うどんはのどごしも良く、食べやすくて好きな人も多いと思います。
ごはんの代わりに主食としても与えることができますが、赤ちゃんにはいつ頃から与えることができるのでしょうか?
生麺、乾麺など種類もいろいろで初めて与える時には迷いそうですし、量もどれくらい与えてよいのか…そんな離乳食のうどんについて役立つ情報をまとめました!
うどんの塩抜き方法やおすすめレシピなども紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
赤ちゃんの離乳食でうどんはいつから?
赤ちゃんの離乳食でうどんはいつから?
赤ちゃんは、離乳食初期の生後6ヶ月頃からうどんを食べることができます。
おかゆや食べやすい野菜に慣れてきて離乳食を開始して1ヶ月ほど経った離乳食初期の生後6か月頃から与えることができます。
うどんは小麦粉から作られているので「小麦アレルギー」のことを考えて生後6か月以降に少しずつ始めるのが良いと言われています。
はじめは柔らかく煮てから、すりつぶしてペースト状にして与えます。うどんは消化に良いので、赤ちゃんにも良い食材のひとつですよ!
離乳中期頃からは、他の野菜や肉、魚などを入れてあげると気になる栄養面もカバーでき、食べやすいのでおすすめの食材ですよ。
だしに片栗粉などでとろみを付けてあげると、食べやすくなりますよ。
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離乳食のうどんの形状と大きさの目安
だいたいの大きさの目安をまとめましたので、参考に小さく刻んであげてくださいね。
お子さんの成長に合わせて調節してください。
- 6ヶ月頃 :すりつぶして、お湯などでのばす
- 7~8ヶ月頃:5ミリくらいに刻む
- 9~11ヶ月頃:1~2センチに切る
- 12~18ヶ月頃:食べやすい大きさに切る(5cmくらい)
うどんの栄養は?赤ちゃんにもおすすめ?
うどんの主成分は炭水化物(糖質)です。
糖質は最も効率の良いエネルギー源で、さらにうどんは消化にも良いので赤ちゃんにも大人にも嬉しい食材です。糖質以外の他の栄養はあまりはいっていないので、食べ過ぎには注意が必要ですよ。
他の具材と組み合わせやすいので、肉や魚、野菜などを一緒に調理することで栄養の偏りを防ぐことが出来ますよ。
うどんを初めて食べる時には小麦アレルギーに注意!
うどんの原料は小麦粉です。
小麦粉は三大アレルゲンの一つなので、赤ちゃんのアレルギーが起こる可能性があります。小麦アレルギーの心配ばあるなら離乳食中期頃から始める方が良いでしょう。
初めて与える時は、病院の開いている平日の午前中(9~10時頃)に、小さじ1の少量を食べさせて様子をみてください。
少量にすることで、万が一アレルギー症状が出ても重篤化することを防ぐことができます。
主な食物アレルギーの症状は、
- 口の周りの赤み、腫れ、かゆみ
- 発疹、じんましん
- 下痢、嘔吐
- 目のかゆみ、充血
- 喉のかゆみ、痛み
などが起こることがあります。
何かいつもと違うことが起こったら、念のために病院で診てもらう方が良いでしょう。
離乳食におすすめのうどんの種類は?1回の量はどれくらい?
赤ちゃんにおすすめのうどんの種類は?うどんを選ぶポイント
うどんには、乾麺・生麺、茹で麺、冷凍麺などさまざまな種類がありますよね。
基本的にどのうどんも離乳食に使うことができます。
少し気をつけないといけないことは、うどんに含まれている「塩分」です。
離乳食を食べている赤ちゃんには食材そのものの味を教えてあげる必要があります。塩分が濃いものは消化器官の未熟な赤ちゃんの体に負担をかけますし、薄味のものを食べてくれなくなることもあります。
離乳食後期頃までは基本的に味付けは無しで与えた方が良いと思いますよ。(調味料で塩が使えるようになるのは、離乳食後期からです)
それぞれの麺の特徴についてまとめました。
乾麺
乾麺の場合には塩分が多く含まれていることがあるので、茹でた後にしっかりと水で洗い流してから調理してください。
赤ちゃん用として売られているものには、塩分が入っていないのでそちらを使うと短く切ったりする手間もはぶけるのでおすすめですよ。乾麺は長期保存できるので、たまに使いたいという方にピッタリです。
生麺
乾麺に比べると塩分は少ないです。茹で時間が短く添加物も含まれていないものが多いです。賞味期限が短いのがデメリットです。大人が食べる時に取り分けて与えると良いでしょう。
冷凍麺
冷凍うどんはコシが強いものが多く、しっかり茹でても柔らかくならないものもあります。使用する時には、記載の時間以上に長くゆでて煮込んで与えてください。冷凍なので長期保存できるので、いざって時に役立ちます。
茹で麺
初めからやわらかく茹でてあるので、調理の時間を短くできます。乾麺より少ないですが塩分が含まれます。PH調整の添加物が含まれている場合もありますが、特に食べても害はないと言われています。
先ほどのそれぞれのうどんの特徴を考えると、離乳食の赤ちゃんにおすすめなのは「生麺」「赤ちゃん用乾麺」だと考えます。
この2つは
- 塩分が少ない
- 添加物がない
ものが多いという点で赤ちゃんにおすすめです。
うどんは離乳食でも大活躍の食材で、私自身もいろいろうどんを試して使いましたが1番使いやすいと感じたものは「茹で麺」です。
生麺は近くのスーパーで買えませんし、赤ちゃん用の乾麺は茹で時間が長い(9分ほど)です。
個人的には買いやすさや調理のことを考えると茹で麺が良かったです。
茹で麺でも、成分表示を確認すると添加物や塩分が不使用のものもあります。さらに言えば、赤ちゃんの体のことを考えるのなら国産小麦のうどんが良いでしょう。
※海外産の小麦粉は農薬など使用されている可能性が高いと言われています。
こちらの茹でうどんがおすすめです。常温保存ができる上、食品添加物不使用、塩分不使用、国産小麦使用で安全性も高いです▼
赤ちゃんの離乳食期別のうどんの1回の量は?
では、赤ちゃんの離乳食で与えるうどんの量はどれくらいなのでしょうか?目安を知っておくと、赤ちゃんの食べ過ぎ防止になりますよ!
初めて与える時(生後6ヶ月頃)
初めは「小さじ1杯」から始めましょう。小麦アレルギーが大丈夫であれば、1日ごとに小さじ2杯、3杯と少しずつ増やしていきます。
離乳食初期が終わるころには、1回あたり30~35gほど食べられます。
離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)
1回あたり:35~50g
2回食になりますが、うどんを与えるのはその内の1回までにしておきましょう。うどんには塩分が含まれているので2回にすると塩分を摂りすぎてしまう恐れがあります。
はじめの頃は1回35gほどからスタートし、赤ちゃんの様子を見ながら増やしていきましょう。離乳食中期の終わりには、1回50gまで食べることができます。
離乳食後期(9~11ヶ月頃)
1回あたり:60~80g
3回食になります。その内の1回であればうどんを与えることができます。9か月頃は60gからスタートし、1歳頃には80gまで食べることができます。
食べる量に個人差が出てきているので、あくまで目安なので赤ちゃんの食べる量に合わせてあげてください。
離乳食完了期(1歳~1歳半頃)
1回あたり:90~110g
3回食も定着してきて、大人の取り分けから与えることも多くなってきていると思います。離乳食後期で食べていた量から少しずつ増やして最大110gほどまで食べることが出来ます。
他の食材のバランスを考えて与えるようにしてください。
離乳食のうどんの下ごしらえや塩抜き方法、冷凍方法は?
離乳食のうどんの下ごしらえ
離乳食では一般的な茹で時間よりも長めに茹でて柔らかく仕上げるのがポイントです。
赤ちゃんの消化器官は未熟ですし、柔らかく茹でてあるとすりつぶすのも簡単ですよ。
うどんは茹でる前に短くしておくと扱いやすいなります。麺の種類によって以下のような手順で短くされると良いと思います。
- 乾麺:ポキポキ折って短くしてから茹でる
- 茹で麺・生麺:小さく切ってから茹でる
- 冷凍麺:茹でてから短く切る
離乳食のうどんの塩抜き方法は?
塩分の入っていないうどんを使用するのが良いですが、なかなか探せないという場合は「塩抜き」をすることで少しは塩分を取り除くことができます。
塩抜きの方法はとても簡単で、茹でて冷水で洗うだけです。(水にさらしてもOK)
茹でるだけでも塩分を少しは取り除くことはできますが、さらに冷水で塩分を洗い流すことで塩分を取り除くことができます。
一度茹でた汁を使わずに下茹でしたうどんを別のお湯や出汁などで煮るとOKです。
離乳食のうどんの冷凍方法
茹でたうどんや下ごしらえしたうどんは冷凍することができます。
茹でたものを1食分ずつラップに包んでから、冷凍保存用の袋に入れて冷凍してください。
ペースト状のものは、製氷皿などに小分けにいれると電子レンジで温めるだけで食べられますよ!1週間を目安に食べ切るようにしてくださいね。
塩抜きができていれば、凍ったまま煮汁などに入れて加熱するだけで良いですよ。
離乳食期別おすすめのうどんレシピを紹介!
大人は出汁でうどんを食べることが多いかもしれませんが、離乳食では赤ちゃんにいろんな与え方が出来ますよ。
いつも同じ食べ方だと赤ちゃんも飽きてしまうかもしれませんので、調理の参考にしてみてください。
離乳食中期:豆乳きなこ
豆乳ときな粉も意外とうどんに合うんです!コクがアップして食べやすいですよ。
材料 (1回分)
うどん 4~5本
豆乳 大2
きなこ ふたつまみ
作り方
1、うどんは、柔らかくなるまで茹でる。
2、うどんと豆乳・ひとつまみのきなこを、すり鉢に入れ、ふんわりなるまで、混ぜる。
3、レンジで10~20秒チンして、ひと煮立ちさせる。
4、きなこをひとつまみ、上からかけて、出来上がり!
離乳食後期:納豆とオクラのあんかけうどん
納豆とオクラのネバネバが体に良さそうで、野菜もたんぱく質も摂れます。
材料 (一人分)
オクラ 1本から〜
納豆 1パック
にんじん 小さいの1本
うどん お好きな量
出汁 お好きな量
水とき片栗粉 お好きなとろみで
作り方
1、茹でたオクラにんじんをみじん切りにし納豆と和える。
2、出汁と1を茹でる
3、うどんを柔らかめにゆでる
4、2に水溶き片栗粉を入れとろみをつける。
5、ゆでたうどんにかけて出来上がり
離乳食後期:手づかみ焼きうどん
材料 (2〜3食分)
うどん 1袋(200g)
野菜(あるもので)80g程度
鮭 or ツナ 30g
鰹節 適量
小麦粉 大さじ2
片栗粉 大さじ1
水 大さじ3
作り方
1、うどんを茹でて水気を切り、1センチくらいに刻む。
2、鮭は茹でて骨と皮を取り除き、細かくほぐす。
野菜を茹でて細かく刻む。
3、ボウルに1と2、粉と水を入れて混ぜる。
4、鰹節を入れて混ぜる。
5、フライパンを熱して油を薄くひく。
6、スプーンですくってフライパンに落とし、焼いていく。焼き色がつくとひっくり返せるので、裏返して焼く。
離乳食完了期:焼うどん
材料 (1食)
うどん 80g
鮭フレーク 大さじ1~2
キャベツ 1/4枚
ソース 少々
鰹節 少々
油 少々
作り方
1、うどん、キャベツを軟らかくなるまで小鍋で煮る。
2、煮えたらザルにあげて、食べやすく切る。(細かすぎると丸飲みしてしまうのでスプーンに乗る位の長さがベストです)
3、フライパンに少量の油を引きうどん・キャベツ・鮭フレークを炒める。
4、火が通ったらソースを合えてお皿に盛り鰹節を振りかけて完成♪
まとめ
- うどんは離乳食初期の、生後6ヶ月頃から与えましょう。
- どの種類でも与えてOKですが、塩分には注意!
- 初めての時には小麦アレルギーに気をつけましょう
- うどんは1日に1食までにして、食べ過ぎないようにしましょう
離乳食が3回になった時のお昼ごはんなどにとても便利なうどん!下ごしらえして冷凍しておくとすぐに使えるのでおすすめですよ。
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