乳製品 離乳食後期から使える食材

赤ちゃんは生クリームをいつから食べられる?アレルギーなどの注意点や代用できるものは?

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誕生日やクリスマスなどにはケーキを食べてお祝いすることが多いと思います。

生クリームたっぷりのケーキは甘くてとっても美味しいですよね。

 

離乳食が始まっている赤ちゃんはケーキに興味を持って食べたがることもあると思いますが、一体いつから生クリームは与えても良いのでしょうか?

アレルギーの心配も気になるところです。

 

 

今回は、赤ちゃんに生クリームいつから与えてよいのか、アレルギーの心配はあるのか、生クリームの代用できるものなどについてまとめました。

 




赤ちゃんは生クリームをいつから食べられるの?

赤ちゃんに生クリームはいつから?

赤ちゃんには、離乳食後期の生後9~11ヶ月頃から生クリームを与えることができます。

 

ただし、スープや和え物のコクだしとして使う程度で、少量から始めましょう。

生クリームは「乳製品」ですが、その成分のおおくは「脂肪分」になります。
乳脂肪分が多いため、バターと同じような感覚で料理に使いましょう。

赤ちゃんが食べる離乳食には、少量だけ使うようにしてください。

 

脂肪分が多いものは、消化器官が未熟な赤ちゃんの体に負担をかけてしまいます。
うまく消化できずに下痢をしてしまうこともあるので注意が必要です。

 

赤ちゃんの離乳食に使用するなら「動物性生クリーム」を!

画像引用:https://kaden.watch.impress.co.jp/img/kdw/docs/713/042/html/22.jpg.html

 

生クリームには、動物性と植物性の2種類があります。

動物性生クリーム

原料は牛乳

植物性生クリーム

植物性の油脂などから作られる。
添加物も入っています。

 

赤ちゃんに与える場合は動物性の生クリームを使うようにしましょう。

植物性の生クリームには、油脂類や添加物が含まれるので、離乳食の期間中の赤ちゃんには使わないようにしてください。

 

お値段も倍ほど違い、動物性の方が高いのですが、赤ちゃんには動物性を!

 

生クリームの栄養成分は?赤ちゃんに良い成分も!

生クリームは、牛乳から分離して取り出した、乳脂肪分18%以上のクリームのことを指します。

乳脂肪分のみを原料にしているため、脂肪分やカロリーが高くなっています。

 

意外にも、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなどの栄養もしっかり含まれていますよ。

ビタミンB1には、糖質の代謝を促進し、エネルギー補給や疲労回復効果があり、ビタミンB2には、皮膚や粘膜の成長に働きかけます。

歯や骨を丈夫にしてくれるカルシウムも豊富なので、赤ちゃんにも良さそうですね。



赤ちゃんに生クリームを与える時の注意点!アレルギーの心配は?

生クリームは乳製品アレルギーに注意!

生クリームの原料は牛乳なので、初めて与える時には乳製品のアレルギーに注意しましょう。

牛乳はアレルゲンになりやすい特定原材料(8品目)』に含まれています。

 

牛乳アレルギーの症状は2種類あります。

・摂取してから数分で現れるもの(即時反応)

・数時間もしくは数日経ってから現れるもの(遅延反応)

いずれの反応が見られた場合でも、少量摂取しただけでも激しい反応を引き起こす可能性があるので気をつけてください。

 

主な症状は、

  • 皮膚の赤み
  • かゆみ
  • じんましん
  • 眼の充血
  • 吐き気
  • 下痢、嘔吐
  • 全身(アナフィアラキシー)

など様々です。

 

初めて食べる時にはアレルギー反応が出て症状が重篤化しないように、ごく少量にしておきましょう。
また、すぐに病院で診てもらえるように平日の午前中などに食べさせるようにしてください。

 

赤ちゃんに生クリームを与える時に気をつけることは?

赤ちゃんに使うものはできるだけ新鮮なものを使いましょう。

賞味期限は未開封の状態のものなので、一度開封してしまったら。3,4日の内に使い切るようにしましょう。

 

今はパックのものだけでなく、キャップをして保存できる生クリームも売っているので、少量ずつ使うのであれば鮮度が保ててオススメですよ。

 

ちなみに、生クリームは冷凍は向いていません

解凍すると油脂分と水分が分離してしまうので、ホイップできなくなってしまいます。
ただし、料理にいれたりするなら問題ないと思います。

その場合は、使用する半日前に冷蔵庫に移すと解凍できますよ。



 

赤ちゃんに大人とケーキや生クリームはいつから?生クリームの代用できるものは?

大人と同じ味付けのケーキや生クリームが食べられるのはいつから?

 

市販のケーキには、砂糖や油分が多く含まれています。

1歳になったら赤ちゃんの食べられるものは増えますが、まだ大人と同じ味付けのものを同じ量食べることはできません。

 

また、甘くておいしいケーキを一度食べたら、その味は覚えているので癖になって薄味のものを食べなくなってしまう恐れもあるようです。

基本的に3歳までは野菜や果物の甘さで十分な時期なので、ケーキの甘さは子どもの味覚形成にも、歯にも良くありません。

ケーキに限らず、普段のおやつもできるだけ甘さ控えめにした方がよいでしょう。

 

 

1歳、2歳のお誕生日のケーキは赤ちゃんが食べられるもので手作りのものを作ってあげると甘さも抑えられて良いでしょう(^^)よく水切りヨーグルトのケーキのレシピがありますが、赤ちゃんの体のことを考えると生クリームより断然良いですよ!

たくさん果物を飾ってあげればお子さんも大喜びだと思います。

 

関連記事

赤ちゃんが大人と同じケーキを食べられるのはいつから?生クリームがだめ?代わりになる手作りなら?

 

赤ちゃんでも食べられる生クリームの代用できるものは?

 

生クリームはあまり食べさせない方が良いということがお分かりいただけたと思います。

赤ちゃんが誕生日の時や、クリスマスなどには赤ちゃん用にもケーキを作ろうと思っている方もいると思います。

 

その場合は、他の食材で生クリームの代用をすることができますよ!

  • 水切りヨーグルト
  • 野菜クリーム
  • 豆腐クリーム

などであれば、赤ちゃんの体にも優しく栄養も摂れちゃいます!

 

それぞれの作り方をご紹介しますので参考に作ってみてください。

 

水切りヨーグルトの作り方

材料

  • プレーンヨーグルト 450g

 

作り方

  1. ボール、ざる、小皿(2,3cm高さのあるもの)、キッチンペーパー2枚を用意。
  2. 下から、ボール→小皿→ざる→キッチンペーパーの順に重ねる。
    ※小皿は逆さにして置いて下さい
  3. ヨーグルトを入れたら、ラップをかけて冷蔵庫へ!
    ※一晩置くと固さは十分に出ます。
    4,5時間でもゆるいですが水切り可能!

参考にしたレシピ:Cpicon 簡単!水切りヨーグルトの作り方

 

野菜クリームの作り方

 

材料

  • 南瓜
  • サツマイモ  (合わせて80~90g程度)
  • 牛乳(粉ミルク)大さじ2程度
  • (砂糖小さじ1と1/2)

 

作り方

  1. 加熱して柔らかくした南瓜とサツマイモを潰して裏ごしし、砂糖を加えて良く練り混ぜる。
  2. 牛乳(または調乳した粉ミルク)を少しずつ加え、固さを調節する。

参考にしたレシピ:Cpicon 離乳食★ベビと食べよう!クリスマスケーキ

 

豆腐クリームの作り方

材料

  • 木綿豆腐 100g
  • クリームチーズ 大1 
  • 砂糖 大1/2

 

作り方

  1. 木綿豆腐をラップ無しでレンジで4分チンする
    冷蔵庫で一晩寝かし水切りする
  2. 豆腐、クリームチーズ、砂糖をミキサーで混ぜ合わせる

 

まとめ

・生クリームは離乳食中期から少量のみ!

・赤ちゃんには動物性の生クリームを使いましょう

・初めて与える時は、アレルギーに注意!

・市販のケーキは甘すぎるので、3歳頃からがベスト

 

大きくなったら食べられるので、小さいうちは赤ちゃんのためにも控える方が良いでしょう。

少量なら大丈夫なので、赤ちゃんの成長に合わせて与えていってください。

 

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