甘くておいしい「とうもろこし」は、茹でてそのまま食べても、スープやサラダにしても良いですね。
甘みがある野菜なので赤ちゃんも好んで食べてくれることが多い食材ですが、いつ頃から離乳食に使えるのでしょうか?粒の薄皮があり下ごしらえの方法に迷う方もいるかもしれませんね。
離乳食でどのようにとうもろこしを使えばよいのか、下ごしらえやレシピなども紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんの離乳食でとうもろこしはいつから?
離乳食でとうもろこしはいつから?
とうもろこしは、離乳食初期の生後5,6カ月頃から食べることができます。
甘くて食べやすいので、赤ちゃんも好んで食べてくれると思いますよ。
しかし、とうもろこしの粒の皮は消化されづらく飲み込みづらいので離乳食中期までは裏ごしなどして皮を取り除いてあげる方が良いです。
食べてしまうと消化しきれずにそのままウンチにでてきてしまいます。消化不良でおなかがゆるくなってしまうこともあるので、面倒ですが取り除いてあげてください。
初めて食べさせるときには、ペーストにしたもの与えます。調乳したミルクと合わせてポタージュのようにしたり、お粥に混ぜてあげても良いと思います。
離乳食のとうもろこしの形状や大きさの目安
赤ちゃんの成長に合わせてとうもろこしの形状を変えて離乳食に取り入れてください。形状や大きめの目安をまとめました。
- 5,6か月頃 :茹でてすりつぶしてペーストにする
- 7,8か月頃 :茹でてすりつぶしてペーストにする、または細かく刻む
- 9~11カ月頃 :茹でてみじん切りにする
- 12~18カ月頃:茹でて粒のままOK
とうもろこしの薄皮は離乳食中期ころからであれば食べても大丈夫です。
しかし、薄皮があることで飲み込みづらくなるので嫌がる赤ちゃんには、離乳食中期でも裏ごしをして食べさせてあげると良いですね。
とうもろこしの栄養は?
とうもろこしは野菜だと思われがちですが、穀類に分類され主成分は炭水化物です。エネルギー減として最適で、ミネラルやビタミン類も多く疲労回復にも向いていますよ。
そのほかには、糖質の代謝に関わるビタミンB1、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6や、カリウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などたくさんの栄養を含んでいます。
また、とうもろこし一粒一粒には、食物繊維が豊富に含まれています。便秘の解消に効果的ですよ。
初めて食べる時にはとうもろこしのアレルギーに注意!
とうもろこしでアレルギーが出やすい食材ではありませんが、アレルギー反応がでる場合もあるようです。
主な症状の特徴として、
- 蕁麻疹
- 下痢
- 嘔吐
- 腹痛
- 喘息
- 目の充血
などがあります。
初めて食べる時には、少量を与えて様子をみてあげてください。
離乳食のとうもろこしの下ごしらえや冷凍方法
美味しいとうもろこしの選び方
離乳食でとうもろこしを使うときには、旬の時期である6~9月頃は皮つきの生のものがあればそちらを使われるのが1番です!
旬の野菜には栄養がたっぷりつまっていますよ。
おいしいとうもろこしを選ぶポイント
- 皮が付いているものであれば、皮がはがれていないもの
- ずっしり重たいもの
- 果肉の色が濃く、実が大きくしっかりつまっているもの
- ヒゲが茶色で根元が太いもの(ヒゲが茶色のものは熟している証)
旬の時期以外では生のとうもろこしは買えないので、缶詰などを利用すると良いですよ。
離乳食のとうもろこしの下ごしらえ【薄皮の取り方】
とうもろこしは鮮度が命!とうもろこしは傷みやすく、置いておくと糖度が下がってしまうので購入したら早めに茹でることがおすすめです。
とうもろこしの茹で方
- とうもろこしの皮をむき、全体がつかるまで水を入れて鍋で茹でます。
- 沸騰したら中火で5分くらい茹でます。
- 茹であがったら鍋からだして、粒を包丁などで取り除きます。
離乳食初期では裏ごしをして薄皮を取り除きます
薄皮を取り除くときは、茹でたとうもろこしの粒をみじん切りにしてから、こしてくださいね。そのままで飲み込みづらい場合は調乳したミルクをまぜたり、お湯をまぜたりしてのばしてください。
とうもろこしは冷凍保存OK
ろうもろこしは茹でてから冷凍することができます。
冷めてから、使いやすい大きさに切ってから冷凍保存用の袋に入れて冷凍するか、あらかじめペーストやみじん切りにしたものを製氷皿に入れて冷凍すると調理の時にすぐに使えることができますよ!
離乳食用で冷凍する場合は、しっかりと下ごしらえしてペースト状や刻んだものを冷凍するのがおすすめです。
冷凍したら1週間以内に使い切りましょう。
とうもろこしのフレークや缶詰も離乳食に便利!
離乳食に缶詰のとうもころしは大丈夫?
缶詰のとうもろこしは離乳食にも使えるので旬の季節以外に使いやすくてとても便利です!面倒な裏ごしがしてあるものもありますよ。しかし、缶詰を購入する時には注意するポイントも。
離乳食用に缶詰のとうもろこしを選ぶポイント
- 食塩・砂糖不使用の水煮のタイプのものを選ぶ
- 添加物が入っていないものを選ぶ
- できれば国産のとうもろこし使用のもの
缶詰の成分表示を確認すれば、食塩、砂糖、添加物が使用されているかを確認できます。
産地についても国産の場合は「国産」「北海道産」などの記載がありますよ。
缶詰のとうもろしは冷凍することもできますよ。また、缶詰の汁には甘みがあり、とうもろこしの風味がついているので、料理のダシとして使うこともできますよ。
とうもろこしフレークなら裏ごしの手間なしで離乳食に便利!
離乳食初期~中期ころは裏ごしをして薄皮を取り除く必要がありますが、手間がかかるのでできるだけ手軽に作りたいという場合にはフレーク状になっているものが便利です。
赤ちゃん用品などにも売っています。粉状なキューブなどになっています。お湯を入れるだけで簡単にペーストが作ることができます。
こちらも国産の食材を使っているものが安全性が高いと思います。
おすすめ!口コミ評価も高いです▼
とうもろこしを使った離乳食レシピ
とうもろこしを使った離乳食レシピを紹介します。ぜひ参考に作ってみてください。
離乳食初期:コーン枝豆ポタージュ
とうもろこしと枝豆のうまみがたっぷりのポタージュです。とろとろ食べやすいですよ。
材料
枝豆 5g
とうもろこし 5g
湯で溶かしたホワイトソースor粉ミルク 大さじ1
作り方
1、枝豆ととうもろこしは煮てから裏ごしする。皮は裏ごしした時に残るので、わざわざとらなくても大丈夫です。
2、BFのホワイトソースor粉ミルクと裏ごしした枝豆ととうもろこしを混ぜる。
3、500Wか600Wのレンジで10秒ほどチンして出来上がり!チンすると味が馴染みます。
離乳食中期:クリーミーコーンリゾット
豆乳と粉チーズがないっていてコクもありパクパク食べてくれそうなレシピです。
材料
5倍粥 40~50g
クリームコーン(BF等) 大さじ1
豆乳またはミルクまたは牛乳 大さじ1
粉チーズ 小さじ1
作り方
1、耐熱容器に全ての材料を入れて、電子レンジに30秒加熱
2、取り出して混ぜ更に30秒加熱して軽く混ぜて完成
離乳食後期:ジャガイモとモロコシおやき
手づかみ食べにもピッタリのレシピです。とうもろこしの甘みがおいしいおやきですよ。
材料 (1人分)
ジャガイモ (マッシュしたもの)50g
とうもろこし 1/8本
片栗粉 小1〜2
サラダ油 小1
作り方
1、ジャガイモは茹でてマッシュ、とうもろこしは茹でて削ぎ落とし、粗みじん切りにする
2、1の材料に片栗粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
3、油を敷いたフライパンにスプーンでタネを落として弱火で焼いていく
4、片面が少し焼けたら裏返し、スプーンで上から軽く押して平たくする
5、両面が焼けたら出来上がり
離乳食完了期:小松菜ツナコーン
野菜がたっぷり食べられるおかずです。ご飯にかけてもおいしいそう!
材料 (副菜として4食分くらい)
小松菜 1束
人参 1㎝分
キノコ類粗みじん 大さじ2分くらい
ツナコーン 缶1缶
だし汁 50cc~
めんつゆ/醤油/ポン酢 小さじ½〜
片栗粉 適量
作り方
1、小松菜は茎の方は1㎝くらいにカット。葉はビロビロにならない程度にカット。人参は細い千切りかすりおろしにする。
2、ツナコーン缶の水気を切っておく。
3、キノコ類は粗みじん切り。えのきの場合は1㎝~2㎝くらいに。
4、キノコ、人参、小松菜をフライパンで炒める。油は引くなら薄め
5、しんなりして小松菜の色がキレイな青になってきたらツナコーンを入れてさっと炒め、だし汁を加える。
6、醤油/めんつゆ/ポン酢などで味付け後、水とき片栗粉でとろみをつける。
まとめ
とうもろこしは離乳食初期から使える食材です。甘みもあり美味しい野菜なので、いろんな調理法で離乳食に取り入れてみてください。
裏ごしすれば薄皮は簡単に取り除けます。初期~中期頃は薄皮を取り除いてあげてくださいね。
缶詰やフレークのものも便利に使えるので旬の時期以外はそちらを使うと良いと思いますよ。
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