩が使用されていますので少量使用するなど月齢に合わせて調整すると良いでしょう。

茅乃舎 減塩野菜だし 8g×22袋

 

 

 

優しいだしパック

 

価格:890円

材料はこだわりの鰹節+昆布のみで、食塩、科学調味料無添加です!離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにも安心して使えると人気のあるだしですよ。

定期コースもあるので、定期購入するとさらに安く購入できます。

子供の味覚を育む「やさしい出汁パック」

 

 

 

だし&栄養スープ

 

価格:3024円

サラサラの粉末タイプなのでお湯を注ぐだけで簡単に美味しい出汁を作ることができます。
だしの旨味だけでなく、栄養も離乳食に加えることができるのでおすすめです。

実際に私も使ったことがありますが、美味しいだしが簡単に作れるので、少量でも使いやすく赤ちゃんの食事にぴったりですよ。

だし&栄養スープ 天然だし 粉末 500g

 

 

化学調味料無添加、素材にこだわっただしはお値段も高めの傾向にあります。

普段使いには手頃な昆布やかつおからとった手作りのだしを、たまに無添加のだしパックを使用するなど使い分けをすると良いかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

大人にとって味の決め手は調味料に頼ってしまいがちですが、赤ちゃんにとっては素材の味やだしのうま味が1番のおいしさを感じる決め手となります。

色々な種類のだしをうまく使って、毎日のごはんを風味豊かなものにしてあげたいですね。

 

幼少期に育った味覚は一生の味覚と言われるほどです。

きっとお母さんの今の頑張りが、赤ちゃんのずっと先の幸福感にも繋がっていきますよ!

 

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