最近スーパーなどでよく見るようになった「ブロッコリースプラウト」
スプラウトとは新芽の事をさし、ブロッコリースプラウトは簡単にいえばブロッコリーの新芽という意味になります。
味にクセがなく、野菜が苦手でも食べやすいうえ、栄養価が高いので離乳食にもおすすめの食材ですよ!
離乳食の下ごしらえや食べさせ方など離乳食づくりに役立つ情報をまとめました。
赤ちゃんの離乳食でブロッコリースプラウトはいつから?
ブロッコリースプラウトの栄養は?赤ちゃんにもおすすめ!
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽のことですが、種子に凝縮された栄養と、野菜の栄養を併せ持つ栄養価の高い野菜です。
なかでもブロッコリースプラウトには、ビタミンC、β-カロテン、カルシウム、葉酸、食物繊維などを多く含んでいます。
赤ちゃんの免疫力を高めたり、体を作るのに欠かせない栄養がたっぷり含まれているのが嬉しいですね。
また、ブロッコリースプラウトには「スルフォラファン」という健康成分が含まれています。
スルフォラファンには、解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用などがあることから、様々な疾病の予防・改善に有効である可能性が多数報告されています!
発芽後3日目のスーパースプラウトと呼ばれるものには、より多くのスルフォラファンが含まれているそうですよ。
ブロッコリーに比べると、なんと7~20倍以上も含まれているんだとか!
赤ちゃんの離乳食でブロッコリースプラウトはいつから?
赤ちゃんは離乳食初期の生後5~6ヶ月頃からブロッコリースプラウトを食べることができます。
ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽になりますので、赤ちゃんはブロッコリーも離乳食初期から食べることができます。
ブロッコリーは離乳食でもおなじみの野菜ですが、ブロッコリーの新芽の方がクセもなくて柔らかく、栄養価も高いので離乳食にはもってこいの食材なんですよ!
ブロッコリースプラウトは味にクセがなく、いろいろな食材にも混ぜやすいので野菜が苦手な赤ちゃんも食べてくれることが多いと思います。
スーパーなどでも価格が安定しており、安くで購入できるのでブロッコリーが高い時には、ブロッコリースプラウトを買うとさらに栄養価も高いので良いと思います。
ブロッコリースプラウトは基本的には生でも食べられる野菜ですが、離乳食の赤ちゃんには必ず加熱したものを与えるようにしてください。
本当は生で食べた方が栄養を逃すことなく摂取できるので、大人は生で食べる方が良いですよ!
生を食べさせるのは、赤ちゃんの歯がしっかり生えそろって消化の準備が整う2~3歳頃からが良いでしょう。
離乳食初期で食べさせる時にはやわらかく茹でてからすりつぶして与えます。
ブロッコリースプラウトで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
ブロッコリースプラウトはアレルギーになることはほとんどありません。
むしろ、アレルギー予防に良いと言われている食べ物です!
ブロッコリースプラウトに含まれている「スルフォラファン」には、炎症をおさえるたり、IgE抗体の生成をおさえる作用があることがわかっています。アレルギー症状の緩和に役立ちます。
しかし、食べ物である以上は体に合わないこともあるかもしれませんので、初めて与える時には必ず少量食べさせて様子を見るようにしてください。
離乳食のブロッコリースプラウトの下ごしらえや冷凍方法
離乳食のブロッコリースプラウトの下ごしらえ方法
ブロッコリースプラウトは生のまま食べられる野菜ですが、赤ちゃんに食べさせる時には必ず加熱をしてください。
茎の部分もわりと柔らかいので、しっかり茹でると食べられます。
たまに、葉や茎の部分に茶色の種の殻が付いていることがあります。
食べてしまっても体に害はありませんが、食べた時に口に残ってしまい赤ちゃんが嫌がってしまいます。
水を張ったボウルで、軽くゆすぎながらスプラウトを上下させると、種の皮が水面に浮いて取り除きやすくなります。
下ごしらえ方法
1、根の部分を切り取る
2、水で洗い種の殻ら汚れを取る
3、沸騰したお湯で柔らかくなるまで茹でる
4、細かく刻んだり、すりつぶしたりする
お粥に混ぜたり、お焼きやサラダにするなど、何でも使いやすいですよ!
ブロッコリースプラウトは冷凍できる?冷凍方法は?
ブロッコリースプラウトの賞味期限は、スーパーで売っているものは基本的には2.3日だとされています。
成長が早いだけにしおれるのも早く、傷むと栄養も減少するので、新鮮なうちに食べましょう。
冷凍すると生のシャキシャキ感がなくなるのですが、離乳食用に冷凍するのかえって柔らかくなるので良いですよ!
下茹でして、ペーストや細かく刻んだものを製氷皿などに入れて冷凍しておくと、すぐに調理につかえますよ!
赤ちゃんにおすすめのブロッコリースプラウトを使った離乳食レシピ!
ブロッコリースプラウトを使った離乳食レシピはまだ少ないようですが、基本的にはブロッコリーに代わりに使うと良いでしょう。
こちらで紹介しているレシピは、離乳食期によってはスプラウトのレシピがなかったので、ブロッコリーで作れるレシピをいくつか紹介しています。
材料をブロッコリーからスプラトに変えるだけですので、参考に作ってみてください!
離乳食初期 じゃがブロッコリーとろとろ
■材料
じゃがいも10g
ブロッコリー(ブロッコリースプラウト)5g
昆布だし300cc程度
■作り方
1、じゃがいもとブロッコリーを湯がきやすい大きさに切る
2、昆布だしでじゃがいもとブロッコリーをクタクタに煮る
3、裏ごしして、ゆで汁を加えヨーグルト状のトロトロにする
離乳食中期 野菜たっぷりポテサラ
■材料(2回人分)
新じゃがいも1個
人参1/4本
キャベツ1枚
スプラウト大さじ1
青梗菜の葉の部分2枚
■作り方
1、新ジャガイモを別茹でし、柔らかくします。
温かいうちにマッシャーで潰します。
2、人参を別茹でし、柔らかくします。
粗熱が取れたら、微塵切りにします。
3、青梗菜の葉の部分を微塵切りにし、3分程微塵切りにします。
4、スプラウトを微塵切りにし、2分湯がきます。
5、キャベツをレンチン、もしくは別茹でし、柔らかくし、粗熱が取れたら、微塵切りにします。
6、材料をよく混ぜたら、出来上がり。
離乳食後期 手づかみお好み焼き
■材料(7枚くらい)
キャベツ3枚
ブロッコリー数個(ブロッコリースプラウト)
水80cc
小麦粉大さじ山盛り5.6杯
だし 粉末のだしでもなんでもok
■作り方
1、キャベツ・ブロッコリーをできるだけ細かく刻みます!
2、ミキサーorフードプロセッサーがあるかたわ簡単!
3、小麦粉・だし・水を入れかき混ぜます。ここで少し味見!味がついてればok
4、熱したフライパンに流し入れ中火でフタをし焼きます。油はなくてOK
5、焼き目がついたらひっくり返し焼けたら完成!
離乳食完了期 鯖とブロッコリーの春色ご飯
■材料
塩サバ2分の1切れ
ブロッコリー1房
マヨネーズ小さじ1(ブロッコリースプラウト)
ご飯お茶碗半分
醤油お好みで
■作り方
1、魚焼きグリルで塩サバを表面に焦げ目がつくくらいまで焼く。
2、ブロッコリーをシリコンスチーマーに入れレンジ500w2分加熱し柔らかくする
3、茎まで柔らかくなっていたらオッケーで、茎をのぞきつぼみの部分だけマヨネーズとあえる
4、塩サバの骨を丁寧にのぞき身をほぐし3とまぜ、最後にご飯とまぜてできあがり!
まとめ
- 赤ちゃんは離乳食初期の生後5~6ヶ月頃からブロッコリースプラウトを食べられる
- アレルギーになることはあまりないが、初めての時には慎重に!
- 赤ちゃんの離乳食では、必ず加熱したものを与えましょう
- 離乳食用に冷凍するのはおすすめ!下ごしらえして冷凍しましょう
レシピも紹介しましたが、基本的にはどんな料理に入れても味の邪魔をすることはありませんから、ちょっと野菜が足りないと言う時には、何でも入れて大丈夫だと思いますよ。
栄養豊富で食べやすいので、どんどん離乳食に取り入れてみてください。
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