離乳食の進め方

生後9~11ヶ月離乳後期に移るタイミングは?離乳食の量や形状は?進め方のポイント!

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生後9か月頃になると離乳食を食べるのもずいぶんと上手になってくる頃だと思います。
食べ物への興味が出てきて、好き嫌いや遊び食べをする赤ちゃんもいるのではないでしょうか?

離乳食後期の離乳食が上手に食べられるようになると、次の「離乳食後期」にはどのタイミングで移れば良いのでしょうか・

 

生後9~11か月頃の離乳食後期について、食べ物の形状や量の目安、進め方などをまとめました。




離乳食後期に移行するタイミングは?生後9~11ヶ月頃の離乳食の特徴

9~11か月頃の離乳食後期に移るのはいつから?

7~8か月頃の離乳食を始めてから2か月くらい経ち、絹ごし豆腐のかたさのものがモグモグと食べられるようになったら、9~11か月頃の離乳食に進みます。

この時期を「カミカミ期」とも言います。

奥の歯茎でしっかり噛んで食べるようになるのであある程度かたさのあるものでも食べられるようになってきますよ。

 

この頃になるとお座りが上手にできるようになる赤ちゃんが多いとおもいますが、お座りがしっかりできると下半身が安定して食事に集中できるようになります。

また、食べ物への興味が出たり、自分から食べようという意欲が出てくる赤ちゃんもいます。

 

離乳食後期頃から「手づかみ食べ」を始める赤ちゃんも多いので、つかんで食べやすい離乳食を何品か準備してあげると良いでしょう。

 

 

生後9~11ヶ月の離乳食後期はどんな風に離乳食を食べる?

この時期は、舌が左右にも動くようになります。
口に入れた食べ物を舌で左右どちらかの歯茎の上に移動させて、歯茎で噛んで食べるようになりますよ。(カミカミ期と言われています)

 

食べ物に興味を持ってきている赤ちゃんは、小さなものを指でつまんだり、つぶしたり、指先の感触も楽しみます。
手で持って自分で口に運ぶという動作は、自分で食べられるようになるために必要なことです。

手づかみで食べられるメニューを一つでも入れてあげると良いと思います。

汚したりこぼしても、ある程度は自由にさせてあげた方が赤ちゃんの意欲が高まり成長につながります!

 

ますます活発になって、食事中にじっとしてくれないこともあると思いますが、家族での食事の時間を作り、楽しい雰囲気の中で食事ができれば良いですね。

 

生後9~11ヶ月離乳食後期の食事の回数は?

離乳食後期では、3回食にします。

3回食にならないようなら、生活リズムを見直しましょう。

離乳食の時間は特に決まりはありませんが、早朝・深夜を避けて以下の表を参考にしてください。

 

 

離乳食のスケジュール例

 

こちらは一例ですが、3回の離乳食の間は3~4時間はあけるようにしてください。

3回目の離乳食はあまり遅い時間にならないように、19時頃までには食べ終わるようにしましょう。

できるだけ決まった時間に食事を行う方がリズムが作りやすいですよ。

 

大人と一緒に食べるのであれば、大人の食事の時間を早くするように時間を調節してくださいね。



離乳食後期【生後9~11ヶ月頃】の離乳食の量・形状は?

離乳食後期で食べられる食材は?

個人差がありますが、、1日の栄養の60~70%を離乳食からとるようになります。

半分以上の栄養を離乳食から摂るようになるので、栄養バランスを考えて献立を考えて下さい。

まだ母乳やミルクも必要なので食事の後にも与えましょう。
(飲まないなら無理に与えなくてもOk)

 

食べられる食材の数も増え、食べ物のかたさが大人に近づくのでより多くのものが食べられるようになります。

大人の料理から取り分けて離乳食をつくることもできるようになりますよ。

 

鉄分が不足しがちな時期なので、レバーやまぐろ、ほうれん草など鉄分の多い食材を積極的に取り入れましょう。

 

離乳食後期では、生後7~8ヶ月頃に食べていた食材に加えて以下のものが食べられるようになります。

炭水化物・穀類

 

 

 

 

生後7~8ヶ月頃に食べられる食材はこちらよりご確認ください↓

関連記事 生後7~8ヶ月離乳食中期に移るタイミングは?離乳食の量や形状は?進め方のポイント!

 

 

生後9~11ヶ月頃の離乳食の量の目安は?

画像引用:http://baby-living.com/resipi/1452/

 

離乳食後期の目安量は以下のようになりますので、参考に準備してください。

お粥 全がゆ90g~軟飯80g
野菜・果物 30~40g
15g
15g
豆腐 45g
全卵1/2
乳製品 80g

*たんぱく質はこの内の1種類にしたり、組み合わせて量を考えて与えてください。

 

この頃になると好き嫌いや食べムラもでてくるので、日によって食べる量が違ってくることも少なくありません。
まだ、食後に母乳やミルクを与えて下さい。

飲まないようなら食事が足りているので無理に与える必要はありませんよ。

 

生後7~8ヶ月頃の離乳食のかたさや形状の目安は?

 

9~11か月頃の離乳食では、奥の歯茎で食べ物を噛めるようになります。

しっかり歯茎で噛む練習ができるよう、熟したバナナくらいのかたさのもの、指で少し力を入れると楽につぶせるくらいのかたさのものを目安にしてください。

柔らかいものであれば、大きめのさいの目など形があっても食べられるようになります。

 

大体の目安を画像で確認してください↓

 

 

お粥の場合は、5倍粥が目安です。



離乳食後期【生後9~11ヶ月頃】の進め方のポイントや注意点は?

離乳食後期では味付けでマンネリ化を防止!

同じような離乳食が続くと赤ちゃんだって飽きてしまいます。

なかなか赤ちゃんが食べてくれない、というときには少し味付けをしていくと良いでしょう。

 

離乳食後期になると、成長とともに消化器官も成長してきているので、味付けも少しずつしていくことができます。

少量の塩やしょうゆ、みそが使えるようになるので、献立にも変化がつけられますよ。

 

ただし、大人が食べて美味しいと感じる味付けは、赤ちゃんにとっては濃い味付けになります。
赤ちゃんに食べさせる離乳食は「ほんのり味がついている程度」にしておきましょう。

味の濃いものに慣れてしまうと、今まで食べてきた食材そのものの味では食べなくなってしまうことがありますので、できるだけ薄味を心がけてください。

 

調味料についてはこちらの記事をご覧ください↓

関連記事 離乳食の調味料の進め方は?赤ちゃんに使っても良い量はどれくらい?アレルギーは?

 

 

まとめ

離乳食後期は3回食になり食事の準備が大変になることもあるかもしれませんが、大人の料理から取り分けられるものは取って離乳食にしていくと準備の手間が省けますよ。

味付けは薄めにするためにも、大人の料理の味付けも出汁を使って薄味に仕上げたりしていくと良いと思います。

焦らずに赤ちゃんのペースでゆっくり進めていってくださいね。

 

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