たまねぎは、炒めたり、煮たりするとやわらかくなって甘みも出るので料理で大活躍する野菜ですよね。
しっかりつぶしてあげると離乳食を始めた頃でも食べることができるんですよ!
初めて玉ねぎを与える時にはどういったことに気を付けて食べさせてあげると良いのでしょうか?調理方法や月齢別のおすすめレシピなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの離乳食で玉ねぎはいつから?生はいつから?
赤ちゃんの離乳食で玉ねぎはいつから?
赤ちゃんは、離乳食初期の生後5.6カ月頃から玉ねぎ食べることができます。
生のままでは下痢をしてしまったり、辛くて食べられないこともあるので、必ずしっかりと加熱をしてから与えてください。
大人のように生のまま食べるのは、3歳頃まで控えておいた方がよいですよ!
しっかり加熱すると甘みが出てやわらかくなり、すりつぶしてペーストにもしやすいので赤ちゃんも食べやすいと思います。
おかゆに慣れてきたら与えてみてください。
玉ねぎのかたさや大きさの目安
5,6か月頃:茹でてすりつぶしてペースト状にする
7,8か月頃:茹でて細かく刻む
9~11か月頃:茹でて小さく刻む
1歳~1歳半頃:茹でて食べやすい大きさに切る(一口大)
関連記事
離乳食初期から使える野菜一覧!何から与えるのがおすすめ?量の目安は?
玉ねぎの栄養は?
体に良いと言われる玉ねぎですが、ビタミンやミネラル類は多くはありません。
その代わり、ケルセチン、硫化アリルという成分がたくさん含まれています。この成分はあまり聞きなれませんが、体にとっても良い成分なんです!
ケルセチン
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持っているので、血管を丈夫にして、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
硫化アリル
これは玉ねぎを切った時に目が痛くなったり、独特なネギ臭さや辛みの元だったりします。
この成分には、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
その他のは、食物繊維やカリウムも多く含まれていますので、体の調子を整えるのにとても良い野菜です。
初めて食べる赤ちゃんは玉ねぎアレルギーに注意!
玉ねぎでもアレルギー症状が出ることがあります。初めて食べる時には注意が必要です。
アレルギーを起こす場合の原因物質は「硫化アリル」という成分です。加熱するとこの成分は変化してアレルギーを起こすことも低くなります。
必ずしっかりと加熱してから食べさせるようにしてくださいね。
アレルギーの主な症状は、
- 頭痛、発熱
- 動機、めまい
- 吐き気
- 湿疹
- 嘔吐、下痢
など様々です。
アナフィラキシーショックで重篤な症状が出ることもあります。
初めて食べさせる時には、少量食べさせて反応がないか様子をみてあげてください
離乳食の玉ねぎの下ごしらえ・調理法・冷凍方法は?
離乳食の玉ねぎの下ごしらえ
玉ねぎは加熱せずに食べると独特の辛みがあって食べづらかったり、下痢を引き起こす原因になったりします。
離乳食に使う時には必ずしっかり加熱してやわらかくしてから与えましょう。加熱することで甘みが出て赤ちゃんにも食べやすくなりますよ。
離乳食初期では、煮崩れるくらいまでしっかりクタクタに茹でてください。茹で汁も一緒にペーストを作るとトロトロになりますよ。
加熱の方法は、鍋で茹でる方法、レンジで加熱する方法があります。
鍋を使ってお湯で茹でる方法
1、皮をむいて、茹でやすい大きさに玉ねぎをざく切りにする
2、沸騰したお湯でやわらかくなるまでしっかりと茹でる。
3、茹であがったら、水気を切ってからみじん切りにしたりすりつぶしたりしてください。
電子レンジで加熱する場合
1、皮をむいて小さめに切る
2、耐熱容器に玉ねぎをいれ、かぶるくらいに水を入れる
3、ふんわりラップをかけて500wで5分ほど加熱する
4、すりつぶしたり刻んだりする
繊維が丈夫なので少し時間はかかりますが、たくさん茹でて下ごしらえしておくと、いろんな食材に合わせて調理することができますよ。
茹で汁にも栄養があるので、捨てずに調理に使用しましょう。
基本的な下ごしらえ方法を動画で撮ってみましたので、参考にしてください▼
離乳食のたまねぎは冷凍保存OK!
玉ねぎはそのままでも、加熱してからでも冷凍することができますよ。
一度に全部使い切らない時には冷凍しておく方が鮮度が保てます。また、生のたまねぎを冷凍すると解凍した時に辛みを抑えることができるので、赤ちゃんにはとても良いですね。
そのまま冷凍する場合
たまねぎをうすくスライスするか、みじん切りにしてから冷凍保存用の袋に入れるか、ラップに包んで冷凍してください。
加熱してから冷凍する場合
茹でてやわらかくなったまねぎを、ペーストや月齢に合った大きさに切ってから製氷皿などに入れて少量ずつ冷凍してください。下準備をしておくことで、さっと調理に使うことができますよ。
解凍するときにはしっかりと加熱してから食べさせてあげましょう。
玉ねぎを使った離乳食レシピ【初期・中期・後期・完了期】
離乳食作りに参考になりそうな玉ねぎを使った離乳食レシピをご紹介します。ぜひ作ってみてください。
離乳食初期:オニオンスープ
出汁のうま味と玉ねぎの甘みでおいしく食べてくれそうなレシピです。
材料
玉ねぎ(小) 1個(110g)
水 大さじ3(1/4カップ)
だし汁又はコンソメスープ適量
作り方
1、玉ねぎをスライスし、耐熱容器に玉ねぎと水(大さじ3)を入れる。
2、ふんわりラップをして、電子レンジで4分程加熱。(500Wの場合)
3、しっかり柔かくした方が、潰した時になめらかになって◎。水分が残っているくらいでOK!
4、柔らかくなった玉ねぎをブレンダーでペースト状にする。(水分が足りない場合は、お湯で調節してください)
5、ペースト状の玉ねぎにだし汁で食べやすくして完成!
離乳食中期:ツナとじゃがいものミルクスープ
じゃがいもとツナと玉ねぎは相性ばっちり!ミルク風味で赤ちゃんも喜んで食べてくれると思います。
材料
玉ねぎ 1/8個
じゃがいも 1個
バター 少量
牛乳 50cc
水 50cc
ツナ 大さじ1
作り方
1、玉ねぎはみじん切り、じゃがいもは1cmの角切りに。鍋にバターを入れ玉ねぎを中火で軽く炒め、牛乳、水とじゃがいもをいれます
2、(①はツナじゃがいものミルクスープのレシピと同じです)
3、そのまま10分程度弱火でじゃがいもが柔らかくなるまで煮込み、お皿に取り分けます。水分を飛ばすと煮物のようになります
4、ツナをほぐして茶こしにいれ、油と塩抜きのためにお湯を回しかけます
5、③④を混ぜればできあがり
離乳食後期:トマトチーズリゾット
野菜もたんぱく質も摂れるから、これだけでもOKですね。
材料(2人分)
冷やご飯 120g
玉ねぎ 50g
人参 25g
1歳からのチーズ 2枚
野菜だし 200ml
1歳からのケチャップソース 小さじ2
バター 8g
とりささみ 1本
作り方
1、玉ねぎはみじん切りに、人参は1cm角に切る。耐熱皿に入れて電子レンジで500wで2分チンする。
2、鶏ささみは1cm角に切る。
3、チーズは、溶かしやすいよう、小さめに切っておく。
4、鍋にバターを引いて熱し、バターが溶けたら鶏ささみを入れて焼き色がつくまで炒める。
5、4にチンした人参、玉ねぎを加えて軽く炒めたら、野菜だしを加えて蓋をして5分煮る。
6、5に冷やご飯を入れてほぐしたら、1歳からのチーズ、1歳からのケチャップソースを入れる。
7、チーズが溶けまんべんなく混ぜたら完成!!
離乳食完了期:野菜たっぷりハンバーグ
手づかみ食べにも良いハンバーグは子供も大好きなメニューになると思いますよ。
材料(小さめサイズ16個分)
豚挽き肉 150g
豆腐 100g
にんじん 1本
玉ねぎ 1/2個
ピーマン 2個
塩こしょう 適量
醤油 小さじ1
しょうがチューブ 1センチ位
片栗粉 大さじ1
作り方
1、野菜は全てみじん切り。
にんじん玉ねぎピーマンの順に耐熱皿に入れてラップをして600Wで4分加熱。
冷ましておく。
2、ボールに豚挽き肉と豆腐を入れ、手で揉むようにしながら混ぜる。
ポリ袋を裏返して手袋のようにすると手が汚れずオススメです。
3、2に1の野菜を加え、塩こしょう、しょうが、醤油を入れて2と同様によく混ぜる。
4、片栗粉を加えて粘り気が出るまで混ぜたらタネの完成。
5、お好みの大きさで形を整えてフライパンに並べ、フタをして弱めの中火で両面5分ずつ焼いたら出来上がり!
まとめ
- 玉ねぎは離乳初期の生後5.6か月頃からOK
- 初めて食べる時はアレルギーに注意する
- 生は下痢の恐れがあるので、必ずしっかり加熱して調理する
- 生でも、加熱してからでも冷凍保存OK!
玉ねぎはいろんな料理に使え、他の食材と合わせやすい食材です。
たくさん下ごしらえをして冷凍しておくとさっと使えて便利なのでオススメですよ!
関連記事
キャベツはいつから?電子レンジで加熱もOK!冷凍方法・レシピもご紹介!