チーズには様々な種類があり、スーパーに行くとたくさんのチーズが売られていますよね。離乳食にもチーズを使うことができますが、チーズによって味や脂肪分なども様々です。
クリームチーズは、チーズケーキなどによく使われるチーズで好きな方も多いですが、赤ちゃんにはいつ頃からどれくらい与えてよいのでしょうか?
だいたいの目安はどれくらいなのか知っておくと、離乳食のレシピの幅も広がるかもしれませんよ。クリームチーズを使った離乳食レシピも載せていますので参考に!
離乳食でクリームチーズはいつから?そのまま食べるなら?
離乳食でクリームチーズはいつから?
赤ちゃんは、離乳食中期の生後8ヶ月頃からクリームチーズを食べることが出来ます。
8ヶ月頃からはプロセスチーズも使えるようになります。クリームチーズも他のチーズ同様に塩分や脂肪分が高いので食べさせる量は少量にしておきましょう。
クリームチーズは積極的に赤ちゃんに食べさせなくても良い食材と思いますが、冷蔵庫にたまたまあった場合などに使ってみるとマンネリ化しやすい離乳食の味に変化をつけることができるので良いかもしれません。離乳食のレパートリーも増えると思います。
8ヶ月頃など食べ始めたころの赤ちゃんには、細かく刻んだり、すりつぶしてミルクや牛乳などで溶いてあげたものを野菜などに混ぜると食べやすいです。
1歳頃は一口くらいの大きさに刻んで食べさせても良いですよ。
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離乳食でそのままクリームチーズを食べられる?
クリームチーズは加熱せずにそのままでも食べさせて大丈夫な食材ですが、初めて食べさせる時や、しっかりと噛んで飲み込めるようになるまでは牛乳などで伸ばしたり、他の食材と合わせて加熱して与える方が安心だと思います。
クリームチーズは、柔らかく口の中に引っ付いてしまうかもしれません。上手に食べられるようになるまでは喉などにひっかかってしまっては大変なので、つぶして滑らかにのばしてから与えるなどしましょう。
1歳くらいであれば、離乳食でもそのまま食べられるので食べやすい大きさにして与えましょう。
クリームチーズは冷蔵庫から出したばかりのものではやや固いのですが、食べる直前に常温に戻せば、クリームのように柔らかくなめらかな舌触りになります。小さくサイコロ状に刻んでそのまま与えてみるとよいでしょう。
クリームチーズの栄養は?
クリームチーズとは、生クリーム又はクリームと牛乳を混ぜ合わせたものから作るやわらかいチーズで、熟成はさせないフレッシュチーズです。口当たりはなめらかでほのかな酸味があるのが特徴です。
クリームチーズにはタンパク質、脂質が豊富に含まれています。さっぱりしている割には脂質が多いので、たくさん食べ過ぎるとカロリーオーバーになるので注意が必要です。臓器、皮膚、髪、爪などからだをつくのに欠かせないタンパク質が手軽に取れるのが嬉しいですね。
ほかにもクリームチーズには、ナトリウム・ビタミンA・ビタミンB2・亜鉛なども多く含まれていますよ。
初めて食べる時にはアレルギーに注意!
チーズはカルシウムの吸収率が高いので優秀なたんぱく源ですが、アレルギーを起こしやすい食材でもあります。チーズの原料になっているのは牛乳ですので、乳製品のアレルギーに注意が必要です。
赤ちゃんの消化機能はまだ未熟で、アレルギーの原因になるたんぱく質をうまく分解することができず、アレルギーになる可能性があります。牛乳アレルギーは、小麦や卵に並んで乳幼児はアレルギーになりやすいので注意が必要です。
血の繋がった家族や親戚に牛乳アレルギーがあるのであれば、アレルギーになる可能性もあるので慎重に与えてくださいね。
牛乳アレルギーの主な症状
- 皮膚症状
(じんましん、発疹、唇が腫れる) - 咳、呼吸がくるしい
- 腹痛
- 嘔吐、下痢
- 全身症状(アナフィラキシーショック)
食物アレルギーでもっとも多いのが皮膚症状です。しかし、体質は一人ひとり違うので重症な症状がでることもありますので、初めてのときは気をつけてください。
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赤ちゃんの離乳食で与えるクリームチーズの量は?
チーズは塩分の摂りすぎに注意
クリームチーズは他のチーズに比べると塩分は控えめですが、たくさん食べてしまうと塩分を摂りすぎてしまう可能性があります。
チーズの塩分を利用して調味したり、塩を控えた料理法なら問題はありませんが注意するようにしてください。
クリームチーズの塩分
クリームチーズ100gあたりにはどれくらい塩分が含まれているかご存知でしょうか?クリームチーズ100gにはおよそ260mgのナトリウムが含まれています。
ナトリウム=塩分量ではありませんので、塩分を知るには以下の方法で計算するとわかります。
【ナトリウムを塩分に換算する方法】
ナトリウム(㎎)÷400=食塩(g)
この計算式によると、クリームチーズには100gあたり0.65gの塩分が含まれています。
大さじ1杯が約13gと言われていますので、
クリームチーズ大さじ1杯でだいたい0.1gの塩分だと思っておいてください。
【離乳食期の塩分の摂取目安】
・生後5~6ヶ月頃 :母乳やミルクに含まれている量で十分
・生後7~8ヶ月頃 :1日に0,3g程度
・生後9~11ヶ月頃:1日に0,5g程度
・1歳~1歳半頃 :1日に1,5~2,0g程度
※目安なので、あえて味付けをしなくても良いです。
クリームチーズの使う量の目安は?
塩分の摂りすぎが気になるクリームチーズですがどれくらいの量であれば使えるのでしょうか?
いたいの量でいいので目安を知っておくと離乳食作りに役立ちますよ。
1日の塩分量が多くなってしまわないように、クリームチーズを使うのは2回、3回の離乳食の1回だけにしておくと良いと思いますよ。また、チーズ以外にも塩分を摂取すると思いますので、他の離乳食の塩分も考えて使うようにしてください。
1回の離乳食でだいたい小さじ1程にしておくと良いと思います。
クリームチーズを使った離乳食レシピ
どのように与えれば良いか分からない時に参考に作ってみてください!
離乳食中期後半~:おじゃが焼きマッシュ
材料(手づかみ8本分)
ジャガイモ 半分
クリームチーズ 大さじ1
牛乳 必要に応じて
サラダ油 少々
作り方
1、じゃがいもはやわらかくゆでてつぶす。
2、牛乳をほんのちょっと加えてのばし、クリームチーズも加えてマッシュ状にする。
3、手づかみしやすいよう、手のひらでころころまるめてから棒状に。
4、サラダ油をキッチンペーパーにしみこませ、フライパンに塗る。
5、弱火でじ~っくり両面焼く。
離乳食後期:クリームチーズオムレツ
材料
卵 1個
クリームチーズ(kiri) 1個(18g
牛乳または粉ミルク(湯で溶いたもの) 大さじ2
砂糖(お好みで) 小さじ1
青のり(お好みで) 適量
作り方
1、クリームチーズは3等分に細長く切る。
2、卵と牛乳、砂糖は器に入れ、混ぜ合わせる。
3、熱したフライパンに(テフロン加工でなければバター少々(分量外))2を1/3量入れて混ぜ、クリームチーズを乗せる。
4、クリームチーズを包み、形を整えて卵にしっかり火が通ったら完成☆
これを残り2個作る。お好みで青のりをかけて
離乳食完了期:豆腐ヨーグルトチーズケーキ
材料
クリームチーズ 150g
けんちゃん豆腐 80g
無糖ヨーグルト 100g
砂糖 大さじ2
レモン汁 大さじ2
粉ゼラチン 5g
水 50ml
いちご(デコ用) 10個
作り方
1、クリームチーズを、常温で柔らかくしておく。もしくは、レンジで30秒程度チンっ!
(レンジによって差があるので様子をみて)
2、1のクリームチーズ、ヨーグルト、豆腐をホイッパーでよく混ぜる。(けんちゃん豆腐以外は、お好みで裏ごしするとなめらかに)
3、2に、お砂糖を入れホイッパーでよく混ぜる。
4、3に、レモン汁を入れホイッパーでよく混ぜる。
5、粉ゼラチンを水に溶き、レンジで30秒チンッ。
6、4と、5のゼラチンをホイッパーでよく混ぜる。
7、あとは型に入れて冷蔵庫冷やすだけ。固まったらイチゴをトッピングして出来上がり
まとめ
- クリームチーズは離乳食中期の後半、生後8ヶ月頃から食べられる
- 飲み込みにくいので、1歳頃までは料理に混ぜたり、牛乳などで伸ばして与えましょう
- 塩分の摂りすぎにならないように使う量に気をつけましょう
- 初めて与える時にはアレルギーに注意!
おかゆやじゃがいも、ケーキなどいろんな使い方ができるので試してみてくださいね!
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