夏を代表する食べ物でもある『すいか』
すいかは野菜の一種ですが、甘くてみずみずしく好きな方も多いと思います。暑い夏には赤ちゃんにも食べさせてあげたいと思っている方もいると思いますが、いつ頃から食べさせても良いのでしょうか?
心配なのはアレルギーや加熱をするかなどだと思います。
赤ちゃんにすいかを食べさせる時に注意、加熱をする方法や冷凍方法などをご紹介しますので食べさせる前にご確認ください。
赤ちゃんの離乳食ですいかはいつから?
すいかはいつから赤ちゃんに食べさせていいの?
赤ちゃんは、離乳食初期の生後5~6ヶ月頃からスイカを食べることができます。
食べると言っても、はじめはうまく食べることができないので果汁のみを飲ませてあげると良いでしょう。
アレルギーの心配もあるので、初めてのときには果汁をお湯でうすめたものを少量与えると良いですね。そのままでは甘すぎる場合もあるので、離乳食初期の赤ちゃんなどにはお湯で薄めた果汁の方が飲みやすいですよ。
少量食べてアレルギーなどが大丈夫そうであれば、お子さんの食べやすい形状にして量も少しずつ多くしてスイカを食べさせてあげてください。
種を飲み込んでしまう恐れがあるので、必ず種は取ってあげてください。あとは、すりつぶしたり食べやすい大きさにカットして食べさせてください。
離乳食のすいかの形状の目安
- 初期(生後5~6ヶ月頃) :すりおろして裏ごしする
- 中期(生後7~8ヶ月頃) :すりおろすか、細かく刻む
- 後期(生後9~11ヶ月頃) :粗めに刻む(5㎜~1㎝角)
- 完了期(生後12~18ヶ月頃):食べやすい大きさに切る(一口大)
すいかの栄養は?
スイカは水分が約90%以上と言われています。ほとんどが水分ですが、糖分、カリウム、カルシウム、マグネシウム等のミネラルも含まれているので夏に食べるのに適した食べ物です!
夏は暑くて食欲がなくなり夏バテになったり、脱水症状を起こす心配もあります。スイカに微量の食塩を加えるとスポーツドリンクと同じような効果が期待できるそうなので、おやつの代わりに与えるのもおすすめです。
赤ちゃんにすいかを与えるときに注意することは?
すいかで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
初めてすいかを食べさせる時に心配するのはアレルギーのことだと思います。
すいかは厚生労働省が指定しているアレルギーになりやすい食材には含まれていませんが、『口腔アレルギー症候群』になりやすい食材です。
口腔アレルギー症候群は、果物や野菜など特定の食物の摂取時に口腔・咽頭粘膜の過敏症状をきたすもので、食物アレルギーの一種です。
これは、食べて15分以内に症状がすぐに出て、以下のような症状が出ることがあります。
- 口の中やのどにかゆみが出る
- 口腔内が腫れてきてヒリヒリする
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 腹痛、嘔吐、下痢
- 目のかゆみ、まぶたの腫れ
- 発疹、じんましん
重症の場合は、呼吸困難になる場合もありますのであまくみてはいけません
万が一のことを考えて初めての時には、加熱したものを少量与えてアレルギーが大丈夫か確認してください。
加熱することで症状が抑えられることが分かっています。
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すいかの食べ過ぎで下痢に注意!
すいかは約90%以上が水分でできています。
食べ過ぎると便がゆるくなり下痢をしてしまう可能性があります。
赤ちゃんに与える量に決まりはありませんが、甘くて食べやすいのでたくさん欲しがることもあると思います。常識の範囲内で食べる量を調節してあげてください。
離乳食のすいかの下ごしらえや加熱方法は?
離乳食ですいかは加熱した方が良い?
離乳食では加熱した食材を与えるのが基本です。しかし、果物などはそのまま食べさせる方がほとんどだと思います。
すいかも生のまま食べられる食材なので、加熱はせずに食べさせても大丈夫です。
以下のような場合だけ加熱した方が安心ですよ。
- 初めてすいかを食べさせる時
- アレルギーが心配な時
すいかを加熱することでアレルギーを抑えることができるので、やはり初めての時には加熱した方が良いでしょう。
赤ちゃんの月齢に関係なくアレルギーが心配な場合も加熱した方が安心して食べさせることができると思います。
加熱を刷ることが以下のようなメリットもありますよ。
- 甘みが増す
- 加熱による殺菌効果
- お腹を冷やさない
など…
離乳食ですいかを加熱する方法は?
すいかを加熱する場合は、すりおろした果汁などを電子レンジで加熱するだけでOKです。
少し沸々する程度で大丈夫ですので様子をみながら加熱してください。(加熱しすぎると分離してしまいます)
加熱をすると甘みが増すので、味が濃い場合は白湯などを混ぜてあげてください。
すいかゼリーなどたくさん加熱するときな小鍋などに入れて加熱するのが早くて良いと思います。
電子レンジで簡単に加熱する方法を動画で紹介していますのでご確認ください▼
すいかは冷凍できる?
すいかはカットしてしまうとすぐに傷んでしまいます。味も落ちやすくなるのでカットしてしまい食べきれない場合は冷凍する方が良いでしょう。
すいかは冷凍することができます。
しかし、すいかは約90%以上が水分なので一度冷凍すると食感が変わってしまいます。解凍して使わずに凍ったままミキサーにかけてゼリーやシャーベットのようにして使うのが良いですよ。
すいかの冷凍方法
- すいかを使いやすい大きさにカットして種も取り除いておく。
- タッパーや冷凍保存用の袋に入れて冷凍する
2~3週間ほど冷凍できますが、離乳食に使う場合は早めに使う方が良いですね。
赤ちゃんには、
- ゼリー
- スムージー
などで冷凍すいかを食べさせてあげてください。
すいかを使った離乳食レシピ
すいかはそのまま食べたり、ヨーグルトと和えたりするだけでも美味しいですが離乳食レシピにもつかえるので参考に作ってみてください。
離乳食初期:すいかミルク
材料 (1回分)
スイカ 3cm×3cm
水 小1/2
粉ミルク 少々
作り方
1、スイカは、真ん中の甘い部分を使用する。
2、スイカは、小さく切る。
3、小さく切ったスイカ・水・粉ミルクを混ぜ合わせる。
レンジで10~20秒チンして、ひと煮立ちさせる。
出来上がり!
離乳食中期:すいかゼリー風
材料 (作りやすい分量)
スイカ果汁 大さじ2
片栗粉 小さじ1/4~1/2
ヨーグルト お好みで
作り方
1、スイカを茶こしなどで裏ごしして果汁を搾る。
電子レンジ対応のちょっと深めの器に入れる。
2、片栗粉を加えてよく混ぜる。
3、電子レンジにかける。わが家は1000ワットで15秒くらいです。全体的に沸騰したらOKです♪
4、レンジから取りだし、よく混ぜる。熱いので気を付けてくださいね。もし、ダマができていたら、茶こしでこしても大丈夫です。
5、盛り付けようのお皿に盛り付け、保冷剤の上にのせてあら熱をとる。
6、ヨーグルトを飾りにのせても、ヨーグルトにソース風なスイカゼリーをのせてもいいです(^-^)vもちろんそのままでも♪
7、果糖が多いので、食べ過ぎに注意してくださいね☆片栗粉の量は果汁の具合で違ってくるので、様子を見ながら加減してください。
離乳食後期:すいか寒天
材料 (作りやすい量)
すいか(小玉)1/4玉(約650g)
水 100㏄
粉寒天 小さじ 2(約4g)
レモン汁 小さじ 1~
砂糖 お好みに合わせて加える
作り方
1、すいかはすりおろしてザルでこし、果汁だけを使う。
2、←せつぶんひじきさんの「すいかの果汁を楽にとる方法」レシピID : 170658おすすめです。
3、鍋に水と粉寒天を入れ火にかけ、かき混ぜながら煮溶かす。沸騰したら(砂糖はここで加え)さらに2分程かき混ぜながら煮溶かす。
4、③にすいか果汁を静かに注ぎ入れながらよく混ぜる。レモン汁も加える。
5、タッパーなどに④を流し入れ固める。冷めたら冷蔵庫で冷やす。
6、手づかみしやすいようにカットして完成です。
離乳食完了期::ミルクフルーツゼリー
材 料(約3個分・人分)
粉ゼラチン 2~2.5g
ゼラチンをふやかす水 大さじ1
フォローアップミルクや牛乳 130~150ml
お好みの刻んだフルーツ 大さじ3
作り方
1、ゼラチンは水をかけてふやかしておきます
2、フルーツは刻んで混ぜておきます(チェリー・メロン・キウイを使いました)*:注意:*キウイ・メロンなどはそのまま加えるとゼリーが固まらなくなることがあるので一度加熱してください
3、フルーツを器や型に入れます
4、ゼラチンを電子レンジで20秒ほど加熱して溶かしミルクに加えてよく混ぜます
5、ゼラチンを混ぜたミルクを型に流し冷やしてゼリーが固まったら出来上がり
まとめ
すいかは甘くて食べやすいので食べ過ぎに気を付けてくださいね。初めて食べさせる時には口腔アレルギーに注意をしてください。
そのまま食べても美味しいですが、ゼリーなどにするのもおすすめなのでレシピを参考に作ってみてください。
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