パプリカは肉厚で甘みがあり、赤や黄色、オレンジと色鮮やかな見た目もきれいな野菜ですよね。サラダや焼き野菜などいろんな料理に使われ、栄養も豊富に含まれているんですよ!
ピーマンに似ていますが、離乳食にはいつから使えるのでしょうか?
下ごしらえや調理法などもまとめましたので参考にしてくださいね。
赤ちゃんの離乳食でパプリカはいつから?
赤ちゃんにパプリカはいつから?
赤ちゃんは、離乳食中期の生後7、8ヶ月頃からパプリカを食べることができます。
かたそうで離乳食に使えないような感じがしますが、ピーマンに比べて苦味がなく、加熱をすると甘みが出て美味しい野菜なんですよ。
パプリカの果肉は繊維がしっかりしていてかためなので、離乳食初期には与えられません。また、少し青臭さがあるので、離乳食中期でも少しずつ慣れさせ食べるようにしていきましょう。
薄皮があるので、薄皮は1歳までは下ごしらえで取り除いてから調理してあげてださい。
(下ごしらえ方法は後ほどご紹介しています!)
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パプリカの栄養は?赤ちゃんの風邪予防に◎
パプリカにはビタミンCが豊富に含まれており、特に赤いパプリカはピーマンの約2倍も含まれています。ビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラスで、免疫力を高め、風邪予防や疲労回復に効果的です
パプリカには、ビタミンPと呼ばれるスペリジンが含まれます。ビタミンPは毛細血管を強くし、この成分のおかけでビタミン類が熱によって壊れるのを防ぎます。加熱調理をしても栄養が少なくならないので、離乳食でもしっかり栄養を与えることができますよ。
また、βカロテンも豊富に含まれており、ピーマンの2.7倍もの含有量です。βカロテンは抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜を丈夫に保つ効果がありますよ。
パプリカで赤ちゃんのアレルギーの心配は?
パプリカでアレルギーが出ることは少ないと言われています。
しかし、食べ物である以上はアレルギー症状が出ることもあり、パプリカでもアレルギー反応が出ることがまれにあるそうです。初めて食べさせるときには注意が必要です。
症状としては、
- 口の周りや口の中が痒くなる
- 喉がイガイガする
- 蕁麻疹
- 下痢
- 嘔吐
などが起こると言われています。
パプリカに含まれるレクチンというたんぱく質の一種が、人によっては体の細胞の働きに大きな影響を与えるこもがあるようです。そのせいで細胞膜にダメージが出てしまい、免疫力が下がってアレルギー症状が起こるようです。
初めて赤ちゃんに与える時は、小さじ1の少量を与えて、いつもと変わったことがないか様子を見てあげてください。
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離乳食のパプリカの薄皮のむき方や冷凍方法は?
美味しいパプリカの選び方は?
赤ちゃんに食べさせてあげるなら、新鮮で美味しいパプリカを食べさせてあげたいですよね。
【美味しいパプリカの選び方】
- パプリカの色が均一で艶がある
- ずっしりとしていてしっかりと弾力がある
- 軸の切り口がまだ新しく茶色くなっていないもの
柔らかいものやしわっぽくなっているものは古くなっていて鮮度が落ちているので避けましょう。鮮度が落ちているものは、栄養も損なわれていますよ。
パプリカの離乳食の下ごしらえ&薄皮のむき方は?
パプリカは皮がかたくて赤ちゃんには食べづらいので皮をむいて調理するようにしましょう。また、薄皮があるとうまく飲み込めず喉にひっかかる可能性もあります。
パプリカの皮むきは1歳頃までは行い、赤ちゃんの様子を見ながら皮つきでも食べられそうなら与えていっても良いでしょう。
また、中の白いワタの部分に苦味の成分があるので、しっかり取り除いてあげましょう。
パプリカの下ごしらえ(薄皮のむき方)
- パプリカを縦半分に切り、ヘタ・種を取り除く
- 沸騰したお湯で、柔らかくなるまで茹でる
- 茹で上がったらすぐに冷水に入れ、皮をむく
- 皮をむいたものは、赤ちゃんの食べやすい大きさに切って使うようにしましょう。
こちらはピーマンですが、同じように湯向きできるので参考にご覧ください▼
★電子レンジでも加熱できます。
種を取り除いたパプリカをラップで包み、1分くらい加熱してから、冷水入れると皮がむきやすくなります。
(しっかり加熱しないと薄皮がむきにくいので、かたければ加熱時間を足してください。)
パプリカの冷凍保存方法は?
画像引用:https://nagonnchi.com/paprika-1093
パプリカは冷凍することができる食材です。
離乳食用のパプリカの冷凍方法は、種やヘタをとり、茹でて薄皮をむきましょう。
冷凍する前にペーストにしたり、細かく切っておくと次の調理の時にすぐに使えて便利ですね。製氷皿やシリコンカップなどに小分けにしていれて冷凍しましょう。
生のまま冷凍することもできますので、生の場合はへたや種を取ってよく洗い、水気を切ってから、パプリカどうしが重ならないようにラップをして冷凍してください。
赤ちゃんに与えるものは、1週間を目安に使い切るようにしてくださいね。
赤ちゃんのパプリカを使ったオススメ離乳食レシピ
離乳食中期:ミートソース
材料 (約110g)
鶏ささみ肉 30g
玉ねぎ 1/8個
にんじん 3cm
アスパラの穂先 5本分
パプリカ 1/8個
水 100ml
カゴメトマトピューレー 大さじ2
塩(入れなくてもOK) ほんの少し
作り方
1、野菜はみじん切りにし、ささみはボイルして細かくきざんでおく。
2、鍋に水と野菜を入れ10-15分煮る
3、野菜が柔らかくなったら、ささみ、トマトピューレー、塩を入れて3分ほど煮て完成。
離乳食中期:パプリカと鶏ささみのサラダライス
材料
ご飯(時期に合わせた柔らかさで。)1杯分
白湯 少々(小1~)
茹でたみじん切りのパプリカ 大1前後
茹でて咲いた鶏ささみ 大1~
作り方
1、ご飯にパプリカ、ささみを混ぜて、少し冷ます。
2、白湯を足してまぜ、少しさらさらになったらできあがり★
離乳食後期:ラタトゥイユ
材料
鳥挽き肉 50g
ピーマン 1個
パプリカ 1/4個
玉ねぎ 1/4
なす 1/2個
ミディトマト 3個
赤ちゃん用コンソメ 1袋
作り方
1、トマトは湯剥きして皮と種を取り除き、細かく刻む。
2、野菜はすべて食べやすい大きさにきる。
3、熱した鍋に鳥挽き肉を炒め、細かくほぐしたら野菜をすべて入れて少し炒める。
4、水80CC、コンソメをいれてぐつぐつ煮込んで好みの濃さまで煮詰めて完成!
離乳食後期:パプリカのスープ
材料 (作りやすい分量)
パプリカ 1個
牛乳 150cc
オリーブオイル(なくても可) 小さじ1/2
作り方
1、パプリカは半分に切ってヘタと種をとる。写真のようにヘタの下に切り込みを入れるときれいに取れます。
2、パプリカの皮面をグリル等で焼いて、冷水にとり、皮をむく。
3、パプリカと牛乳をミキサーにかける。
4、③を鍋に移し、焦げないようかき混ぜながら煮立たせる。煮立たったら火を止めてオリーブオイルを入れて混ぜる。
離乳食完了期:ピーマンとパプリカの炒飯
材料 (1回分)
合い挽き肉 15g
茹でたピーマン 10g
茹でたパプリカ 10g
茹でた玉ねぎ 20g
塩 少々
サラダ油 少々
ご飯or軟飯 80〜90g
作り方
1、茹でた野菜は月齢に応じたサイズにみじん切りにしておく。
2、フライパンにサラダ油少々をひいて野菜を炒め、塩少々で味付けをする。
3、肉も入れて、肉にしっかり火が通るまで炒める。
4、ご飯を入れて、具とご飯をよく混ぜたら出来上がり☆
離乳食完了期:具沢山クリームスープ
材料 (8食分)
鶏もも肉(皮、脂を除く)120g
玉ねぎ 1/2個(120g)
赤パプリカ 1個(120g)
いんげん 70g
人参 1/2本弱(50g)
じゃがいも 中1個(120g)
コーンクリーム缶 1缶(190g)
水 250CC
牛乳 50CC
作り方
1、いんげんは、軽く茹でてから、食べやすい大きさにカットする。
2、鶏もも肉は、皮、脂を除き、パプリカは皮を剥ぎ、他の野菜類も、カットしておく。
3、鍋に、サラダ油を熱し、鶏もも肉、玉ねぎ、人参を炒める。
4、肉の色が変わってきたら、パプリカ、じゃがいもを加え更に炒める。
5、先に茹でておいた、いんげん、水を加え、具材が柔らかくなるまで煮込む。
6、柔らかくなったら、コーンクリーム缶を加え、火にかける。
7、グツグツなってきたら、牛乳を加え、一煮立ちさせて、出来上がり!
まとめ
- 赤ちゃん離乳食中期の生後7.8ヶ月頃からパプリカを食べられる
- 薄皮やワタはしっかり取り除いてから調理しましょう。
- 初めて与えるときにはアレルギーに注意!
- 冷凍保存もできるので、下ごしらえをしてから冷凍するのがオススメ
栄養たっぷりなので、いろんな料理に使ってみてくださいね!
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