切り干し大根は生の大根を細く切って天日干しした乾物です。
大根だから栄養があまりなさそうだし、かたくて離乳食には使えなさそう!と思っている方は多いかもしれませんが、栄養たっぷりで赤ちゃんだって食べることができるんですよ。
今回は離乳食の切り干し大根について役立つ情報をまとめました。
赤ちゃんの離乳食で切り干し大根はいつから?
離乳食で切り干し大根はいつから?
赤ちゃんは離乳食完了期の生後1歳頃から切り干し大根を食べることができます。
サイトや離乳食の本には離乳食後期から食べられると載っているものもありますが、切り干し大根は繊維が固いので、しっかり噛めないと食べることができません。
歯茎でしっかり噛めるようになり、うまく飲み込めるようになる生後9ヶ月頃からであれば大丈夫ですが、1歳頃から食べさせることをおすすめします。
食べ始めた頃は、小さめに切ってしっかり柔らかくなるまで煮てから与えるようにしてください。大人のものを取り分けても良いですが、薄味で味付けするように心がけてくださいね。
赤ちゃんの食べる様子を見て大きさも少しずつ大きくしていき、食べる量も増やしていくと良いと思います。
切り干し大根の栄養は?カルシウムや食物繊維がたっぷり!
切り干し大根は、太陽の光を浴びることで大根の旨味や栄養が凝縮され、栄養価がアップしています。
大根と比べると、10倍以上に栄養価が高いものもあります。
- カルシウム 約23倍
- カリウム 約14倍
- 食物繊維 約16倍
- ビタミンB1.B2 約10倍
赤ちゃんの歯や骨を強くしたり、疲労回復効果も期待で済ます。
食物繊維もたっぷり含まれているので、便秘気味の赤ちゃんにも良いかもしれませんね。
赤ちゃんの離乳食で切り干し大根でアレルギーは?与えるときの注意点!
赤ちゃんの切り干し大根のアレルギーは?
切り干し大根は大根を干したものです。
大根はアレルギー症状がでにくい野菜と言われています。
しかし、アレルギー症状が全くないわけではないので、初めて与える時は少量にしておく方が良いでしょう。
口の周りが痒くなったり、赤くなったり、発疹が出たりなどいつもと違う様子があれば病院で診てもらうと安心ですね。
切り干し大根を食べ過ぎると下痢や便秘になる?
切り干し大根には豊富に食物繊維が含まれています。
その多くは不溶性の食物繊維で腸のぜん動運動を活発にして、便が排出されるように促す作用があります。
この不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収することで便のかさを増やすため、一度にたくさん摂取すると次のような心配もあります。
- お腹が張る
- 便がかたくなって便秘になる
また、腸内が活発になりすぎて下痢になることもあるので与え過ぎないように注意してください。
切り干し大根の選び方
離乳食で赤ちゃんに切り干し大根を食べさせるのであれば、より栄養価が高く安全なものを食べさせてあげたいと思う方もいると思います。
切り干し大根でも安いものから高いものまで幅広くありますので、どれを買えば良いか迷う方もいると思います。
安全性や栄養価を考えて選ぶのであれば、国産の無農薬で育てられた有機栽培の大根を使用しているものを選んでください。
できれば、天日干しにして作られたものがより栄養価も高いです。
中には外国産の残留農薬が心配な大根を使用しているものもあるようなので注意しましょう。
こちらがおすすめです▼
離乳食の切り干しの下ごしらえや与え方、保存方法は?
離乳食の切り干し大根の下ごしらえ
切り干し大根を離乳食に使うときの下ごしらえ方法をご紹介します。
- 切り干し大根を一度水で戻し、汚れを取り除く
- 熱湯を上からかけて乾物の臭みを取り除きます
- 食べやすく小さく切ってからだし汁などで柔らかく煮ましょう。
約4倍に膨らみますよ。
赤ちゃんの食べやすい大きさに刻んで食べさせてあげてください。
切り干し大根の冷凍保存は?
切り干し大根は乾燥させて販売されていますので、使う分だけ水に戻して調理するのが1番です。しかし、水に戻して茹でると意外と量が多かったということもあると思います。
数日以内に食べきれないようなら冷凍保存もできますよ。
冷凍すると2週間〜1カ月ほど保存が可能です。冷凍してもそれほど味の変化がなく解凍後も美味しく食べられるようです。
冷凍保存方法
できるだけ水分を少ない状態にして、ラップに小分けに包みます。その後に冷凍保存用の袋にいれて冷凍してください。
解凍は自然解凍がおすすめです。
赤ちゃんの離乳食で切り干し大根の煮物やご飯を作ったときも冷凍することができます。
赤ちゃんに与えるものなので、冷凍後は1週間を目安に食べきる方が良いでしょう。
冷凍方法は、製氷皿や小分けの容器に1食分ずつ入れて冷凍してください。解凍は電子レンジで大丈夫ですが、しっかり加熱をしてから与えてくださいね。
赤ちゃんにおすすめの切り干し大根のおすすめ離乳食レシピ
切り干し大根の煮物
材料
切り干し大根 15g(乾燥した状態で)
にんじん 1/5本
しいたけ 1個
油揚げ 1/5枚
だし汁 200cc
しょうゆ 大1/2
みりん 大1/3
油 適量
作り方
1、切り干し大根は水で洗い、絞らずに10分くらい放置しておく。
2、切り干し大根、人参、椎茸、油揚げを月齢に応じた大きさに刻む。切り干し大根は切る前に絞ってください。
3、鍋にサラダ油を敷き、2を全て入れて少し炒める。
4、油がなじんだら、だし汁と調味料を全て入れ、煮汁がわずかになるまで煮たら出来上がり☆
切り干し大根の炊き込みご飯
材料
米 2合
切り干し大根 25~30g(乾燥したもの)
にんじん 1/2本
えのき 1/2袋
しょうゆ 大1
★酒 大1
★みりん 大1
作り方
1、米は洗って30分程置いておきます。
2、切干大根はサッと洗い水気を絞り短く切る。
人参は小さめの角切り。
えのきも短く切る。
3、米に調味料★を入れ、水を2合目まで入れて軽く混ぜます。軟飯の場合は2.5合まで水を入れます。
4、切干大根,人参,えのきを上に散らしてスイッチON♪
5、炊きあがったら全体を混ぜて蒸らします。
切り干し大根のあえもの
材料
切り干し大根 5g
鶏ササミ 10g
きゅうり 10g
だし汁 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/4
ごま油 少々
作り方
1、切り干し大根は軽くもみ洗いしてからやわらかく戻し、水けをしぼって長さ1cmくらいに切る。
2、解凍した鶏ササミはゆでてみじん切りにし、だし汁(少々・分量外)をかけておく。
3、1.をやわらかくゆで、せん切りにしたきゅうりを加えてひと煮立ちさせ、ざるにあげて水けをきる。
4、3.をだし汁、しょうゆ、ごま油であえる。
切り干し大根のみそ汁
作り方
切干大根 2g
小松菜 15g
だし汁 3/4カップ
みそ 小さじ1/2
作り方
1、『切干大根』は軽くもみ洗いしてからやわらかく戻し、水けをしぼって長さ1cmくらいに切る。
2、小松菜の茎は長さ1cmに、葉は1cm角に切る。
3、だし汁で1.を煮て、やわらかくなったら小松菜の茎を入れ、火が通ったら小松菜の葉を入れて煮る。最後にみそを溶き入れる。
まとめ
・赤ちゃんは離乳食完了期の1歳頃から切り干し大根を食べられる
・アレルギーにはなりにくい食材ですが、初めての時には少量に
・食物繊維が多いので、食べ過ぎは下痢や便秘になることもある
・切り干し大根は冷凍保存が可能!
栄養たっぷりの乾物なので、ぜひ離乳食に取り入れて食べさせてあげてくださいね。
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