ケチャップは料理に使うと子供が大好きな味付けが簡単にできますね。
オムライスやスパゲッティなどには欠かせない調味料だと思いますが、赤ちゃんの離乳食が進んでくると離乳食にもケチャップを使っても良いのか気になってくると思います。
赤ちゃんにはいつ頃からケチャップを与えてよいのか、与える時の注意点や量などについてもまとめました。
どんなものを使用すればよいかも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの離乳食でケチャップはいつから?
ケチャップについては明確にいつ頃から使っても良いという基準はありません。
だいたい離乳食後期生後9か月頃から与えるのがおすすめです。
離乳食サイトによっては離乳食中期の生後7ヶ月頃からほんの少しなら使っても良い、とかかれているものもありますが離乳食中期頃までは味付けをする必要はないと思います。
離乳食は、大人と同じような食事をできるようになるための練習の期間です。
基本的には離乳食は薄味で素材の味を活かした味付けにするのが良いとされています。
それは赤ちゃんの舌は大人に比べて敏感で、薄味でも十分に素材の旨味を感じることができるからです。
また、消化器官も未発達なので、塩分が濃いものや刺激物などは胃や腸などの消化器官に負担をかけてしまいます。
小さい内から味の濃いものを食べていると、そういった食事しか美味しいと感じなくなり、将来には生活習慣病になるリスクが高まるということも分かっています。
ですから、調味料による味付けはできるだけしない方がよいですが、離乳食に飽きてしまっていたり、好き嫌いなどで食べムラが出来てきた頃から少しケチャップなどの調味料を取り入れると、赤ちゃんの味覚を刺激してくれて食べてくれるようになったりします。
私の場合は、市販のケチャップは1歳になってから少量使うようになりました。
それまではトマトペーストなどで代用することができますよ。
ケチャップの栄養や成分は?
ケチャップはチューブや瓶に入っているものが多いと思いますが、どのようなもので作られているか、栄養などについては知らない方もいると思います。
ケチャップは主に以下のような材料で作られています。
トマト、糖類、醸造酢、食塩、たまねぎ、香辛料
引用:kagome
トマトが原料なので、リコピンがたっぷりですよ。(抗酸化作用があります)
それ以外には炭水化物となる糖類が多く入っているので、エネルギーは摂ることが出来ますが、ビタミンなどは摂れませんので離乳食に使う場合は、味付けや風味づけのために使用するのがおすすめです。
ケチャップで赤ちゃんはアレルギーになる?
トマトに使用されている原材料を見ると、特にアレルギーを起こしやすい成分は入っていません。
アレルギーは出にくい調味料であると言えますが、トマトにアレルギーがある場合は注意が必要です。
ごくまれにトマトを食べてアレルギーがでることがありますので、ケチャップを当たる時の初めは少量で様子をみる方が良いでしょう。
イネ、スギ、ヒノキなどの花粉症がある場合には、トマトを含んだ食べ物でアレルギーの症状が出ることもあると言われています。
トマトには花粉のたんぱく質と似ている成分が含まれているようなので、花粉症のある赤ちゃんは特に注意が必要でしょう。
関連記事
離乳食で赤ちゃんの口元が真っ赤に!アレルギーの心配は?どのように対応すれば良い?
赤ちゃんの離乳食でケチャップの量や与え方は?
離乳食で使用するケチャップの量の目安は?
ケチャップの量は具体的にどれくらいならokという基準はありませんが、やはり使い過ぎは味が濃くなってしまうのでいけません。
使用するケチャップにもよりますが、「少な目」を意識して使いましょう。
多くの離乳食レシピを見ていると、1歳頃の使用でだいたい1回に小さじ1杯程度のものが多いです。
できるだけ塩分が少ないもので、素材の味を活かして作られているようなケチャップが良いでしょう。
手作りのものならより安心して使えますね。
赤ちゃんの離乳食でケチャップの与え方やおすすめの使い方は?
ケチャップは少量でも味が濃いので、甘みをプラスしたり風味を出すことができます。
加熱して煮込んで作らているので、あえて加熱して与える必要はありません。
以下のような使い方がおすすめですよ。
- トマト粥
- スープ
- スパゲッティ
- チキンライス
- ピザトースト
わりと何とでも相性が良いように思います。いろいろ試してみてください。
そのままポテトにつけて食べる、などの与え方は食べ過ぎてしまうのでよくありません。
何かに混ぜたり、仕上げに少しかける程度にしておきましょう。
赤ちゃんにおすすめのケチャップは?市販、手作りレシピ紹介
赤ちゃんの離乳食に使用するケチャップはどのようなものがおすすめなのかをまとめました。
市販のものでも、より良いものを使用することで赤ちゃんに良いものを食べさせてあげることができます。
作る時間があるなら手作りが無添加で、塩分や糖分の調節もできるので1番安心ですね。
赤ちゃんにおすすめの市販のケチャップ
ケチャップはいろんなメーカーから販売されています。
おすすめは「有機栽培」のトマトを使用しているものです。
有機栽培のトマトは栄養価が高く、農薬を使用していないのでおすすめです。
他には、塩分控えめな「1歳から使用できる」という記載があるようなものも良いでしょう。
食品添加物が含まれていないものを選んでくださいね。
塩分や糖分が気になるなら、トマトを煮込んで作られた「トマトピューレ」を使用するのもおすすめです。
煮込んで濃縮されているものもありますので、薄めて使うと食べやすくなると思います。
オタフク 1歳からのケチャップソース
オタフク 1歳からのケチャップソース(200g)【オタフク 1歳からのシリーズ】
【原材料】
トマト、ぶどう糖、にんじん、醸造酢、食塩、たまねぎ、でんぷん、ぶどう、マッシュルーム、プルーン、セロリ、白菜エキス、香辛料、酵母エキス
添加物が入っていないので安心して使えますよ。
減塩トマトケチャップ
無添加で有機栽培のトマトを使用しているので、子供に使いたいケチャップです。
トマトの旨味がたっぷりでトマト嫌いも美味しく食べられるそうです。
【原材料】
トマト・たまねぎ・にんにく・砂糖・醸造酢・食塩・香辛料
手作りのケチャップなら無添加で安心!手作りレシピあり
手づくりなら添加物なしでこだわりの材料で作ることができます。トマト缶などを使用すれば簡単に作れますよ。
大人用に味付けが多いので、赤ちゃんの為に味付けは調整されると良いですよ。
手作りトマトケチャップ
材料(作りやすい分量)
トマトホール缶 1缶
玉ねぎ 1/2玉
きび砂糖 大さじ1.5
にんにくすりおろし 1片分
塩 小さじ1
ローリエ 1枚
酢 小さじ1
作り方
1、材料を揃えます。玉ねぎはざく切りにする
2、トマト缶と玉ねぎを滑らかになるまでミキサーにかけます。
3、鍋にトマトペーストときび砂糖、塩、にんにく、ローリエを入れて30分ほど弱火で煮詰めていく。
4、たまにかき混ぜながら。はねそうなときは、鍋ふたを少しずらして煮詰めて下さいね。
5、好みの滑らかさまで煮詰めたら、酢を入れて火を止めます(私は鍋底に跡がつくくらいまで)
6、冷やして、保存する。
手作りケチャップの保存方法
消毒した密閉容器(瓶など)にいれて、冷蔵庫で2~3週間ほど保存できます。
良く使って開け閉めをする場合が、3日程で食べ切ると安心です。
赤ちゃんにおすすめのケチャップを使用した離乳食レシピ
離乳食後期におすすめのケチャップ使用レシピ
簡単ケチャップライスドリア
材料 (ママ1人、子供1人分)
☆ご飯 適量
☆バター 1かけ
☆1歳からの子供用ケチャップ味 適当に
ホワイトソース
バター:小麦粉:牛乳 大さじ1:1:10
塩
具(玉ねぎ、ハム、人参などお好みで)
粉チーズ 適当
パセリ 適当
作り方
1、☆のものをご飯が熱いうちに一気に混ぜてオーブンOKな器に盛っておきます。
2、具を入れたい方は、人参やハムなどをバターで炒めてご飯の上にのせます。
3、次にフライパンに★の材料を、バター、小麦粉、牛乳の順に入れてホワイトソースをつくります。塩で味を整えてください。
4、市販のホワイトソースを使う場合は3の工程は必要ありません。
5、ホワイトソースをご飯の上にのせて、粉チーズ、パセリをかけたら、オーブン又はオーブントースターでグラタンの要領で焼く。
タラのトマトソース煮
材料 (1人分(出来上がり量約100g))
タラ 15g
玉ねぎ 20g
人参 10g
キャベツ 20g
野菜だし 100ml
オリーブ油 小さじ1
一歳からのケチャップソース 小さじ1
■ ≪水溶き片栗粉≫
片栗粉 小さじ1
水 小さじ1
作り方
1、タラは湯がいて食べやすい大きさにほぐす。
2、玉ねぎはみじん切り、人参・キャベツは1.5から2㎝角に切る。
3、鍋にオリーブ油をひき、玉ねぎ、人参、キャベツを炒め、火が通ったら、タラ・野菜だしを加え蓋をして弱火で10分煮る。
4、10分たったら、ケチャップを加え、蓋をせずに煮立たせる。
5、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成!
離乳食完了期におすすめのケチャップ使用レシピ
ピザ風ごはんおやき
材料 (1食分)
ご飯 100g
薄力粉 大さじ1
ケチャップ 大さじ1
ミックスベジタブル 大さじ1〜
ピザチーズ 大さじ1
作り方
1、全部をボウルに入れてよく混ぜる。
2、熱して薄く油をひいたフライパンに、丸めて平らにしながら並べて焼く。
3、両面こんがり焼く。
ナポリタン風パスタ
材料 (1束分)
パスタ 1束
鶏ささみ 1本
人参 半分
玉ねぎ 半分
ピーマン 3個
ケチャップ 大さじ3〜4
茹で汁 大さじ3〜4
作り方
1、パスタ用のお湯と鶏ささみを茹でる用のお湯を沸かしておきます。
2、玉ねぎ、人参、ピーマンを粗めのみじん切りにし柔らかくなるまでレンチンします。
3、お湯が沸騰したら3分の1ほどに折ったパスタを長めに茹でます。パスタの長さはお好みで!
4、ささみも茹で中まで火が通ったら包丁で細かくします。1度に沢山茹でておき細かくした物を小分けにし冷凍しておくと楽です!
5、具材を全てフライパンに入れケチャップも入れ中火ぐらいで炒めます。
6、パスタが茹であがったらフライパンに移し茹で汁も加えて混ぜ合わせます。火は付けたままです。
7、混ぜ合わせたらお皿にに盛り付け完成
まとめ
ケチャップは少量でも甘みや風味を出すことができる便利な調味料です。
あまり早い時期からの使用はお勧めできませんが、少しずつ離乳食に取り入れてみると赤ちゃんの食も進むと思いますよ。
市販の利用が便利ですが、手作りもできるので参考につくってみてください。
関連記事
トマトはいつから?トマト缶やトマトジュースは?冷凍はできる?
離乳食の調味料の進め方は?赤ちゃんに使っても良い量はどれくらい?アレルギーは?