お肉の加工品として人気の高いベーコン!
ベーコンと一緒に炒めたり、煮込んだりすると良い味が出てとってもおいしくて子供も大人も好きな人が多いですよね。
しかし、塩分や脂肪分が高いことが気になる点。赤ちゃんにはいつ頃から離乳食で与えて良いのでしょうか?一緒に煮込んだ汁など、ベーコンから出ただしは与えても良いのでしょうか。
離乳食のベーコンについてまとめました!
離乳食でベーコンはいつから?
赤ちゃんにベーコンは生後1歳以降に少量
赤ちゃんにベーコンを与えるには生後1歳を過ぎてからにしてください。
しかし、ベーコンは離乳食に向いている食材ではありません。その理由は、ご存知の通り塩分・脂肪分が多いということです。
ベーコンは豚肉を塩漬けにしているもので、塩分がとても高くなります。100gあたり800mgのナトリウムが含まれており、食塩にすると約2gほどになります。
赤ちゃんの塩分の摂取目安は、
離乳食後期 (9~11ヶ月頃) ・・・1回に0.3g
離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)・・・1回に0.4~0.6gまで
ですから、1歳を過ぎた赤ちゃんに食べさせる時には脂肪分をできるだけ取り除て、塩分をカットしたものを少量与えるようにしてください。
ベーコンからいいだしが出るので、1歳以降であれば離乳食に取り入れることができますが、だしにも塩分が溶けだしているので他の味付けはせずに薄めて使用すると良いと思います。
赤ちゃんには無添加のベーコンを
スーパーなどで売られているベーコンの多くには保存料、発色剤、甘味料、接着剤など様々な添加物が含まれています。
少量であれば健康に悪影響を及ぼしませんが、過度に食べ続けたりすると発がん性があったり栄養の吸収を防ぐなどの作用もあると言われています。
そこまで添加物に敏感になることはないと思いますが、1歳になっても赤ちゃんの消化器官などは大人に比べるとまだまだ未熟です。赤ちゃんの体の事を考えるとできるだけ添加物の入っていない自然に近い形の食材を使ってあげる方が良いと私は思います。
スーパーにも無添加のベーコンも売られているので、できればそちらを選んであげると良いでしょう。
商品の裏面の成分表の部分をチェックしてくださいね。
無添加のベーコンは保存料がはいっていないので、できるだけ早くに使い切るようにしてくださいね。小分けのスライスされたものがおすすめです!
無添加のものは鮮やかなピンクではありません。色は悪くても、こちらの方が体に良いですよ!
ベーコンの栄養は?
ベーコンは豚肉のバラ肉を塩漬けにして燻製にしたもので、その原料や作り方から分かるようにベーコンは脂身が多く、塩分も高くなっています。
豚肉の違う部位を使って作られているものもあり、「ロースベーコン」や「ショルダーベーコン」などもあるのだとか。
ベーコンの原材料である豚肉にはタンパク質が多く含まれています。お肉に含まれているたんぱく質には、爪や髪を健康に保つ作用や、免疫力を上げる効果があります。筋肉を作るのにも欠かせないので、体作りには大切な栄養素です。
その他には、意外とビタミン類も含まれていますよ!
ベーコンで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
ベーコンは豚肉からつくられていますが、安いベーコンには卵白が入っていることがあります。
卵白は卵アレルギーのある方にはNGで、卵アレルギーの方がベーコンを食べて喉がイガイガしたり、呼吸が苦しくなったということがあるそうです。
ベーコンのパッケージの裏面に使っているアレルゲン、使っていないアレルゲンなどが表示されていますので、アレルギーの心配のある赤ちゃんには卵や乳などのアレルゲンに注意してあげてください。
そういった点でも無添加のベーコンは少しお値段が高くなりますが、安心して食べることができると思います。
卵白などが含まれているベーコンは、スープなどにもその成分が溶けだしているのでアレルギーせいが失われてはいないので与えない方がよいと思います。
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離乳食のベーコンの下ごしらえや油抜きの方法
離乳食ではベーコンの脂肪分・塩分を取り除く
ベーコンの脂肪分・塩分をカットしてから赤ちゃんの離乳食に使ってください。脂肪分や塩分を取り除く方法をまとめました。
①小さく切って炒める
スライスベーコンを食べやすいように小さく切ってからフライパンで炒めます。弱火でしっかり加熱すると、余分な脂分がでてくるので出てきた油はキッチンペーパーでしっかり拭き取りましょう。こうすると脂分をカットすることができます。塩分はまだ残っているので他の食材と混ぜたり煮込んだりして味付けの代わりにすると良いでしょう。
②一度下茹でする
沸騰したお湯にベーコンを入れて1,2分茹でます。これをするだけで、脂肪分・塩分を減らすことができるのでこちらの方が体に良さそうです。しかし、ベーコンのあの美味しい風味も一緒に減少します。下茹でをした後に食べやす大きさに切って調理してください。
大人の料理の取り分けもOK
大人の料理にベーコンを使うこともあると思います。ベーコンを使ったスープなどであれば取り分けて赤ちゃんに与えられますのでおすすめです。
味付けをする前にやわらかくなっている他の具材やベーコンを取り出して、赤ちゃんが食べやすい大きさに切って、ベーコンの旨味が出ているスープも使ってください。
野菜やベーコンのだしがでているので他の味付けはなしでも赤ちゃんは美味しく食べてくれると思いますよ!
離乳食におすすめのベーコンレシピ
離乳食完了期の1歳以降の赤ちゃん向けのレシピです。よければ参考に作ってみてください。
じゃがいもとベーコンのオムレツ
材料(2〜3人)
じゃがいも 中〜大1個
玉ねぎ 中1/2個
ベーコン 1パック
バター 10g
卵 2個
☆粉チーズ 小さじ1
☆顆粒コンソメ 小さじ1/2〜1
☆塩コショウ少々
作り方
1、じゃがいもは皮を剥いて1センチ角に切り、水にさらした後、お皿に並べてレンジで3分程チン。
2、お椀に卵2つを割り、そこに調味料を入れ混ぜ合わせておく。
3、玉ねぎ、ベーコンも同様に角切りにしておく。
4、小さめのフライパンにバターを入れて火をつけて、中火で玉ねぎとベーコンを炒める。
5、玉ねぎが透き通ってきたらじゃがいもを投入し、潰さない様に大きく混ぜ合わせる。
6、1度火を止め、濡れ布巾でフライパンを少し冷ましたら、そこへ②の卵を入れて混ぜ合わせる。
7、蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
表面が乾いてきたら大きめのお皿をかぶせて、一気にひっくり返せば出来上がり!
さつまいもと白菜のミルクスープ
さつま芋と白菜のミルクスープ〜離乳食にも by Mikko6
材料(4〜5人分)
さつまいも 200〜250g
白菜 1/8本
ベーコン 3~4枚
バター 大1
薄力粉 大1
水 300ml
牛乳 300ml
味噌 大1~
醤油 小1〜
作り方
1、白菜を食べやすい大きさに切る。離乳食の場合は進み具合に合わせて細かく刻んで下さい。
2、さつまいもは1センチ角ぐらいに切る。ベーコンも食べやすい大きさに切る。
3、バターを温めたら白菜・さつまいも・ベーコンを炒める。
4、全体的にバターが周り、火が通ったら、薄力粉を入れて炒める
5、薄力粉が全体に絡まったら、水を入れて煮込む。とろーっとしてきてさつま芋が柔らかくなったら、牛乳を入れて、更に煮込む。
6、味噌と醤油を溶かしいれ、完成!大人用はもう少し味噌と醤油を増やしても◎
まとめ
- ベーコンは生後1歳以降に少量ならOK!できれば無添加のベーコンを使いましょう
- ベーコンには脂分・塩分が多いのでできるだけカットして調理しましょう
- 大人の取り分け料理もおすすめ。おいしいベーコンのだしを活用しましょう
美味しいですが、与え過ぎると塩分や脂肪分が体の負担になりますので量を考えて与えてくださいね。
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