赤ちゃんに使う哺乳瓶は毎回使うごとに消毒するのが基本ですよね。生まれて間もない赤ちゃんは抵抗力が弱く細菌が体内にはいらないように注意が必要です。
月齢が大きくなるにつれて、体も丈夫になってきますが離乳食の食器も消毒が必要なのでしょうか?
今回は、赤ちゃんの離乳食食器の扱いや消毒についてまとめました。
離乳食の食器の消毒は必要?
離乳食食器の消毒は必要?
離乳食が始まる生後5,6ヶ月頃には免疫力もついてきているので、哺乳瓶のように毎回消毒する必要はありません。
しかし、食器を使い続けることで容器に傷も付き、そこに雑菌が入ってしまうこもあるのでたまに消毒をするほうが衛生的に食器を使うことができます。
大人の使う食器やまな板も同じで、傷がついたところに雑菌が繁殖している可能性があるのでたまに消毒するほうが良いと言われていますよ。
赤ちゃんはいろんなものを舐めますので神経質になって消毒する必要はありませんが、万が一のことがあってはいけません。
一度食中毒や胃腸炎などになると赤ちゃんの場合は長引いて辛い思いをさせてしまうことになります。
念のためにしておく、という感じで必要に応じて消毒を行うと思っておいてください。
赤ちゃんは抵抗力が弱い
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママの体からある程度の免疫を受け取って生まれてきますが、それでも大人の半分程度の免疫力しかありません。
赤ちゃんは、雑菌に対する常在菌が腸内にいないので、あまり抵抗力がありません。少しの細菌でも命に危険が及ぶ可能性があるので体の中に菌が入らないように口にするものはできるだけ菌をとってあげた方が良いといわれています。
離乳食で使う調理器具の消毒は必要?
離乳食作りの調理器具を分けている方もいるかもしませんね。
分ける場合、分けない場合でも食器と同様に毎回は消毒しなくても大丈夫です。
しかし、生肉や生魚などを切った時にはまな板や包丁を消毒したほうが菌の繁殖を抑えられ安心して使えると思います。
熱湯をかけたり、アルコールスプレーをかけるだけでも簡単に消毒はできますよ。
あとは、必要に応じて調理器具も消毒を行ってください。
すりばちの溝や、裏ごし器の網の間などは洗い残しが出やすいので念入りにお手入れする日を作っても良いと思いますよ。
離乳食の食器は別で洗った方がいい?
赤ちゃんの食器を洗うときには、スポンジや洗剤を分けている方が多いようです。
その理由としては、
- 大人の料理には油がついているから
- 肉や魚など生ものを切ったりしたものと一緒に洗いたくない
- 出来るだけ赤ちゃんの体に優しい洗剤を使いたい
という意見が多いです。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんはまだまだ抵抗力が弱く、どの食べ物にアレルギーがあるかも分かりません。
一緒に洗ってしまい、油や食べ物の成分が残ったり、移ったりすることはないと思いますが、念のために分けて洗っているという方もいます。
子どもが大きくなり、大人と同じようなものを食べるようになれば一緒に洗っても良いと思いますが、それまで心配な方はスポンジだけでも分けていた方が安心だと思いますよ。
食器用洗剤に関して、赤ちゃんの哺乳瓶を洗う洗剤を使う方がよいですよ。
哺乳瓶用の洗剤は普通の洗剤と比べると、万が一赤ちゃんの口に入っても大丈夫なように自然由来の優しい洗剤が多いのです。
他には、合成界面活性剤の使われていない石けんで作られたものも安心して使えると思います。(ミヨシの無添加洗剤、シャボン玉石鹸など)
石けんで作られており、野菜も洗えるので大人用の洗剤をこれを機に無添加のものに変える方もいるようですよ。
ただ、油落ちなどが弱いのがデメリットです。2度洗いするときれいにヌルつきも取れると思いますよ!
離乳食の食器の消毒はいつからいつまでした方が良い?
食器の消毒はいつから?
哺乳瓶でミルクを飲んでいる赤ちゃんは哺乳瓶の消毒と一緒に離乳食の食器も消毒すると良いでしょう。
哺乳瓶を使っていないなら、離乳食開始と同時に使った食器を消毒すると良いと思います。
離乳食の開始は大体の赤ちゃんが生後5、6ヶ月です。その頃になると免疫力も少しはついてきます。
赤ちゃんが成長していくと、指しゃぶりをしたり、おもちゃを口に入れて遊ぶようになります。赤ちゃんはいろんなものをなめて菌を少しずつ体に入れて丈夫になっていっています。いろんなものを舐めだしたのに、哺乳瓶や食器だけ消毒しても意味がないという考えもあります…。
赤ちゃんがママからもらった免疫力は、生まれた直後から急激に低下し、3か月を過ぎたころから1歳になることにようやく生まれた頃の免疫力に戻ります。
出典:MEDICA
哺乳瓶の消毒は少なくとも生後3~4か月まではしてあげてくださいね!
一般的に離乳食が始める生後5~6か月頃には、赤ちゃんの雑菌への抵抗力もついてくるので毎回消毒をする必要はないと思います。
食器を消毒するのはいつまで?
赤ちゃんの食器を消毒しなければいけない時期は、何か月までと明確には決まっていません。
赤ちゃんが1歳頃になるまでは時々消毒されている方もいるようですが、めんどうなのであまりしないという方が多いです。
夏場などの暑い季節は雑菌が繁殖しやすいので、時期に応じて行うようにすると良いと思います。
消毒をしないようなら、気をつけなければならないこともありますよ。
食後はできるだけ早く洗う
食器に食べ物がついたまま長時間放置しておくと、食べかすに雑菌が繁殖しやすくなります。
食べた後はできるだけ早く洗うことで、菌を食器につけないようにできます。
外出などで赤ちゃんのご飯を作って持って行ったあとのタッパーなどの容器は、帰ってきてからしっかり洗うか心配なら消毒する方が良いでしょう。
洗った後はすぐに乾燥させる
食器が濡れたままにしていると、残っている水滴に菌が繁殖しやすくなります。洗った後はできるだけすぐに拭くか、食器乾燥機にかけて乾かしてください。
洗いづらいものはたまに消毒したほうがいい
離乳食の食器の消毒方法は?電子レンジでもできるの?
どんな方法で消毒できるの?
赤ちゃんの食器の消毒の方法は、高温で菌を殺す方法か、ハイターやミルトンなどの薬品を薄めた液体に漬け込む方法があります。
基本的には哺乳瓶の消毒と同じと思っていてください。
しかし、食器によっては熱に弱い場合がありますので、耐熱温度は大丈夫か確認してから行うようにしてください。
煮沸消毒
大きめの鍋にお湯を沸かします。食器をお湯に入れて5分ほど沸騰したお湯で茹でてください。鍋から取り出した食器は熱いのでトングなどでとると良いでしょう。
取り出した食器は布巾の上などに置いておくと自然に乾燥しますよ。
熱湯消毒
沸騰したお湯を食器に回しかけます。スプーンなど小さな食器はボウルの中などに入れてお湯をかけると良いでしょう。
薬品消毒
ハイターやミルトンなど様々な種類がありますが、赤ちゃん用の方が安心ですね。
表示に従って水で薄めた液体に食器を漬けこみます。消毒後はしっかり水洗いしてくださいね。
電子レンジでの消毒はできる?
電子レンジでの消毒は専用の用具があればすることができます。
哺乳瓶用の消毒方法で、電子レンジに入れて加熱して、高温の蒸気で消毒するものがあります。
私は哺乳瓶の消毒を電子レンジでしていたので、そのまま食器も一緒に消毒していました。少量水を入れて電子レンジに入れておくだけだったので簡単で手間がかかりませんでしたよ。
それほど高額ではないので、気になる方はチェックしてみてください。
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まとめ
- 赤ちゃんの食器の消毒は絶対に必要ではないが、衛生面を考えるとたまにする方が◎
- 消毒をしないのであれば、すぐに洗って乾かすように心がけましょう
- 消毒はママの負担にならないように神経質にしなくても大丈夫!
まな板などもたまに消毒した方が家族の食事を衛生的につくれますよ!簡単にきれいを保てるよう、普段から気をつけておくとよいですね。