ぷるんとしていて出汁が香って美味しい「茶碗蒸し」
寒い季節には体も温まりますよね。
噛まなくても食べることができるので、赤ちゃんの離乳食にも良さそうな感じがしますが、茶碗蒸しはいつ頃から与えることができるのでしょうか?
あまり早い時期から与えるとアレルギーの心配があるので注意が必要ですよ!
今回は赤ちゃんの離乳食の茶碗蒸しについてまとめました!
レンジで簡単に作れるレシピも紹介していますので、参考にしてくださいね。
赤ちゃんの離乳食で茶碗蒸しはいつから?
赤ちゃんには茶碗蒸しはいつから?
赤ちゃんには、離乳食後期の生後9~11か月ころからであれば茶碗蒸しを与えることができます。
「噛まなくてよいから早くからあげたらだめなの?」と思う方もいるかもしれませんが、茶碗蒸しは出汁と卵を混ぜて蒸して作っています。
茶碗蒸しを与えるときに注意が必要なのは『卵アレルギー』です。
卵は厚生労働省が定めるアレルギーになりやすい特定原材料に指定してされています。
(参考:厚生労働省 食物アレルギー)
また、最もアレルギーを起こしやすいといわれる3大アレルゲンの一つでもあります(卵・牛乳・小麦)
赤ちゃんは卵でアレルギーを起こしやすいので、慎重に進めるのが一般的です。
離乳食中期の生後7~8か月頃から、比較的アレルギーになりにくい黄身の部分から食べさせ、離乳食後期の生後9か月頃から白身も含めた全卵を食べさせるようにします。
なので、全卵を使用している茶碗蒸しは離乳食後期頃から始めるのが良いでしょう。
自宅で「卵の黄身」のみを使用して茶碗蒸しを作ることも可能です。
その場合は、離乳食中期の生後7~8か月頃でも食べることができますよ。
茶碗蒸しの栄養効果は?
茶碗蒸しは、出汁と卵を混ぜて蒸した食べ物だということはご存知だと思います。
卵は栄養豊富なので、これだけで赤ちゃんのたんぱく質は摂取できますよ!
卵は脂質、たんぱく質、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれています。
栄養がある上に、つるんと食べやすく消化もしやすいので食欲がないときなどにも良いと思います。
市販の茶碗むしはいつから赤ちゃんに与えていいの?
先ほど、離乳食後期の生後9~11か月頃から茶碗蒸しを与えられるといいましたが、これは家庭で作った茶碗蒸しの場合です。
市販のものや外食で食べる場合は1歳を過ぎてから少量にしておきましょう。
自宅で作る場合は塩分などを調節することができ、赤ちゃん用には塩分の薄いものを作ることができますが、市販で売られているものや外食で食べるような茶碗蒸しは大人が食べる用に味付けされて作られています。
赤ちゃんには塩分が濃いのです。
塩分が多いものを一度にたくさん食べると、未熟な消化器官に負担をかけてしまいます。
また、濃い味付けに慣れていってしまうということも考えられます。
赤ちゃんの舌は敏感で、薄味でも十分おいしく感じられるようになっていますが、濃い味付けに慣れると薄味のものを食べなくなる恐れがあり、それが将来の生活習慣病につながるともいわれています。
また、市販のものや外食でたべる茶碗蒸しには「食品添加物」の心配もあります。
真実を知ると赤ちゃんに食べさせるのが怖くなりますよ▼
(参考:回転寿司店の茶碗蒸しは最も粗悪な乾燥卵と食品添加物の塊り)
赤ちゃんは離乳食の茶碗蒸しでアレルギーになる?
アレルギーになる可能性あり!慎重に与えましょう
茶碗蒸しってぷるんとして食べやすいからか、知らない方は離乳食初期に与えてしまったりする方もいるようです。
他には、義母や義父に勝手に食べさせられた、というような話も聞きます。
月齢が低いほど消化器官の発達は未熟で、卵アレルギーになる可能性も高くなります。
たんぱく質がうまく消化分解できないので異物として体がアレルギー症状を起こしてしますのです。
もし、茶碗蒸しを食べて以下のような症状があるのであれば食物アレルギーの可能性がありますので様子をみてください。
心配な時にはすぐに病院に連れて行き診てもらいましょう。
食物アレルギーの主な症状
- 口の周りが赤くなる、かゆくなる
- 下痢
- 嘔吐
- 目の充血、かゆみ
- 鼻水、くしゃみ
- 発疹、じんましん
- 呼吸困難
- アナフィラキシーショック
重篤な場合は、命にも関わりますので卵アレルギーは甘く見てはいけません。
以前幼稚園で働いていて、卵アレルギーの子供が誤って卵を食べてしまい救急車で搬送されたことがあります。
顔が真っ赤で息が苦しいとのことでした。(命には関わりませんでしたが)
卵は少しずつ慣らしていくのが安全です。
心配な方は、アレルギー検査をしておくのも良いと思います。
赤ちゃん離乳食におすすめの茶碗蒸しレシピ!レンジで簡単に手作りもOK
赤ちゃんには手作りの茶碗蒸しがおすすめ!
先ほどもお伝えしましたが、茶碗蒸しを食べさせるなら家庭で手作りしたものにしましょう。
手作りのメリット
- 塩分を抑えて作れる
- 安心安全
ただ、蒸すのは手間がかかるのが難点…。
赤ちゃんだけの茶碗蒸しを作るなら電子レンジが便利で手軽に作ることができますよ!
電子レンジで作れる茶碗蒸し離乳食レシピ
レンジで簡単☆40秒茶碗蒸し
少量作れるのでとても便利です。
たんぱく質が足りないと思ったらすぐに作れますよ!
■材料 (1人分)
卵 大さじ1
だし汁 大さじ1
■作り方
1、卵1個割って白身と黄身を混ぜる。その卵大さじ1をだし汁1と混ぜる。
2、耐熱容器に入れ、ふんわりラップをかける。電子レンジ600wで40秒チン。
味噌汁からレンチン茶碗蒸し
大人の料理の取り分けで作ることができるのが嬉しいですね!
野菜もたっぷりで◎
■材料 (一人分)
味噌汁 適量
卵 1/2個
■作り方
1、大人用みそ汁と具材を用意。
なかったら適当な野菜とおかかで代用します。
2、みそ汁の具材を取りだし小さくします。
3、②にみそ汁の上澄みを適量入れます。30~45ccくらいが目安です。
4、③に溶いた卵1/2個入れてまぜます。
5、ふんわりラップをかけて電子レンジで加熱。電子レンジは500w30秒で様子を見ます。
ゆるかったら更に20~30秒加熱。
やり過ぎると干からびるので注意です!
離乳食中期からOK!黄身だけ茶碗蒸し
卵の黄身だけで作るので離乳食中期からでもOKです。
だしはBFのものを使うと簡単に作れます!
■材料 (1~2回分)
卵黄 一個分
だし汁 大さじ2~3
具(人参や小松菜など) 適量
あんかけ 好みで
■作り方
1、卵黄とだし汁をまぜます(気になる方はここで濾すとなめらかになります)
2、容器に具になるものを入れ、1を注ぎます。
3、2をシリコンスチーマーにいれ、お湯を1cmほど容器の周りに張ります。
4、200wのレンジで4~6分チンします。シリコンスチーマーにより加熱時間が変わりますので、様子を見ながら加減してください。
茶碗蒸しアレンジ離乳食レシピ!
うどん入り野菜たっぷり茶碗蒸し
うどん、野菜も入っているので、これ一つで栄養もばっちりです。
昼ごはんなどにもおすすめのレシピですよ!
■材料 (2食分)
うどん 1/2玉
お好きな野菜など 各大1くらい
卵 1個
和風出汁 120cc
■作り方
1、うどん・野菜などの具はやわらかくゆでて、食べやすい大きさに切る。
2、出汁を準備する。
(今回はお湯120cc+だし小さじ3)
3、お出汁が完全に冷めてから、溶き卵とよく混ぜる。
4、ココットやシリコンカップなどの耐熱容器に具材を入れて、3をそそぐ。
5、アルミホイルで蓋をする。
6、お鍋やフライパンにお湯を2㎝ほど入れて沸かす。5を入れて蓋をして、弱めの中火で10分+火を消して10分蒸す。
豆腐入り茶碗蒸し
豆腐入りでさらに栄養アップです。
柔らかくて喜んで食べてくれそう!
■材料 (ココット2つ分)
卵(卵黄のみでも)1個
お好きな野菜、肉など適量
出汁 大さじ2
豆腐 大さじ2くらい
■作り方
1、具を月齢に合った大きさに切ります。
2、具をレンジで加熱して柔らかくします。その間に豆腐はつぶすか裏ごししておいて下さい!
3、出汁と卵、2の豆腐をよく混ぜる。
4、具が冷めたら卵液と一緒に容器へ!
5、鍋に2センチ程水を張り、火にかけたら容器をそっと置いて弱火で10分蒸します!(布巾で蓋を包んで下さい)
6、火が通ったら完成です!
お麩入り茶碗蒸し
お麩入りでボリュームアップです。
野菜などを入れてもよさそうですね。
■材料 (1回分)
お麩 2、3個
卵 半分
出し汁 卵と同量
■作り方
1、卵と出し汁を混ぜ、卵汁を作る。
できたら茶漉しなどで漉すとなめらかになります。
2、お麩を適当なサイズ(進み具合によって変更して下さい。ウチは始めは1/4→半分の大きさにしました)に砕いて、卵汁にひたす。
3、ラップして、レンジ600wで50秒〜1分チンする。完成☆
まとめ
茶碗蒸しは卵アレルギーの心配があるので離乳食後期になってから始めるのが無難です。
市販や外食のものは塩分が多いので、赤ちゃんには1歳以降から少量与えるようにしてください。
手作りがやはり1番安全ですし、塩分も控えて作ることができます。
電子レンジで簡単に作れるので忙しいときにも便利ですよ!
卵が食べられるようになったら始めてみてくださいね。
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