みんな大好きなお肉。その中でも、豚肉は脂身が美味しくいろんな料理に使えますよね。部位によってかたさや食感も違いますが、豚肉はいつから離乳食に使えるのでしょうか?
今回は、離乳食の豚肉についてまとめました。
Chapter 1. 豚肉の栄養
豚肉はたんぱく質やビタミンB1が豊富に含まれています。ビタミンB1は、疲労回復効果や、皮膚・粘膜の健康を維持する効果があります。含有量は牛肉や鶏肉の約10倍です!
その他にも脳の活性化をする「アラキドン酸」や、睡眠障害を改善する「トリプトファン」なども含まれています。
ナイアシン、ビタミン類、葉酸、鉄、亜鉛なども含んでいます。
Chapter 2. 豚肉を離乳食に使う時は
0.1. 離乳食後期からOK
鶏肉に慣れてきた9〜11ヶ月頃の離乳食後期から豚肉が食べられるようになります。脂肪分の少ない、やわらかいヒレやももの部分を選びましょう。脂身と赤身が霜降り状になったお肉は、やわらかくても離乳食には向きません。
また、お店で売られているひき肉は、脂肪分が多いので離乳食には使わない方が良いでしょう。少し面倒ですが、赤身のお肉を買って小さく切ってひき肉を作ると、赤ちゃんにも安心して使えますね。
調理の時には、できる限り脂身を取ってから加熱して与えます。茹でて余分な脂を落としてから細かく刻んで食べさせてあげてください。そのままだと食べづらいとおもいますので、おかゆやじゃがいもに混ぜたり、とろみをつけると良いかもしれないですね!
0.2. アレルギーに注意!
豚肉を食べるとアレルギーが出ることがあります。鶏肉や牛肉に比べ、比較的発症しにくいアレルギーですが、状態によっては重篤化することもあるので注意しましょう。
豚肉の赤身の部分に多く含まれるある種のタンパク質が、豚肉アレルギーの原因になっています。豚肉アレルギーは食べてから3~8時間ほどしてから症状が現れます。かゆみや吐き気、体調が悪いようならアレルギーの可能性があります。
初めての時は、必ず病院が開いている時間を考えて食べさせるようにしてくださいね。加熱するとアレルギーになりにくいので、しっかり火を通して少量与えて様子を見てください。
Chapter 3. 豚肉の下ごしらえ・調理法
0.1. 脂肪分はできるだけカット!
かたまり肉より、薄切り肉の方が使いやすくて火も通りやすいのでオススメです。調理の前に必ず脂身を取り除いて、一度ゆでるとさらに脂分を取ることができます。
茹でてから月齢に合った大きさに切って炒めたり、和えたりすると良いでしょう。
0.2. 冷凍保存OK
豚肉は生のままでも、加熱してからも冷凍することができます。
生の場合は、脂肪分を取ってから、少量ずつラップで包んでおくと調理の時に脂肪を取る手間がはぶけますよ。
茹でてから月齢に合った大きさに切ってから、小分けに容器に入れるか、製氷皿に入れて冷凍すると、忙しいときにはすぐに使うことができますね!
Chapter 4. かたさと大きさの目安
5,6か月頃・・・ × まだ食べられません
7,8か月頃・・・ × まだ食べられません
9~11ヶ月頃・・・茹でて包丁で細かく刻み
1歳~1歳6か月頃・・・茹でて小さく切るか、ほぐす