和食によく使われているきのこといえば「しいたけ」ですよね。
おいしい出汁が出て、料理のうまみをアップさせてくれるので、ベビーフードにもよく使われています。
しいたけが食べられるようになると料理にもいろいろ使えるので便利ですよ!
調理法や冷凍方法などもまとめましたので、離乳食作りの参考にしてください。
赤ちゃんの離乳食 しいたけはいつから?アレルギーの心配は?
赤ちゃんの離乳食でしいたけはいつから?
しいたけは、離乳食後期の生後9か月以降に与えるようにしましょう。
しいたけは繊維が多く、消化しづらい上にとろとろに調理するのが難しい食材です。
離乳食後期の頃になると、多くの赤ちゃんが歯茎で噛むのがスムーズにできるようになるので、赤ちゃんの様子に応じて与え始めると良いですよ。
軸の部分はかたいので、取り除き離乳食では「かさの部分」のみ使用してください。
細かく切ってしっかりと加熱して食べさせますが、そのままでは飲み込みづらい場合には片栗粉などでとろみをつけてあげると食べやすくなりますよ。
干ししいたけは、生のものと比べて繊維が多いので与えるのは1歳以降に少量ずつ与えてください。
しいたけの「だし」はいつから与えていいの?
しいたけのだしは、離乳食中期の生後7、8ヶ月頃から与えることができます。
だしでアレルギーになることは少ないですが、念のために初めて与える時には少量にしておくと良いですね。
だしについてはこちらに詳しくまとめていますので参考にしてください▼
しいたけの栄養は?赤ちゃんにおすすめ?
しいたけは他のきのこと同様に、食物繊維が豊富で、低カロリーでミネラルもたっぷり!他の野菜にはないビタミンDも多く含んでいます。
しいたけを日光に30分~1時間でも干すとビタミンDが倍増すると言われています!カルシウムと一緒に接種すると歯や骨が丈夫になりますよ。
食物繊維が豊富なので、便秘の改善や体内の有害物質を排出する効果があるようです。
しいたけには、レンチナンとβーDグルカンと言う多糖類が含まれます。レンチナンはがん細胞の増殖を抑える効果が期待され、βーDグルカンは免疫力を高める働きが期待されますよ!
赤ちゃんはしいたけでアレルギーになる?
しいたけはアレルギーになりやすい食材には含まれないので、比較的アレルギーが出にくい食材です。しかし、しいたけアレルギーは存在しています!
初めて食べさせる時にはしいたけアレルギーに注意が必要ですので、少量を慎重に与えて下さい。赤ちゃんの食物アレルギーの主な症状としては以下のものが起こりやすいと言われています。
- 口の周りの赤み、かゆみ、腫れ
- 喉がイガイガする、腫れる
- 目のかゆみ、充血
- じんましん
- 嘔吐、腹痛 など
などの症状が起こることがあります。
食後の赤ちゃんの様子をしっかりみてあげてください。
しいたけの出汁だけなら7,8か月から与えられますので、出汁を使う場合も初めて与える時には少量にしてアレルギーがないか確認してから使いましょう。
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離乳食のしいたけの下ごしらえ方法は?
大人の料理では、洗うと味が落ちるため基本的にきのこは洗わず拭いてから使いますが、離乳食に使うなら軽く洗ってから使う方が良いでしょう。
離乳食のしいたけの下ごしらえ
1、しいたけを水で軽く洗う
2、軸を取り除き、かさの部分を細かく切る
3、沸騰したお湯で茹でる
加熱の方法は鍋で茹でる他にも、電子レンジでも加熱が可能です。
少量の場合は電子レンジが便利ですよ。
電子レンジを使った加熱方法
1、細かく切ったしいたけと少量の水を耐熱容器にいれる
2、ふんわりラップをかけて500wで1分ほど加熱
わりとすぐに加熱できます。
水やだしなどをいれないと細かく切ったしいたけが縮んでしまうことがあるので、様子を見ながら加熱しましょう。
赤ちゃんにおすすめのしいたけの与え方は?
しいたけから出汁が出るので、スープなど煮汁を生かした調理もオススメです。
しいたけ、にんじん、キャベツなどの甘みや旨味がでやすい野菜と一緒に煮込んでおくと色んな離乳食に使うことができます。
食材だけ取り出しておかゆに混ぜたり、スープとしてとろみをつけて食べさせてあげるのも良いですよ。
野菜の栄養も溶け出ている栄養満点のスープができると思いますので、ぜひつくってみてください。
ある程度固さのあるものが食べられるようになったら、以下のような調理法もおすすめです。
- チャーハン、混ぜご飯の具材に入れる
- ハンバーグに混ぜ込む
- 卵でとじる
- 丼の具材として入れる
- うどんやそうめんに入れる
など何にでも入れやすいですよ。
しいたけの保存方法、冷凍保存もOK
生のしいたけは冷蔵庫での保存期間が短めです。
野菜室で保存してもせいぜい1週間程度でわりと早く傷んでしますので、すぐに使わない時には冷凍保存することで長く保存することができるので冷凍保存がオススメです!
生のままでも、加熱してからでも冷凍することができるので、その方法をまとめました。
生のしいたけの冷凍方法
1、キッチンペーパーなどでしいたけの汚れをサッと拭き取る
2、石づきの部分を取り除き食べやすい大きさにカット(スライスやみじん切り)する
3、冷凍保存用の袋に重ならなういように入れて冷凍する
※約1ヶ月ほど冷凍保存できます
下ごしらえしたものを冷凍する方が便利なのでおすすめです▼
加熱してから冷凍する場合
離乳食用に加熱して細かく刻んだものは、製氷皿などに入れて冷凍すると調理の時にそのまま使えて手軽です。茹で汁も一緒に冷凍しましょう。
こちらは1週間ほどで使い切ってくださいね。
解凍するときには、そのまま煮汁や出汁の中に凍ったまま入れると良いですね。
しいたけを使った離乳食レシピ【後期・完了期】
しいたけを離乳食に取り入れたい時に参考にして作ってみてください。
離乳食後期:鶏ひき肉と野菜の和風スープ
いろんな食材が入っているので栄養たっぷりです。体も温まりそうな一品ですよ。
材料
豚ひき肉 50g
しいたけ 2個
長ねぎ 1/2本
キャベツ 3枚
ブロッコリー 5房
かつおぶし 1パック
水 400cc
水溶き片栗粉 適量
作り方
1、お野菜を粗みじん切りにします。
2、お湯が沸騰したらかつおぶしを入れ、豚ひき肉も入れて固まりにならないように火を通します。
3、お野菜も入れて、火が通ったら水溶き片栗粉で少しとろみをつけて出来上がり♪
4、出来上がり写真は、豆腐を入れたバージョンです。豆腐を入れて冷凍したらおいしくないので、解凍してから入れるといいですよ♪
離乳食後期:鶏ささみ親子丼
野菜がたくさん食べられます。栄養満点のご飯ですよ!
材料 (2人分)
鶏ささみ 1本
人参 20g
白菜 30g
椎茸 20g
卵 1個
野菜だし 150ml
薄口しょうゆ 小さじ1
片栗粉+水 小さじ1ずつ
ごま油(炒め用) 小さじ1/2強
軟飯 適量
作り方
1、ささみ肉はそぎ切りにして、1cm角に切る。
2、白菜、人参、しいたけは1cm角に切る。
3、卵をとき、炒り卵を作る。できたら皿によけておく。
4、フライパンにごま油を引いて熱し、鶏ささみを炒める。
5、ささみに焼き色がついたら、人参と白菜、しいたけ、野菜だしを入れて蓋をして煮る。
6、野菜がしんなりし、火が通ったら炒り卵を入れる。
薄口しょうゆを加えて混ぜ、最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成。
離乳食完了期:根菜とひき肉の煮物
野菜がたっぷり食べられる煮物です。たくさん作って冷凍ストックもおすすめですよ。
材料 (1食分)
大根 約2cmくらい
にんじん 約3cmくらい
椎茸 1個
里芋 (冷凍)2個
ひき肉 (鶏でも豚でもお好みで)約大さじ1
だし汁 約150cc
しょうゆ 2〜3滴
作り方
1、大根は皮を厚めにむいて、1cm角にカット。にんじんと椎茸も同様にカット。
2、里芋は解凍して1cm角にカット
3、にんじんと大根を濡らしたキッチンペーパーに包んで耐熱容器に入れ、ラップをします。その後レンジで3〜4分チンっ!!
4、竹串や楊枝がスッと刺さればOK!
5、お鍋にだし汁を入れて、火にかける前にひき肉を入れてほぐします!その後、野菜達を入れて中火で煮込みます。
6、煮汁が少なくなってきたら、しょうゆを加えてもうひと煮込みして完成!!
離乳食完了期:鶏ミンチとしいたけのうどん
鶏としいたけのだしが出ていておいしいうどんです!
材料
うどん 70g
にんじん 10g
しいたけ 5g
鶏ミンチ 15g
かつお昆布だし 400mⅼ
しょう油 0.5ml
作り方
1、材料を食べやすい大きさに切ります。
2、かつお昆布だしに、にんじんを入れて柔らかくなるまで煮ます。
3、残りの材料を入れてコトコトゆっくり煮込みます
4、しょう油で風味づけ
まとめ
- しいたけは離乳食後期からOK
- 初めて食べる時にはアレルギーに注意!
- 干ししいたけは1歳以降から
- しいたけは冷凍保存可能!生のままでも冷凍OK!
しいたけは和食を中心に使いやすい食材です。おいしい出汁もでるので、食べられるようになるとメニューの幅も広がりそうですね。
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